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2020年6月の記事一覧
You can change!
6月25日(木)、この日ALTの先生に勿来高校の2年生にとっては最後の授業をしていただきました。
「日本人より日本人」と英語の先生から評される若き青年。どんなことがっても、笑顔を忘れない溌剌とした言動に、私たち勿来高校に集う誰もが勇気とパワーをもらいました。
2年生の授業では、前回に引き続き”Prefectures Quiz.”子どもたちが問題を考え、みんなの前で出題します。
大きな声で、間違えを恐れずに、発表できるようにALTの先生は声を張り上げ励まします。
3年生の授業では、先生が選んだ愛の言葉をいくつか選んで、自分なりのラブレターに仕上げます。
その文章を前回習ったばかりの筆記体で仕上げます。やはり愛の告白は実筆に限ります。
彼は2年生の授業で伝えます。”you can change”と・・・。あなた自身のストーリーを大切に!
ラーメン、お好み焼き、武士文化と「日本人より日本人」らしいものが大好きな素敵な青年でした。
ごきげんよう・・・
6月23日(火)校長先生は郡山へ出張中です。彼は毎朝7時に学校へ来ます。すぐに学校の前にある横断歩道に、黄色い旗をもって駆けつけます。
小学生が安全に登校できるように、毎日見守っています。
授業中は、いろいろな教室を見回ります。先生方の授業や、子どもたちの様子をそれとなく感じ取り、何気ないアドバイスをするためです。
放課後、彼は誰よりも早く昇降口へ向かいます。下校する生徒たちを見送るためです。その時彼は生徒に「ごきげんよう!」と挨拶をします。
辞書によれば「相手の健康を祝い、また、それを祈る気持ちから、別れるときなどに言う挨拶の言葉。」(『現代国語例解辞典第四版』小学館)とあります。
普段使わない言葉にはじめ生徒たちはどぎまぎしました。でも校長先生が赴任されて3ヶ月たった今では、子どもたちもまた「ごきげんよう!」と返します。今では勿来高校で一番はやりの言葉となりました。
放課後、校長室で古典を教える校長先生。
先生、もうひとふんばり!
6月22日(月)、学校が再開されて4週間目。この間、祭日もなく、気温や天気の変化も激しく、気分や体調が思わしくない人もいるでしょう。
この日、3年生の1時間目は世界史の授業でした。中国史を学びます。
テーマは「漢帝国の興亡」です。項羽と劉邦の対決から前漢建国。武帝の匈奴挟撃と王莽による滅亡。光武帝による後漢の再興と流れます。
歴史を学ぶ場合、まずその地の自然環境、民族、言語そして風俗をおさえます。
なぜ人々が住み、交流し、争うのか、その背景が分からないと、歴史的事象や人物もただの暗記物になるからです。
だからまず地図を確認、学習ノートで予習、解説して、確認テストを行います。
でも本当に子どもたちに伝わっているのでしょうか。重たい教室の空気が先生に反省を促します。
歴史の面白さを感じてもらえているのか。それが鍵です。
先生もお疲れですか?ときには、手を変え品を変えて、教室に活気を取り戻してくださいね。
子どもたちこそ勿来高校の主役ですから。
無から有へ・・・
6月19日(金)は生憎の雨で、予定されていた2年生の校内清掃ボランティアが延期となりました。
3年生選択授業美術は10名の生徒が選択しています。それぞれに豊かな感性を表現してくれます。
今回は土偶の製作です。土偶は1万年前縄文時代の土でできた人形です。特徴は3つあります。
1つめは装飾が施されていること、
2つめにほとんどのモチーフが女性であること、
3つめに壊されて埋められていることが多いというものです。
彼らは文字を残してくれません。私たちはあくまで彼らの作品から、メッセージを受け取るしか方法がありません。
まず、図書館でさまざまな本から土偶を探しだし模写します。そこから感じ取ったものをベースにデザインを起こします。
そして紙粘土を用いてそれを立体的に表現し、当時の様子を頭の中でカラー映像に変換し絵の具で彩色します。生徒によって様々です。
無から有を生み出す力。そこに1年間の創作活動の目標を絞りたいと思います。
デザイン画と作品立体物作成にかかわる想像力が感性を磨きます。
熱気のある空間で・・・
6月18日(木)、この日は午後から学校評議委員会が開催されました。地域の方の意見をお聞きし、学校運営に役立てようというものです。
この日は3年生が2時間連続の授業を行います。5つ用意された科目から、自分の進路に適したものを選びます。国語、数学、英語にスポーツ、保育とさまざまです。
英語の授業では「ここはねらわれるぞ。マーカーを引きなさい。」と大学受験を目指した指導が行われていました。
先生は朝7時前に学校に来ます。舞台となる会議室の窓を開け、授業の準備にとりかかります。
前回の復習、今回の予習、受験に必要なポイント、そして人生訓と、教材作成に邁進します。
選択した生徒は1名です。彼も必死になって、先生から受けた心からの指導に応えようとします。
毎日出された課題をこなし、単語を覚え、そして先生から受けたアドバイスを心に刻みつけます。
教室全体がエネルギーに満ちあふれていました。お互いのエネルギーが渦を巻くような空間に、情熱がみなぎっていました。
① Integrity(品位) ② Passion(情熱) ③ Solidarity(結束)
④ Discipline(規律) ⑤ Respect(尊重)
このラグビー憲章は昨年度から先生が掲示しています。勿来高の生徒達みんなに伝えたいメッセージです。