終業日

3月17日(金)

令和4年度終業日、終業式に先立ち賞状伝達式が行われました。

今年度は資格取得に積極的に取り組んだ成果が表れ、多くの検定合格者が賞状を受け取りました。

 

終業式では、マスクを着用の上、校歌斉唱を行った後、以下のような話がありました。

 

【校長より】

明日から春休みとなり、春休みが終われば、新しい学年での生活が始まります。

この節目に、1年を振り返って、反省すべきところがあればしっかり反省して、来年に備えてください。

 

自分を振り返る材料として、1年間の締めくくりに、勿来高校が育成を目指す生徒像を確認します。

1 互いの存在を認め合い自他の命を大切にする人

「多様性の尊重や共生」の部分ですね。

学校は、皆さんの生活の中で多くの時間を費やす場所で、人と人とが共通の目標を持って一緒に頑張る場所です。

一般社会の中では、その目標に、もっと多様性が出てきます。色々な価値観や考え方やライフプランを持つ、幅広い年齢の同僚と、その会社の目標を達成することが求められます。

まずは学校レベルの小集団で、互いの存在を認め合い、多様性を理解して、一緒に頑張る努力を重ねて行くことが、社会へ出る前の重要な訓練となるわけです。

広い視点で考えれば、国際関係の中にも多様性の理解やお互いの国を認め合う姿勢がとても大切です。

2 正義感や公正さを重んじる人

正義=道理、道徳にかなっていて正しいこと

公正さ=公平(判断が偏っておらず)で正しいこと

自分と他人の安全な生活や、豊かな暮らしのために、常に決まりを守ること。差別しないこと。つまり、校是の「自律」の部分です。

3 確かな学力とコミュニケーション力を身に付けた、地域に貢献できる人

校是の「知性」の部分です。

高校では、将来の就職や社会人生活を想定して、考える力や実行する力、いわゆる確かな学力など、皆さん自身が生き抜くために必要な力として養います。上級学校進学者も専門教育についていけるだけの学力をつけていく必要があります。

働いて収入を得るということは、社会のニーズに応えられるだけの能力を実につけていることが条件です。例えば、8時間の労働に耐えられるだけの体力がある、とか、職種によっては専門知識を持っているとかですね。そうでない人に給料を払ってくれる会社はまずないでしょう。

また、どのような職場でも地域の集団でも、人と関わりながら一緒に頑張ることが大前提です。話すのは苦手だなという人でも、ある程度のレベルのコミュニケーション力は必ず求められます。

春のインターンシップに希望を出している人が例年になくたくさんいると聞いています。就職に向けた意識が一層高まってきていることの証であり、たいへんうれしく思います。

3年生については、あと4ヶ月で皆さん向けの求人が公開されます。働くとはどういうことか、働くために何が必要か、この機会にもう一度振り返ってみましょう。

 

【教務主任より】

桜前線は南から北へ一歩一歩着実に進んでいき花を咲かせる。

そして花が散っても次の春に向けて開花の準備をし、休むことはない。

皆さんの将来も一歩ずつの積み重ねの先にある。

今年の3月1日、立派な卒業式だった。

皆さんも自分の3月1日に向けて良い新学期のスタートを切ってください。

 

【進路指導主事より】

世界は仕事で出来ている。

明るい挨拶や掃除、恒にロッカーがきれいであることなど、自分は楽に当たり前にできることでも、他人には難しい事かも知れない。

自分が楽にできる仕事を見つけよう。

 

【生徒指導主事より】

春休み、事故に巻き込まれないように。

特にSNSの使い方。

「悪いこととは知っているけどやってしまった」ということのないように。

4月10日(月)が始業式です。服装・頭髪検査があるので、しっかり準備をしてきてください!