今日の勿来高校

発想力・・・

2月22日(月)、祝日の狭間の登校日、それでも元気に登校してくれてありがとう。

2が3つ並ぶこの日、きっと何かの記念日になっているのではないかと思い、調べてみました。

「にゃん(2)、にゃん(2)、にゃん(2)」猫の日だそうです。人間の発想力の豊かさに驚きます。

 

ところで今日は、2年2組で数学Aの授業に参加しました。テーマは正多面体です。

前回まで実際に正4面体・正6面体・正8面体・正12面体・正20面体を厚紙で作成しました。

三角形を書くのに四苦八苦するもの、うまく面同士をのり付けできないもの、いびつな多面体に仕上げたものなどさまざまでした。

 

今日はそれぞれの正多面体の頂点、辺、面がいくつあるのか調べました。正4面体は4,6,4、正6面体は8,12,6です。

そして「頂点―辺+面=」をそれぞれ計算させます。すると全て「2」になるではありませんか。

これが「オイラーの多面体定理」です。多面体全般に当てはまるそうです。勿論発見者はオイラーさん。発想力が人並みではありませんね。

ちょっと待ってください・・・。2月22日2年2組で2を導いた!発想力が動き出します。

花好きのおじさん・・・

2月19日(金)、今週は地震や暴風、大雨と自然の脅威を思い知らされた一週間でした。

私はこれまでに繰り返される自然災害などの経験から、「予定」とは何だろうかと考えてみました。

 

「明日は休みだ。今日は夜遅くまで本を読むぞ。」「仕事が一段落ついたから、明日美味しいものでも食べよう。」

ところが家に帰ってみると暴風による停電で、読書どころではなかった、大好物のカツ丼を思い浮かべていたら、警察からの問合せで夜中に学校へ・・・。

 

結局、私は自然をコントロールできるという前提で生きていることに気がつきました。雪の多い地域で暮らしていたとき、毎日のように雪かきをしました。

ところが春になると、私が汗を流さなくても、あっという間に消えてしまいます。太陽の偉大さを感じていました。

ところが平穏な日々が、私の自然に対する気持ちを傲慢に変えてしまっていたのです。

 

私自身も自然の一部であることを肝に銘じて生活したいと思います。予定は未定・・・。

思いもよらないことが起きても、何を恨むのではなく、その場その時の状況に寄り添っていきたいと思います。

 

今、職員玄関に“花好きのおじさん”が育てた「サイネリア」が、飾られています。

花言葉は『いつも快活、いつも愉快』。花の姿に励まされて今日も生活しています。

 

この日、1年生英語の授業では会話のテストが行われていました。こんな風に『いつも愉快』に話したいですね。

それぞれの歩み・・・

2月18日(木)、考査明け、1年生英語の授業ではテストが返されました。

ふと見せてもらうと、一人ひとりの答案に、その子に語りかけるように、先生の気持ちやアドバイスが書かれていました。

点数だけでは図ることのできない、子どもたちそれぞれの歩みが、その言葉から伝わります。

 

ところで先日テレビでイギリスにあるリッチフィールドという町の映像が流れていました。

バーミンガムのベッドシティーで、歴史ある大聖堂や豊かな自然があふれているところだそうです。

だからてっきり私はこの町は「Richfield(豊かな場所)」と名付けられたのだなと思いました。

 

ところが辞典で調べてると「Lichfield」というスペルでした。では「Lich」とは何か?手近な辞典をたぐっても出てきません。

そこで英語の先生が電子辞書で調べてくれました。すると豊かとは正反対の意味だと言うこと・・・。

 

これ以上詳しく調べることはできませんでした。固有名詞にはその土地の文化や歴史が詰め込まれています。

例えば邪馬台国の「卑弥呼」は、一節には「ヒメミコ」を漢字にしたとされ、「卑しい」という意味はないと言います。

また「服部」や「海部」、「錦織」などは古代日本の職業集団に由来すると言われます。

 

それぞれの歩みをしっかり受け留めたいものですね。

 答案には一人ひとりの名前で呼びかけるようなコメントが書かれていました。宝物ですね。

花冠・・・

2月17日(水)、学年末考査最終日です。1年生は「家庭総合」、「数学Ⅰ」、2年生は「現代文B」、「保健」です。感染症拡大の影響で5月から休校が続きました。

そのため1学期中間考査ができませんでした。しかも夏休みが短くなった影響から、2学期のテストも予定通りの日程で行うことができませんでした。

このうねるような波間の中で、ここまでよく歩んできましたね!自宅学習中の3年生も就職に備えて今頃教習所へ通っていることでしょう。

 

ところで私が初めて乗った車はカローラでした。1966年1000㏄の小型車と1500㏄の中型車の間を補う1000㏄クラス車として開発されました。

高度経済成長の時代、庶民に手の届く憧れの車でした。私の初めての車はその6代目でした。

彼との出会いは単にお店にあったから・・・。当時バイクにしか興味がなく、車のことは知りませんでした。

 

その後30年近く様々なクルマたちとの出会いと別れがありました。命をともにするパートナーです。それぞれに思い出があります。

そして今、12代目のカローラが私のパートナーです。1800㏄ハイブリッド車。製品コンセプトやユーザーのイメージは開発当初から変化しているようです。

世のうねりに身を任せながら、“花冠”の意味を持つ自分の名前を貫き通しました。

 

私たちは自然の中で生きています。不測の事態に出会うこともあるでしょう。そんな時こそ成長できるチャンスです。

名を貫き、身を変化させる・・・。あまり肩に力を入れず、柔らかく生活して下さいね。

 

1年生朝のSHR。昨日とは違います。でも変わらない先生と君たちの笑顔があります。時代が流れても、君たちの存在は絶対的なものですよ。

繰り返すことが・・・

2月16日(火)、学年末考査3日目です。1年生は「古典」、「音楽Ⅰ」、「現代社会」、2年生は「数学A」、「日本史B」です。

テストも中盤です。「もう少しやっておけばよかった」なんて思う人もいるでしょう。私にも心当たりがあります。どうしても繰り返してしまうものですよね。

 

ところで、昨日30年ぶりに日経株価の平均が3万円台に上がったとのニュースを耳にしました。

昨年3月には2万円台を割り込みました。それが1年と経たずに高騰したことになります。ところが実態経済は感染症の世界的な拡大で疲弊している状況です。なぜでしょう?

30年前の株価高騰はいわゆる「バブル景気」をもたらしました。プラザ合意による円高不況を克服すべく、政府は金融・財政政策をはじめ、市中にお金が回る策を講じます。

そのお金が株式や土地に注がれ高騰しました。企業はそこで集めた資金を生産活動に回しきれなかったため、実体経済が成長しきれませんでした。

 

結果、「バブル崩壊」により日本経済は長期低迷期を迎えます。

繰り返さないようにしたいですね。テレビやゲーム、スマホは魅力的です。時間があれば楽しみたいですね。

でも「勉強しておけば良かった」という言葉を繰り返さないように、今自分がすべきことが何かを見極めましょう。

 

この日、朝のホームルームでは、テストで後悔を繰り返さないように、先生方が語りかけていました。