2020年6月の記事一覧

多様性・・・

6月1日(月)から3学年みんなが集います。

2年生生物基礎の授業では、前回の実験プリントのまとめと、整理ノートでの学習でした。

顕微鏡の使い方を教科書を用いずに調べる。それに基づいて使ってみる。想定通りの結果になったのかを振り返る。

 

「事前に情報収集し、実際にやってみる。結果を振り返り間違えを繰り返さない。

 これって人生と同じだよな!」

先生からそのような言葉が聞かれました。

 

生物の授業では「多様性」という言葉が用いられます。これは生物の豊かな個性のつながりを指します。

先生は君たちが導き出した答えがそれぞれ違っているのも多様性だと伝えます。それぞれが異なる情報源から得た知識で、

独自の成果を出す。そこから学ぶこともまた人それぞれに貴重な知恵です。誰もがみんな主役です

みんなが自分で調べた個性豊かなプリントに目を奪われます。

この日は衣替えの日でした。みんな爽やかな夏服姿でした。

シリウスに向かって飛べ!

5月29日(金)今日は1,3年生の登校日です。分散登校最後の日になります。

1年生はこの1年間、地学基礎を学びます。宇宙や地球のこと、そのでき方や育まれる生物を学ぶことになります。

 

この日はまず科学についての話題をみんなで考えました。「カブトムシは脚をあげておしっこをする?!」

という話題をあげた生徒がいました。真偽のほどは定かではありませんが、少なくとも同様な行動をとる生物、

例えば犬などはなぜ脚を上げるのかをみんなで考えました。

 

次にこれから学ぶことを教科書で確認しました。私たちが目にする太陽から光は8分前に、シリウスからは

8年あまり前に発しました。先生はジブリ映画『風の谷のナウシカ』で主人公が「シリウスに向かって飛べ!」

という台詞から、天体に興味をもったことを熱く語られていました。

 

衝撃を受けたことや、疑問に思ったことを深く突き詰めていくこと。

きっとそれが本当の「学び」なのかもしれません。何に感動するかは人それぞれです。

ぜひいろいろな体験をして感性を磨いてくださいね。

日本人・・・

5月26日(火)6時間目2年生の教室で、俵万智さんの随筆『さくらさくらさくら』の授業が展開されました。

日本を代表する文学である『源氏物語』。その中に描かれる恋情は外国の人の心へも響きます。

ところが『伊勢物語』に載せる在原業平がさくらを詠んだ歌はなかなか理解されることがないといいます。

また淡いピンクの桜色もまたさえない印象を持たれるようです。

子どもたちはその俵さんの文章を読み解きます。

咲くまでにわくわくし、満開に感激し、散り際にわびしさを感じる・・・

そのように歌われる日本の歌謡曲を思い出しながら、日本人にとっての「さくら」を再認識しました。

タンポポ、アジサイ、アサガオと身近な花はたくさんあります。でも日本の花といわれるとどうもピンとこない。

これからたくさんの人たちとの出会いと別れがあるでしょう。

その経験の中で自分の考えをあらためて知ることがあるでしょう。様々な文章に触れてくださいね。

 

先生お手製の授業プリントに取り組む生徒たち。

自分を大切に・・・

5月26日(火)は1,2年生の分散登校日でした。2年生の保健の授業では、はじめに自分の

健康状態を記録するカードが配られました。

コロナウィルス感染拡大をきっかけに、あらためて日々の体の状態を把握しておくことで、

変化に気づくようにしようと、保健体育の先生が提案されました。

 

寝不足や不規則な食事などちょっとしたことで、体に変化が現れることがあります。

平熱や脈拍数を把握しておくことが、これからの生活の中で、自分を守ることにつながります。

 

さて、この日の主題は青年期について。「みんなは大人ですか?子どもですか?」という問いかけに、みんな考え込んでいるようでした。

 

徐々に成長していく体に、頭と心が上手く折り合えない。

だから悩み苦しみ時に自分を傷つける。でもそんなことして欲しくない。

命は大切だから・・・

 

そんなメッセージがこめられた授業でした。

脈拍数を数えました。今自分はどのような状態にあるのかな?それを毎日記録してみましょう。

 

無理なダイエットは成長を妨げます。また、心の不安定な状態から逃れようと、違法行為に走る人もいます。

その様なとき、周りの人に助けを求めてくださいね。