鎧・・・

11月6日(金)、今日は学校公開日です。何人かの保護者の方が授業の様子を観にこられました。

校長先生と懇談する方もおられ、普段あまり学校に足を運ぶ機会のないみなさんに、子どもたちの様子をお知らせする日でした。

高校生ともなると、気恥ずかしく感じる子もいるでしょう。両親に「こなくていいよ!」と言った記憶が私にもあります。

 

人は成長するにつれ自我が目覚めます。しかも思春期ともなれば、心も体も成長する。しかし周りは以前と同じように子ども扱いする。

そんなやり場のないもやもやが、心を締め付けます。変に大人ぶったり、反抗したりときっとそれは「心の叫び」なのかもしれません。

 

ところで、倖田未來さんの『hands』という曲の歌詞に

「冷たく凍えそうなmy hands こんなに想っているのに・・・

『本当は引き止めてほしい』そう言いたかった・・・届かない my hands」 という一節があります。

プライドなのかどうか、想い人に正直な気持ちを伝えられなかった・・・。私にも経験があります。

自我を形成していくうちに、私たちは自分という「鎧」をまとっていきます。弱音や本音を吐きにくくなります。

なのに自分自身を打ち破ることができないで苦しむ。分かります。未だに私も鎧でがんじがらめですから。

でも、ときに「引き止めて欲しい」と行ってくださいね。意外と落ち着くものです。鎧もやがて古くなります。

その度に上塗りしてばかりいると重くなるばかり。時には恥をかいてみませんか。

 

この日、先日陸上自衛官候補生に合格した生徒が、一般曹候補生採用試験にも合格しました。

時には肩の力を抜いて、励んでくださいね。