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今日の勿来高校
自衛隊説明会/OG訪問
7月9日(金)テスト最終日の放課後。自衛隊福島地方協力本部いわき地域の隊員の皆様による自衛隊説明会、
ならびに地元企業に就職した先輩によるOG訪問を開催しました。
自衛隊説明会では、自衛隊にはどのような部署があり、どのようなことを学ぶのか?どんな資格を取得できるのか?採用試験はどのようなものか?など説明いただきました。
また、平成30年に高校卒業された自衛官の方とも直接お話し、生徒達にとって自衛隊員という職業が身近に感じられる説明会となりました。
OG訪問では、先輩が就職された企業について、製造の仕事に就職する上での心構え、試験に向けて取り組むべきことについてお話しいただきました。
就職活動に向けた準備も最終段階に入りました。3年生全員の進路実現を期待しています。
期末考査4日目
7月9日(木)、期末考査最終日です。1年生地学基礎、自習、数学Ⅰ、2年生コミュニケーション英語Ⅱ、
自習、現代文B、3年生選択科目(生活と福祉・ファッション・生物演習・簿記)、自習、化学基礎に臨みます。
定期考査が終わり、ホッと一息、友達と遊んだり、アルバイトを再開したり、自宅で思う存分ゲームをしたりと、それぞれの方法で心を解き放っていることでしょう。
筆者が学生の頃は、一番憂鬱な日でした。いつもより、長くて厳しい部活が待っていたからです。
ただその頃に母が、作ってくれたシーチキンの入ったおにぎりの味は今でも忘れることのない思い出です。
ところで、全てのテストが終わった後、各クラスで避難経路の確認が行われました。
いくつかの出火場所を想定し、どのように行動すれば、スムーズに待避できるか、知恵を出し合います。
大地震にともなう原子力災害や、大雨にともなう洪水や土砂崩れなど、私たちの暮らす地域には、さまざまなリスクが時折顔を見せます。天災は突然やって来ます。
君たちには未来があります。命はひとつです。大切にしてください。
テストも終わり、穏やかな雰囲気の中で、防災教育が行われました。
「生徒一人ひとりの命を第一に」そう語りかける先生の姿が印象的でした。
定期考査3日目
7月8日(水)、1年生は家庭総合、自習、コミュニケーション英語Ⅰ、2年生は保健、自習、古典A、3年生は選択科目(地理A・フードデザイン)、自習、数学Ⅱの試験に臨みます。
1年生に高校で初めて受けるテストについて、感想を聞いてみました。「保健がやばいです。」「どうして?」「勉強しなかったから・・・」それはまずいですね。
保健は高校で初めて学ぶ科目かな?「怖いです・・・」「どうして?」「赤点とらないかどうか心配で・・・」そうですね。
高校にはいわゆる「赤点」というものがあり、一定の成績をとらないと進級できなくなりますから。
「中学校の時よりできました!」学ぶ科目も友達も、先生も制服も全部違う環境で、あらたに第一歩を踏み出そうとする意気込みが伝わります。
これからは、自分で解決しなければならないことが増えていきます。
これまで「こどもだから」と家族や先生、周囲の人たちが守っていてくれた部分を、少しずつ自分の責任で行うことが期待されます。
そこには怖さや不安がつきまといます。しかし、こられを乗り越えることで、人は成長します。焦ることなく、失敗を恐れず、挑戦していきましょう。
1年生、テスト前の教室では、不安を胸に抱きながらも、それぞれの方法で、心を落ち着かせるべく、開始までの時間を過ごしました。
定期考査2日目
7月7日(火)、1年生は国語総合、音楽Ⅰ、保健、2年生は生物基礎、自習、日本史B、3年生は国語表現、選択科目(教養数学・英語表現・発達と保育)、世界史Aに取り組みます。
ところで今日は七夕です。辞書には「五節句の1つ。陰暦7月7日に織女星と牽牛星をまつる行事。この夜、2つの星が、
年に1度だけ相合うという中国の伝説によるもので、葉竹に五色の短冊などを飾り付け、技芸の上達を願う。」(小学館『現代国語例解辞典』)とあります。
ーー年に1度、愛や夢を確かめる、そんな1日なのかもしれません。英語の先生が推薦する曲があります。ディズニー映画『ピノキオ』で流れた『When you wish upon a star(星に願いを)』です。
彼は言います。「今日は七夕・・・。星に願いをかけてみてはいかがでしょうか?晴れるといいね!」と。
愛や夢、希望や理想・・・。目で見ることも手で触ることもできません。ところがこれを心の中で暖めておくと、不思議と力がわいてきます。まるで魔法です。
心が折れそうなとき、夢や希望を思い出してくださいね!
