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2020年5月の記事一覧
面倒くさがらずに書いて・・・
6月1日(月)からは、本格的に通常授業が始まります。5月25日(月)は1、3年生の登校日でした。
1年生は6月からの衣替えに備え、夏服販売も行われました。
1年生の数学では、数式の展開についての授業が行われました。
XとY、プラスとマイナス単純に足したり引いたりできないところでちょっとしたミスをしてしまいます。
慣れているからこそ、つい見逃してしまうことってよくありますよね。
それを防ぐためには、面倒くさがらずに必ず書くこと。数学の先生がよくおっしゃいます。
分かったと思ったことでも何度も何度も繰り返し練習することで身につきます。
ぜひ面倒くさいと思わずに、一歩ずつ解いていきましょう。
記号に注意しながら例題に取り組む生徒たち。プリントは休み中の課題で出された
「1~9までの数字を+、-、÷、×でつないで100にする」という問題の生徒たちの答え。
いろいろな発想がみられました。
1年生教室からはグランドが望めます。日曜日に、体育の先生方が整備してくれました。
変わらない笑顔・・・
5月28日は創立記念日。昭和28年に、福島県立勿来高等学校として開校されて以来、
今年で創立73年目となります。
昭和28年当時は吉田茂内閣、NHK、東京地区でテレビの本放送が開始されました。
流行曲は鶴田浩二の「街のサンドイッチマン」、本ではサン=テグジュペリ『星の王子さま』、
映画では佐田啓二・岸恵子が出演した『君の名は』が話題になりました。
現在は、今の内閣総理大臣は誰ですか?どんな歌手や映画がはやっているのだろう。
時代は変わりますね。学校もずいぶん変わりました。人数も制服もカリキュラムも、
昔のアルバムを見れば一目瞭然です。
でもいつでも変わらないのがみなさんの笑顔です。
人が集いともに苦楽をともにすることでしか得ることのできない清々しさ。学校中にあふれています。
5月27日(水)3年生の登校日での様子。
今日は創立記念日です。君たちの文化を謳歌してください。
Self-introduction・・・
5月22日(金)、この日は2年生の登校日でした。
本当は毎週木曜日にALTの先生が来てくれて、私たちに愛情あふれる授業をしてくれます。今は分散登校中で、
会うことができませんでした。そこでこの日はALTさんが書いてくれた“Self-introduction”をみんなで読みながら、
今後お目にかかるときまでに私たち「自己紹介」を完成させようというものでした。
英語の先生がそのためにいろいろな表現を教えてくれました。“My favorite ○○ is ●●.”
“I like ●● because I think SV.”など。教わった表現方法をもとに
「韓国に行きたい」「長野の諏訪神社に行きたい」「アニメを見るのが好き」などいろいろな文章が作られていきました。
先生は教室をまわりながら、単語や熟語、表現方法など、一人ひとりに質問しながら確認していきました。
早く実際に会ったり、行ったり、できたりするようになりたいですね。
“self-introduction paper”をみんなで読んでいます。
“sushi,pizza,and ramen”とくに”tonkotsu”が好きだと書いてありました。早く会いたいですね。
自己紹介を英語で作文する前に、表現を確認するためのプリント。2人の先生が一人ひとりにアドバイスします。
自己紹介・・・
5月21日(木)に行われた1年生の英語の授業を紹介します。
休みが続きまだお互いに知り合って間もない本日の授業は「自己紹介」。
