君たちが未来を変える・・・

9月14日(月)、昨日はいわき市議会選挙の投票日でした。またこの日は自由民主党の総裁選挙も行われました。

選挙は民主政治にとって欠くことのできない制度です。

 

ところで3年生「世界史A」の授業では、本格的にローマ帝国の歴史に踏み込みます。

 

貴族中心の元老院が執政官を代表に、法律をつくり、国の舵取りをします。リーダーは2名、任期は1年と限られ、独裁者の出現を防ぎます。

さらに平民たちを中心に平民会が組織され、護民官が彼らの意見を代表し、彼らが議決した法律が、元老院の承認を受けずに施行されることもありました。

いつ接しても、2000年以上前に、このような仕組みを作り上げていたことに驚かされます。王政を打破し、貴族による寡頭制から市民の意見をくみ取ることのできる制度ーー。

現在私たちが当然のこととして享受する民主政治の一端が垣間見られます。

このローマの歴史は、教科書ではわずかに数ページを割くのみです。ところが共和政の整備には200年近くの時間がかかっています。その間には、多くの人が血を流す出来事もありました。

 

遠い未来に生きるのは私たちではありません。私たちにできることは、その未来を創り出すことだけです。

現在(いま)を大切にすることが、未来の人々への優しさです。