朝のSHRで担任の先生は、クラスの子どもたちの様子を確認します。また、机やドアノブなどの消毒などを行い、試験を受ける環境を整えます。
定期考査1日目
7月6日(月)、1学期の期末考査初日です。3年生にとっては進路活動をする上で、大切なテストです。緊張感がみなぎります。
本日は1年生が現代社会、自習、国語総合、2年生が数学A、自習、家庭総合、3年生が現代文B、自習、コミュニケーション英語Ⅲのそれぞれ3時間です。
30数年前、筆者が高校生の頃、テスト前の勉強を家でしていたとき、隣の部屋の兄から、「うるさい!」とよく叱られました。
その頃、私は自分で自分に講義する形の勉強をしていました。『動物細胞と植物細胞の構造は?それは・・・』『では、その違いは?それは・・・』
『違う!もう一度・・・』これを夜な夜なひとりで叫んでいるのだから、隣の部屋で眠りにつこうとしている人にとってはさぞ気味の悪い情景だったでしょう。
でも、テストに臨むに当たって「アウトプット」の訓練も必要です。何度も書いて覚えたつもりになっていても、
本番では「のどまで出かかっているのに・・・!」という経験があるでしょう。それを防ぐためにも、答える練習をしてください。
休み時間、次のテストに備えます。今しかできない「努力と苦労」はいつの日か「思い出」に変わります。
いくつもの個性・・・
7月3日(金)、3年生美術選択者の授業。以前お伝えした通り、土偶の特性を学んだ上で、実際に現代的な要素を取り入れた、オリジナルの土偶を作りました。
この日は、自分の作品への自己評価と、友だちの作品への感想を書きました。
10名の作品の評価です。しかも点数化することのできない魅力を文章で綴ります。
「髪にメッシュが入っているのが好き」「少し筋肉質みたいな土偶が面白い」「黄色のネックレスのようなものが金メダルにみえた。2020年東京オリンピックですね」など。
思いつきもしなかった作品の特徴が受け手の感性によって浮き彫りにされます。
土偶の固定概念を現代的視点から崩す。周りの雰囲気や流行、気づかずに自分たちの行動に影響を与えているものに、苦しんでいませんか。
物の見方は人それぞれのはずです。もっとおおらかに、自分を表現していってください。
なんでリンゴじゃなくて数字なんですか・・・
7月2日(木)、期末考査を来週にひかえ、子どもたちの勉強熱も高まっています。授業中、復習のために先生から出された問題に答える生徒。
提出しなければならない課題に格闘する者。教え合う姿ーー。学び合う空間がこの一週間に展開されています。
1年生の数学Ⅰの授業では、連立不等式の授業が行われていました。数学に苦手意識をもつ人もいるのではないでしょうか。ある3年生がこんなことを口にしていました。
「どうして数学は数字なの?リンゴ1個とかでは駄目なのかな・・・」その気持ちは分かります。4分の1はリンゴを4つに分けた内の1つ。100円のリンゴを3個買えば300円、8%の税金がかかって、324円を支払う。
今回の応用問題は1つのヒントになるかもしれません。
30㎝の土台に、高さ19㎝のブロックを積み上げて、160㎝以上のブロック塀を完成させるには、ブロックがいくつ以上必要か。ホームセンターの売り場で直面しそうな問題です。
直面する事象を数式にできるか。そしてそれを解くことができるか。
そのために、順をおって論理的、合理的に考えることができたか。数学を学ぶ目的の1つです。
抽象的な数字や記号をもちいて、頭の中で筋道を組み立てる。だからこそ、答えだけをノートに書いてはいけません。途中、自分がどのような歩みをとったのか。それが肝心です。人生と同じです。
放課後、授業で分からなかったところを、先生に教えてもらいました。
一緒に踊ろう・・・
7月1日(水)、1年生音楽の授業ではロックとヒップホップのリズムを、手や足で拍子をとっていくというものでした。
