今日の勿来高校

心の素振り・・・

2020年9月9日 08時30分
学校行事

9月7日(月)、沖縄や九州を、これまでで最大だといわれる台風10号が通過しました。台風の時期です。みなさんの暮らす地域のハザードマップをもう一度確認してください。

 

ところで、先日1年生が2週連続で進路ガイダンスを受けました。今回はハローワークさんの協力を得て、各クラスが教室で、講師の先生から講義を受けるという形態です。

講義の中で、企業がほしがる人材が紹介されました。圧倒的に「コミュニケーション能力の高さ」だそうです。

「笑顔」を忘れずに誰とでも意思疎通のできる力が望まれるようです。

 

でも、難しいですよね。例えば漢字は何度も書いて覚える、因数分解は繰り返し問題を解く、野球は素振りを何千回とする・・・。

このように何となく努力の方法が浮かんできます。また、その成果も、テストや試合の結果に出るため、確認しやすい。

ではコミュニケーション能力はどうやったら高まるのか?そもそもコミュニケーションとは相手との意思疎通を指します。方法は様々です。

必ずしも言葉である必要はありません。時に話さないことが意思表明になります。

私は思います。これに正解はないと・・・。ただ1つだけ言えることは、相手がいるということ。他人と交わることは時に煩わしさを伴います。

ただ、それこそが漢字の書き取りや素振りに当たるのではないでしょうか。

Now or Never・・・

2020年9月8日 08時30分
学校生活

9月4日(金)、2年生の保護者会が開かれました。議題は10月末に予定されている修学旅行と、3年次に選択できる科目の説明です。先生方も事前準備に大わらわでした。

 

前日6校時、3年生英語の授業に参加しました。先生の情熱を感じ取りたかったからです。最近失敗続きで心が沈みがちです。先生は授業の始まりに必ず英語の格言を教えてくれます。

 

今回は”Believe in yourself”

 

先生も心が折れることがあるそうです。そのような時に、自分が正しい判断し行動したことに自信を持とうと、心に言い聞かせるといいます。

とかく人は人の評価や世間の常識を気にします。時にそれに合わない自分を悲観します。

十人十色・・・。人にはそれぞれ価値観があります。大切にしたいものがあります。違うのが当たり前です。先生から教えてもらった言葉を胸に刻みたいと思いました。

授業の後半は、東大の問題を、グループで知恵を出し合いながら解くというものでした。聞いただけで怖じ気づきそうな問題です。でも挑戦してみると答えが見えてきます。

自分自身を信じること。チャレンジするための第一歩かもしれません。

思いをとどけるツール・・・

2020年9月7日 08時30分
学校生活

9月3日(木)、昨夜の雨のせいか蒸し暑い一日になりました。

ところで、本日は2年生英語の授業で、発表会がありました。内容は、世界遺産マチュピチュで栽培するなら、どのような植物がおすすめか、というもの。

たとえば柿。栄養もあり、干すことで長期保存できるという理由から、2つの班が提案しました。リンゴ。みずみずしくて、乾燥した高原地帯にはもってこいです。

なかでもとくに注目を浴びたのが、大豆とサツマイモでした。どちらも栄養価が高く、しかも調理次第でさまざまなメニューになり得ます。さらに腹持ちがよいことから、主食になります。

ただし、植物の効用ばかりが、2つの班が注目をあびた理由ではありません。

発表の姿勢ーー。つまり声の大きさ、視線や体の動きなど、英語で人に情報を伝えるのに必要な動作が「エクセレント」という評価だったからです。

以前このクラスは、地方都市について英語で発表を行いました。あれから数ヶ月がたち、表現力が増したことが伝わってきます。

確かに目と目で気持ちが通じることもあります。ただし、言葉で表現することで、さらに熱い思いを相手に届けることができます。みなさん、コミュニケーションが上手くなりましたよ。

探究心・・・part2

2020年9月4日 08時30分
学校生活

9月2日(水)、不安定な空模様が続きます。放課後の駅前清掃は残念ながら中止です。

 