本当は近くで会話を交わしたいところですが、感染症予防のため、一人一人が紹介文を作文、
先生からアドバイスを受けて、完成した文章を交換するという形式でした。
でもれっきとしたコミュニケーション能力向上のための学習。
相手が読みやすい、分かりやすい英文を書くこと。それが先生のねらいでした。
歌うことが趣味、ケーキが好き、ゲームを作れる・・と様々な個性が表現されました。
休み時間、勿来町窪田(くぼた)から通う子どもたちと話をしました。
本校には、電車やバスを利用せず登校する勿来町の生徒もたくさんいます。
彼らの登校経路には先日紹介した駅前から学校までの道のりをとはまた違った風景が広がっていることでしょう。
窪田には國魂神社があります。創建は平安時代初期といわれています。
勿来第一小学校・中学校の近くにあり、敷地内には学問の神様である天神様もまつられています。
古くから子どもたちの成長を守ってくれています。
勿来の駅から・・・
5月20日(水)、今日は1,2年生の登校日です。現在活動自粛のため活動できませんが、
毎週水曜日の放課後は、駅前にある関の子広場のみなさんとご一緒に、周辺の清掃を行います。
学校再開後は、様々なボランティア活動に参加していきましょう。
関の子広場の正面に展示されている彫像があります。「ずっと青空」という作品です。
作者は本校がお世話になっている写真館さんのご主人です。笑顔の絶えないその方の心が伝わります。
歩道橋を渡り学校へ向かう途中に和洋菓子屋さんがあります。
そちらで作られる美味しいお菓子は、茶道部のお手前でお世話になっています。
さらに進み学校の近くまで来ると、病院があります。みなさんの健康診断をはじめ保健の授業では、
特別な講義をいただきます。
毎日何気なく歩く道のりにも、私たちが学習活動するうえで、支えになってくれている人々の温かみが
伝わってきます。
1年生家庭科の授業は、基礎縫いの練習。先生が丁寧に指導します。
3年生は自宅学習日ですが、進路活動のため今日は学校でひとり勉強に励みます。
生きるもの・・・
5月19日(火)は3学年の登校日。あいにくの雨模様でした。
その水槽は、職員玄関を入るとすぐ右側にあります。普段は理科研究部のみなさんが世話をしていますが、
休業中は顧問の先生が定期的にえさをあげ、掃除を欠かしません。
じっとみつめていると魚たちは目、尾ひれ、胸びれ、いや体全体をつかって前に後ろに右に左に動き回ります。
一生懸命です。
ぼくらは食卓に出された魚に何を思うでしょうか。
目やひれが生きるために動いていたことを感じることができるでしょうか。
知れば知るほど、私たちは相手のことを尊重するようになります。
世の中のことを少しでも多く「知る」ために勉強はあるのかもしれませんね。
そうすれば世の中を大切にできるようになるから。
職員玄関には金魚と銀ブナ、進路指導室前にはメダカが泳いでいます。同じ目線で眺めると、息づかいが伝わってきます。
生物の実験に備えて打合せをする先生方。
授業はじまる・・・
5月18日(月)、学校の全面再開に向けて、分散登校がはじまりました。この日は2年生の登校日。
久しぶりの授業。頭も体も徐々にならしていきましょう。
音楽の授業は、映画鑑賞でした。本当はみんなで合唱や合奏をしたいところだけど、
今はじっくり上手い人の歌を聴いて感性を磨きましょう。鑑賞作品は「オペラ座の怪人」。
迫力のある音響と歌声がこころに響き渡ります。
体育の授業は、学校周辺を散策。長い間運動する機会がなかったよね。少しずつ体力を取り戻してくださいね。
本当は球技やゲームもしたいでしょうが、感染症が落ち着くまでは基礎体力作りに励みましょう。
