今日の勿来高校

人生の演出・・・

10月20日(火)、今日は2年生「保健」の授業に参加しました。

生涯にわたって健康で豊かな生活を送ることができるように、人生の各ステージで解決しておくべき課題をどのように乗り越えていくのか、

それを子どもたちそれぞれの問題に置き換えて考えさせる内容です。

まず、「健康的な生活習慣を身につける」「心理的不安に対応する」「自分の行動をコントロールする」「親から精神的に自立する」「性を理解する」という5つの課題から、自分が直面している事柄を見つけます。

次になぜそれにつまずいているのかを考えます。「食事の時間が不規則だから」「夜遅くまでスマホを見ているから」「ネガティブ思考だから」など生徒によって様々です。

最後に「早寝早起きをする」「スマホをいじる時間を決める」「好きなことをして発散する」とそれぞれどのように解決するかを模索します。

 

そして他の子たちに自分の課題と解決法を伝え、アドバイスをもらいました。自分と同じ悩みを持っていることを共感できたり、他の視点から解決法を見つけたりと貴重な時間だったのではないでしょうか。

 

先生は言います。「人間生きているだけでもうけものです。ただ少しでも充実した人生を送ることができる方法があるのならそれにこしたことはない。自分の生活を振り返ってみましょう」と。

 

人生の主役はあなた方自身です。自分で演出していきましょう。

 

教室から見える木がすっかり色づいてきました。秋を演出していますね。

珠玉の名言・・・

10月19日(月)、今日は3年生の「コミュニケーション英語」の授業を見学しました。先生は毎回授業の初めに、元気を与えてくれる英語の格言を紹介してくれます。

今回はラテン語由来の「(  )is the best teacher.」です。子どもたちはどのような言葉を想像したでしょうか。

家族、笑顔、明るさ、優しさ、信頼、感動、行動、友達、情熱、マンガ、ロマン、God、勇気、公平、失敗、Parents、出会い、これら全てがこのクラスの子どもたちが答えた言葉です。

 

彼らは、時々授業中に寝ます。提出物を忘れます。校則違反をします。礼儀を失います。

でも「大切なものは何か」を心の中ではきちんと育んでいます。大人でも想像できないような珠玉の名言を。

後は行動に移すだけです。それが大人になるということだと思います。心の成長は学歴や年齢では測ることができません。

気力・・・

10月16日(金)、本日から就職試験が始まりました。この日はおよそ20名の3年生が挑戦します。

1年生は、進路ガイダンスです。子どもたちが興味のある分野について、専門家から話しを聞く行事です。

彼らもまた2年後には、本番に臨むことになるでしょう。今からしっかりと自分のライフデザインを描いてくださいね。

ところで、なぜ働くのか。まずは「食べるため」でしょう。労働の対価として、生産物やサラリーを得て、私たちは生きる糧を手に入れることができます。

次に「生きがいやりがい」。例えば医者になって多くの人の命を助けたいという志をもった人です。

私はどちらも働くことの理由としてなり立っていると思うのです。私たちは生物です。食べなければ生きていくことができません。

同時に理性をもった人間です。つまり充実感や達成感などもまた、心のエネルギーとなります。

これは、生きていこうとする活力になります。つまり職は食と心のエネルギーそして気力をもたらしてくれます。

必ずしも望んだ進路に進むことができるとは限りません。でも、働くことはできるはずです。そうすれば気力がでます。

気力は人生を変えます。どのような仕事にも真摯に向き合ってください。

必ず気力つまり生きる喜びを味わうことができます。この気持ちさえあれば、人生は変えられます。

目印・・・

10月15日(木)、急に肌寒くなりました。予想最高気温18℃、秋が深まりつつあります。

今日は2年生「情報処理」の授業を見学しました。本校では子どもたちが資格取得試験に挑戦する機会をいくつか設けています。

昨年度の情報処理検定試験の実績は、文書デザイン1級~4級に4名、情報処理検定(表計算)1級~4級にのべ50名でした。

どちらも1級に合格した生徒もおり、努力の成果が見られます。他にも英語、数学、漢字などいろいろな検定受験の機会があります。

「将来のため」「好きだから」「興味本位で」と挑戦しようとする動機は様々でしょう。

 

私自身検定を受験したことはありません。ただ、体を動かすことが好きだったため、柔道や弓道、空手道などの昇段試験には参加しました。

また、歴史が大好きだったので、大学で日本史を研究しました。こちらは卒業時に学士号が得られるだけですから、資格と言うほどでもありませんが、どれも一生懸命頑張りました。

もちろん自分より強い人、学識のある人はたくさんいます。ただ、自分が活動する上での目印になりました。

私は強い人間ではありません。好きだから鍛錬し、探究し、研鑽します。でも時に嫌気がさしてきます。なぜ自分はこんなに苦労をしなければならないのかと。

その様な生活の中で、目に見える成果があると励みになります。80点や2段をとることができたという目印が、次のステップにつながりをつけてくれます。

ぜひいろいろなことに挑戦してみてください。そのバイタリティーが日々の活力を生み出してくれます。

助け合い・・・

10月14日(水)、昨日に引き続き、1校時目は文化祭の準備です。3年生の教室にお邪魔しました。クラスのテーマとクラスTシャツについての話し合いです。

文化祭のテーマが「和衷共済~We can overcome any hardship~」です。みんなで助け合い1つの目標に向かって頑張ろうとの思いが込められています。

このコンセプトに従い各クラスがテーマとTシャツ、クラス旗のデザインなどを行います。

 

ところで、以前もご紹介しましたが、原人から進化した旧人と新人が共存していたといわれます(NHKスペシャル『人類誕生』2019)。

旧人は肉体的に優れた形質を持ち、獲物となる大型動物と対峙していたそうです。反対に新人は肉体的に恵まれず、身を守りまた狩りをするために集団で行動をしていたといいます。

結果的に、協力し合って生活した新人が生存競争で残りました。

 

カタログを参考にクラスTシャツを考えます。色、柄、形、素材にデザインと個々人の嗜好はまちまちです。なかなか決まりません。正解がないのですから、時間がかかります。

じれったいと思うこともあるでしょう。でも、じっと他の人の意見に耳を傾けましょう。時間がかかるかもしれませんが、君たちの決めたテーマに向かって助け合いながら良いものを生み出していってください。