今日は2年生数学Aの授業に参加しました。「ある数の各位の和が9の倍数である場合、その数は9の倍数である。」

つまり234は、全ての位の数を足し算すると9になるから、234は9の倍数であるということになります。

 

私は歴史が専門です。だからといって数学が苦手でいいとはいいませんが、これを聞いて感動しました。

これをはじめに発見した人はどのような気持ちだったでしょう。きっと大満足なさったに違いありません。

そしてこの発見が引き金となり、3や6の倍数も調べたくなるでしょう。

このことがどれほど実生活に役立つのか?人生の中で何度「9の倍数」を調べる機会に遭遇するだろうか?分かりません。

 

ただこの授業を受けていて探究心が芽生えたことは確かです。きっと生きていくために大切なのは、純粋に「なぜ」と思うことのできる心性なのかもしれません。

自然との共存を・・・

2020年9月2日 08時30分
学校生活

8月31日(月)、昨夜は急な雷雨で、勿来は一時停電となりました。みなさんの暮らす地域はいかがでしたか?

これからは台風の時期となります。普段から防災意識をもって生活しましょう。

ところで、先週金曜日、内閣総理大臣が病気を理由に辞意を表明しました。歴代首相で最長の在職でした。私たち国民生活にも様々な影響をもたらしました。

さて、この日の授業、特に1年生の「現代社会」や3年生の「世界史」など社会の授業を受け持つ先生方は、今回の出来事を例にして、政治の仕組み世界の流れなどを説明していました。

今年、アメリカでは大統領選挙があります。私たちの国のリーダーも変わります。そして感染症拡大の影響により、社会経済は大きく変わろうとしています。

自然災害や感染症など自然の脅威を思い知らされますが、私たち人間は、知恵を出し合って、自然と共に生きる術を編み出していきましょう。

探究心・・・

2020年9月1日 08時30分
学校行事

8月28日(金)、今日は1年生の進路ガイダンスが行われました。15,6歳のうちから「進路」といわれてもピンとこない子もいるでしょう。

もちろん今すぐに決めなければならないものではありません。

 

私は日本史を研究したいと思って大学に進学し、研究に勤しみました。ところが卒業が近づくにつれ、自分はどこに就職すればよいのか悩みました。

仕事のために進学したわけではありません。日本史で食べていく道は限られていました。

結果的に教師になりましたが、警察官、商社、観光会社といろいろな会社に挑戦しました。

節操がないようですが、その頃の私はどの会社に入っても「これがやりたい」という目的を持っていました。もちろん日本史は関係ありません。

ただし目的に対してどのような方法で、それを達成していくかを、研究を通して学びました。

だからどの会社に入ってもやっていける自信がありました。

 

探究心が鍵です。これが仕事を面白くもしてくれます。疑問を持つこと。そしてそれを解決しようとする執着心を持つこと。

おのずと世界は広がっていきます。

 

演劇による進路ガイダンス。インパクトがありますね!

視野を広げよう・・・

2020年8月31日 08時30分
学校生活

8月27日(木)、今日は本宮高校の先生方がいらっしゃいました。「本宮」ってどこ?何て人はいないでしょうか。

福島県中通り、郡山市の北に位置し、県内でも住みたい町として人気のある町です。

福島県といっても、会津、中通り、浜通りと大きく3つに分かれます。さらに、例えば浜通りには相双、平、小名浜地区などの地域があります。

もともと人の生活圏は山や川に囲まれた限定的な地域でした。そこにはそれぞれの風土に育まれた文化や伝統があります。

私は埼玉県で生まれ育ちました。最初の就職先が「須賀川高校」でした。電話でそう告げられても場所が分からず、急いで福島県の地図を買いに行った思い出があります。

その後、棚倉や郡山、会津若松、金山などさまざまな土地で働かせていただきました。それぞれの土地に人々の築き上げた文化を感じ、あらためて自分の視野の狭さに気づかされました。

特に学生であるうちは、生活圏が限られます。あたかも自分の生活環境が「当たり前」だと感じます。思い切って飛び出してみましょう。

考え方も同じだと思います。自分の性格や生活習慣から1度自らを解放してみてはどうでしょう。きっと新しいものが見えてくるはずです。

 