家庭科は、手作りマスクの製作。これからの生活、マスクは欠かすことができません。
入手困難な時が来るかもしれませんが、これで大丈夫!自分たちで作れるね。
本当は和洋中と調理実習が続くはずでした。でも後の楽しみにとっておきましょう。
それぞれの時間、先生方が工夫をこらした授業を展開していました。
相手をみとめること・・・
5月15日(金)は一斉登校日でした。久しぶりに学校に生命が宿ったようでした。
1年生はいわき支援学校くぼた校分校長から「多様性について」と題する講義を受けました。
様々な質問をとおして自分の長所と短所を見つけ出します。
例えば長所に好奇心旺盛で好きなことには集中できるという子がいるとします。
ところがその子が短所だと思う点は飽きっぽくて興味の無いことには努力しないというもの。
つまり長所と短所は表裏一体のものなのです。
長所をなくす必要はありません。ただ短所と感じるところの弱点さえ克服すればよいのですから。
世の中に同じ人は1人として存在しません。ぜひ自分を大切に大事にしてくださいね。
自分を知り、相手を知る。
認め合うことが共生社会に求められる姿勢です。
3学年進路ガイダンス
5月15日(金)に、3学年を対象に進路ガイダンスを実施しました。今回の進路ガイダンスは、
ライセンスアカデミーの横関信太郎先生をお招きして講話をしていただきました。
「自分の未来をどう充実させて、どんな風に幸せになりたいのか」を自分自身で考え、
そこに向かうためのロードマップを作ることが大切なのだと学びました。
時間のある今だからこそ、自分自身のことや就職・進学先の事を徹底的にリサーチするべきだと感じさせられました。
未来の幸せのために今やるべきことは何かを再確認することができた、有意義かつ熱意のこもった講演となりました。
来年もまた・・・
5月15日の全校登校日をひかえ、前日先生方が学校の環境整備に汗を流していました。
職員玄関前では、家庭クラブの先生が植木の手入れをしていました。ここには昨年の秋、くぼた校の生徒と合同で、
2年生が中心になって植えたチューリップとパンジーの花を咲かせていました。
しかし残念ながら休業中、花々はしおれ、花びらを落としてしまいました。
そこで先生は次のシーズンに備えて、苗の植えかえや球根のほりだしをしていました。
種を植えても次の日に花が開くことはありません。長い時間をかけて成長していきます。
また、花はいつまでもその姿を留めておくことはできません。散ることで次の季節に備えます。
無駄な一日などありません。平凡だと思うような日こそが、成長へのステップです。
次の季節に向けて作業に励む先生。
昨年の鉢植え作業の様子。学校の周りや窪田商店街のお店にみんなで配りましたね
すがたが浮かび上がる校歌・・・
本校校歌の作詞者は草野心平さん。1903年に現在のいわき市小川町で生まれた詩人です。
同町には彼に関する資料が集められたいわき市立草野心平記念文学館があります。
そのホームページには、『心平は「蛙」をはじめ「富士山」「天」「石」等を主題にして詩を書きましたが、
その根底には「すべてのものと共に生きる」という独特の共生感がありました。』とあります。
本校はいわき支援学校くぼた校と校舎をともにしています。
両校の生徒たちは互いを尊重し合いながら共に学び合います。
この校歌は、勿来をあらわす「陸奥の門」「関跡」という歌詞とともに、作詞者である草野氏の「共に生きる」
という精神が私たちの学校にとてもしっくりきます。
校歌はその学校の姿を浮かび上がらせます。大切にしてくださいね。
正門を入ってすぐ右側にある校歌碑。昭和47年度卒業生から寄贈されたものです。
昇降口はくぼた校生と勿来高校生が共に学ぶ入口です。
いつでもおいで!
