未来を大切に・・・

3月11日(木)、東日本大震災から10年が経ちました。私はその時、浜通りに暮らしていませんでした。またこちらに知己も親戚もいません。

そのような私が、どのような形であれ、この未曾有の大震災を語る資格はありません。当時みなさんは小学生だったのでしょうか。どれほど心細い思いをしたことでしょうか・・・。

 

私は埼玉県で生まれ育ちました。関東大震災の影響もあり、物心ついた頃から「いつか大きな地震が起きる」と言われてきました。

また実際に有感地震が頻繁にありましたので、それほど大きくない地震に対して驚くことすらありませんでした。心のどこかに「きっと大丈夫」という甘えがあったことでしょう。

 

ところが、震災当時私が暮らす会津ですら、立っていることができないほどの揺れがありました。

地割れした道路、傾いた家屋、断水など「まさか」とおもうようなことを経験したのです。

 

「きっと」「まさか」と油断することなく生活していってください。君たちの未来は何よりも尊い宝物なのだから。