絆・・・

11月4日(水)、各クラスで赤い羽根募金の活動が始まりました。

集まったお金は、お年寄りや障がいをもつ方々、災害被災者などのために活動するボランティア団体への助成に使われるそうです(赤い羽根共同募金ホームページより)。

 

本校にも東日本大震災による影響から、県内他地域や関東などへと移動を余儀なくされた子どもたちがいます。

気候・風土の異なる土地、知らない人ばかりの学校、不安と緊張の連続だったでしょう。

ところで震災では警察官、自衛官、消防官、役場の職員や消防団員など自分を犠牲にしてまで、救助や復旧に力を尽くして頂きました。

当時、小さかった子どもたちには頼もしい存在だったのではないでしょうか。

 

そのような経験をした子どもたちの中には「人のために働きたい」と考え、進路を模索する子もいます。

勿論、警察官や自衛官を目指す場合もありますが、緊急時に食物の調達が困難だったことから食品関係の会社を目指す子もいます。

避難生活で文化が大切だと感じ、芸術系の専門学校を考える子もいます。

 

私が軽々しく震災について語ることははばかれます。いまだに苦しんでいる方々がたくさんおられるからです。

ただこのような子どもたちの気持ちを間近に見ると、「絆」の意義をあらためて実感させられます。

 

陸上自衛官候補生の合格証書をいただきました。誇らしい姿です。