校長先生が、勿来高校に赴任されて1ヶ月余り経ちました。でも君たちに会ったのは10日に満ちません。
先生は万葉集を愛する文学青年。万葉集は、奈良時代の庶民から貴族、皇族にいたるまで、幅広い階層の人々が、
愛や恋、自然や郷愁を表現した日本最古の和歌集です。
最近では「令和」という元号の出典となったことでも話題になりました。
校長先生はおっしゃいます。「学校は生徒のためにある。生徒がいないとはじまらない」と。
先生方は君たちが学校へ通えるようになる日に備えて、日々の活動に余念がありません。
学校が再開されたら、ぜひ校長室に行ってみてくださいね。
校長室に掲げられた額。
「至誠通天」(坂本浅次郞氏揮毫) まじめに生きてさえいれば、必ず何かを成し遂げることができます。
校長室前には一鉢のカーネーションがあります。
母の日贈られることの多い花です。花言葉は色によってまちまちですが、共通するのは「愛」。
愛情あふれる家族想いの校長先生らしいお花ですね。
私の高校はこんなところ
いわき市南部勿来町。小高い丘を越えるとすぐに関東地方茨城県に行き着きます。
海岸沿いに開けた町。
しかし大きな川がゆったりと流れるデルタ地帯とは違い、海岸段丘に囲まれた狭隘な土地。
決して広い平地に恵まれないこの地で、太古の昔から、人々が生活を営んでいた。
学校の近くには縄文時代の貝塚跡や古代の菊多郡の役所跡、江戸時代の一時期、窪田藩もありました。
都会には校庭が作れず屋上で運動する学校もあります。子どもの中には野菜をスーパーでしか見たことのない子もいます。鮭は切り身で泳いでいる・・・。
歌枕ともなった「勿来の関」。関東と東北の境。都人はきっと未知の世界を思い浮かべたのでしょうか。
将来胸を張って、通った学校のこと、紹介してくださいね。
校舎南側を流れる蛭田川。昨年の大雨ではからくも氾濫を免れました。
耕作地を確保するためでしょうか。山際に人々が家を建て、生活を営んでいます。
その山と山の間に関東との交流の道があります。
安心できる場所
今年も勿来高校の職員玄関入口軒先に、ツバメが巣を作りはじめました。
ツバメは外敵の少ない人間の生活する場所に巣を作るそうです。安全なのですね。
また、『ツバメが巣をつくった家には幸福が訪れる』といわれています。
奈良時代、大伴家持がツバメの歌をよんでいます。
昔から人とツバメは共存していたようです。(『万葉集』巻19 4144)。
君たちが集う勿来高校もまた、みなさんにとって安心できる居場所でありたいと思っています。
そしてみんなが集まることで、学校全体が幸福に包まれる・・・。みんなで創り上げていこう!
まだ雛の姿やさえずりは聞こえません。もっか新居の建設中
登校日に・・・(その3)
休業中の登校日5月8日(金)の3時間目。休業中に学ぶことができなかった授業の内容を、家で自習できるようにとプリントにして先生方が配付。各教科の先生方がそれぞれのクラスを回って説明していきました。
不安はたくさんあるよね。でもふるさとの花の香りは、変わることなく君たちを迎えてくれます。
先生、教室、校舎。そして何より友だちも。
5月15日(金)次の登校日です。勿来高校はいつでもみんなのそばにいます。
先生方が課題を配付。先生方こそみんなに会えた喜びにパワーをもらいました。
登校日に・・・(その2)
休業中の登校日5月8日(金)の2時間目。体育館で行われる予定だった生徒総会と家庭クラブ総会が、
密着・密接・密閉を避けるため、各教室で行われました。
初めての試みで、事前に生徒会役員や家庭クラブ委員が先生から指導されながら、準備に励みました。
そして各クラスで役員や委員から説明を受け、意見をとりまとめる形式で進行。無事に全て可決されました。
「行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。
よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし。」
流れゆく世の中。明日も同じ日がやってくるとは限りません。
どんな局面に立たされても、みんなの知恵で乗り越えられる。そんな経験でした。
事前に打ち合わせを行う生徒会役員と家庭クラブのみなさん。
まだみんなの顔もあまり知らないのに、前で話すなんて緊張するよね。
登校日に・・・(その1)
感染症拡大防止のため、4月20日(金)から続いている臨時休業。5月8日(金)登校日に、春ののどかな日和の下、
全校生徒は久方ぶりの邂逅を果たしました。
1時間目。ホームルームでは、担任の先生が休み中の子どもたちの様子を確認するとともに、今後の生活について
アドバイスをしながら、互いの存在を確かめ合っていました。
でも何よりも、「友だちに会えた」「みんなと一緒にいる」ことへの喜びが教室全体に満ちあふれていました。
久しぶりのホームルームで、担任の先生から説明を受けています。
感染症対策としてどのような生活をすればよいのか。
先生からアドバイスされました。
満面の笑顔。その源は人と人とのつながりかな・・・