この日の昼休みに、交通安全推進委員の委嘱状が校長先生から手渡されました。

感染症拡大の影響で、春は街頭キャンペーンを行うことができませんが、周りの友達へ交通安全の呼びかけをおこなっていきましょう。

思いやり・・・

2020年8月28日 08時30分
学校生活

8月26日(水)、今日から2学期の授業が始まります。夏休み中とは生活のリズムが異なるせいか、まだボッとしている子もいるようです。

さて、3年生選択授業の1つ「生活と福祉」の授業をのぞきに行きました。テーマはベットメイキングです。看護や介護の必要な方々がベッドを快適に利用できるように、なるべくしわが寄ることなくシーツを敷きます。

私も毎日布団にシーツを敷いてから眠るのですが、授業で行われていたほど、気を遣ったことはありませんでした。

「敷いてあればいい」というほどの考えでしかありません。ところが、他者の視点で見ると、ベッドを利用する人に少しでも清潔で快適に使って欲しいと思います。

この「その思いやり」が一枚のシーツの表情を変えます。

 

この姿勢はどの場面にも共通しているのではないでしょうか。

あいさつ、食事、会話に仕草など、相手への「思いやり」1つで、昨日までの自分とは一風違った雰囲気を醸し出すことができるのではないでしょうか。

 

介護分野への就職を目指す子どもたちも、将来に備えて実習に励みます。

未来は変えることができる・・・

2020年8月27日 08時30分
学校生活

8月25日(火)、今日から2学期が始まりました。朝の登校する姿、マスクで顔が隠れていますが、ぐったりした様子が伝わります。

長い休みを過ごした後です。しかも連日の猛暑。足が重くなるのも頷けます。

 

始業式は校内放送により、校長先生が、各クラスのみなさんにお話をするという形式で行われました。

 

人はよく過去を振り返り後悔する。

しかし決して変えることはできない。唯一できることは今を一生懸命生活することで、未来を変えることができるのだと。

 

担任の先生方は、話しの要旨を咀嚼しながら伝えます。「ある研究によれば人間は120歳まで生きることができるという。

ただ現実には80数年。その長い人生の中で何度も振り返ることがあるだろう。でも振り返ってばかりいてはいけない。

未来を見つめよう。例えば挨拶や今日の課題テストなど頑張りなさい。そうすれば未来を望ましいものになります。」

 

過去は動かすことのできない記録として残ります。しかし未来は自由です。変幻自在です。あなた次第です!

 

校舎から見える電波塔、大型スーパーの看板、工場の煙突からでる煙・・・いつかこの風景も変わるかもしれませんね。

共に学び、共に生きる・・・

2020年8月26日 08時30分
部活動

8月24日(月)、夏季休業最終日ーー。先生方も始業式や課題テスト、そして何よりも子どもたちと何を語らい合おうかと、期待に胸を膨らませて準備に勤しんでいました。

 

ところで昨日は、本校サッカー部3名が、遠野高校さんらと合同チームを結成し、須賀川市の空港公園で、船引高校と試合をしました。

少人数で3年間汗を流し続けてきた彼らにとって、最後の試合となります。

 

以前、学校は、地域の人々が等しく教育を受ける施設として各地に設けられました。

ただ、現在は自動車の普及を中心に交通の便が良くなり、人々の行動範囲は広がりました。

したがって、必ずしも地域の学校に通わなくても、自分がここぞと思った学校へ入学するチャンスがあります。

そこで学校もこれまでの教育に加えて、特色を打ち出そうとしています。「ここに来ればこのようなことに出会える」というものです。

本校では「共に学び共に生きる」を合い言葉に認め会える校風を目指しています。

 

今回の合同チーム、まさにこのテーゼを垣間見ることができました。残念ながら6対5の惜敗でした。

しかし合同練習などの交流を通して、互いの人格を認め合い、肩を組んで試合に臨むことができました。このような子どもたちを、私は誇らしく思います。