8ビートを体で表現することに、はじめは慣れない生徒たちも、時間が経つにつれて、体が動き出します。
今回はここまででしたが、ロックやヒップホップのリズムに合わせて、実際にグループごとに踊るような授業も考案されています。
その目的は、準備体操としてのストレッチや実際に踊ることによって、体幹部を鍛えたり、仲間との交流を楽しめるような機会が設けられるからです。
知識の習得にとどまらず、創造力、人間関係形成力などさまざまな力の育成につながります。
交流をとおし、互いを認め合うことができれば、満たされた気分になります。
これらの力は、現代社会に求められるものだといわれます。テレビなどでよく目にするいきいきとした笑顔でダンスを楽しむ子どもたちは、
きっと意図することなく、その力を発揮し、お互いが相手を尊重することに、肯定感を抱いているのかもしれません。
知識や技術は使って初めて、何かを生み出します。教え教えられ、創造する過程で、人との交流が生まれ、新しいものができあがるからです。
時に共同作業は他者との軋轢を生じさせます。しかし勇気を持って踏み出してみましょう。これまでとは違う風景が生み出されるはずです。
階段を一歩ずつ・・・
6月30日(火)、7月1日には求人票は公開となり、3年生は本格的な就職活動の開始となります。そこで3年生の授業をのぞいてみましょう。
ーー数学Ⅱの授業。担当の先生はいつも大型画面に授業の要点を映し出しながら、分かりやすい授業を心がけます。
この日は因数定理を用いて因数分解をするというもの。例題、演習問題、最後に発展問題へと進みます。
まだ充分に理解できず先生や友だちに聞く不安な顔、発展問題を正解して達成感にあふれた笑顔とさまざまでした。
しかしそれぞれののペースで、先生が1時間の間に用意した階段を上っていきます。
ーー化学基礎の授業では、原子について学びました。原子核、陽子、電子、中性子という構造や、その質量の示し方など、
目に見ることのできない物質を、先生は野球場や定規、身の回りの品々から想像できるように工夫して話してくれました。
教科書の用語を学び、その概念を理解する。その知識をもとに計算問題へと進む。
難しいなと思うことも、階段を上がるように一歩ずつ理解していけば、いつの間にか次のフロアに到達します。
就職活動には不安がたくさんあります。でも一歩ずつ足を進めていけば、必ず違った世界が目の前に現れるはずです。
今日もまた大切な日・・・
6月29日(月)、本日から期末考査1週間前です。6月1日から本格的に学校が再開され、1か月が経ちました。
この間、授業や部活、何より社会生活を送ることで、心身ともに疲れがあらわれる時期かもしれません。
3年生の世界史Aでは、期末考査に向けた復習が行われました。先生の質問に生徒が順番に答えていく。途中で間違えるとまたはじめの問題から。
子どもたちは緊張感を持ちながらも、最後の問題の答えが出たときには、笑顔で拍手していました。
2年生の数学Aでは「排反事象の確率」がテーマです。1から7までの数字から、1をとる確率と、偶数をとる確率は互いに両立しないため、それぞれの確率を別に求め、解同士をたす。
何問かの練習問題をこなすうちに、答え合わせが待ちきれずに、先へ先へと問題を解く生徒も見られました。
1年生の国語では、随筆を読んで筆者の主張をとらえようとするもの。題材は加賀美幸子さんの『メッセージ探しの旅』。
人生に起きるよしなしごとから、その人が何を受け取り、どのように内面化していくのか。その考え方に子どもたちは共感します。
何ということもない1コマの授業。それが人生にどのように役立つのか。明日からの生活にどう影響するのか。
今は答えることができません。しかし物憂げな一瞬一瞬であっても、その積み重ねが、人生を彩ります。
今日という日を馬鹿にしてはいけませんよ。
期末考査の時間割も発表されました。計画的に学習しましょう。