今日の勿来高校

ユニバーサルデザイン・・・

6月2日(火)、2年生数学の授業で、先生がじゃんけんで昔の人の「ちょき」はこうだった、

と手でその形を示しました。そもそも「じゃんけん」というかけ声ですら地域によって異なるようです。

1つの遊びをとってみても、時代や地域によってその人が頭の中に思い描く映像が異なるようです。

 

さて、授業は順列。「男子2人、女子3人の中から両端を男子、間に女子2人、合計4人を並べる組み合わせは?」

一見難しそうですが、先生は図を交えながらいろいろな場合の数を整理しました。

 

これからは多様な文化をもった人々が共に暮らす共生社会が求められています。

学校においても、どのような地域で育ち、どのような個性を持つ人でも共に学ぶことのできる環境整備が必要です。

数学の先生は、授業のユニバーサルデザイン化から、子どもたちにそれを伝えようとしたのかもしれません。

 

言葉を映像に置き換えることで、たくさんの人が情報を共有できるようになりますね。

 

学校に何気なく咲く花を生徒が摘んでくれました。咲かない花はありません。

多様性・・・

6月1日(月)から3学年みんなが集います。

2年生生物基礎の授業では、前回の実験プリントのまとめと、整理ノートでの学習でした。

顕微鏡の使い方を教科書を用いずに調べる。それに基づいて使ってみる。想定通りの結果になったのかを振り返る。

 

「事前に情報収集し、実際にやってみる。結果を振り返り間違えを繰り返さない。

 これって人生と同じだよな!」

先生からそのような言葉が聞かれました。

 

生物の授業では「多様性」という言葉が用いられます。これは生物の豊かな個性のつながりを指します。

先生は君たちが導き出した答えがそれぞれ違っているのも多様性だと伝えます。それぞれが異なる情報源から得た知識で、

独自の成果を出す。そこから学ぶこともまた人それぞれに貴重な知恵です。誰もがみんな主役です

みんなが自分で調べた個性豊かなプリントに目を奪われます。

この日は衣替えの日でした。みんな爽やかな夏服姿でした。

シリウスに向かって飛べ!

5月29日(金)今日は1,3年生の登校日です。分散登校最後の日になります。

1年生はこの1年間、地学基礎を学びます。宇宙や地球のこと、そのでき方や育まれる生物を学ぶことになります。

 

この日はまず科学についての話題をみんなで考えました。「カブトムシは脚をあげておしっこをする?!」

という話題をあげた生徒がいました。真偽のほどは定かではありませんが、少なくとも同様な行動をとる生物、

例えば犬などはなぜ脚を上げるのかをみんなで考えました。

 

次にこれから学ぶことを教科書で確認しました。私たちが目にする太陽から光は8分前に、シリウスからは

8年あまり前に発しました。先生はジブリ映画『風の谷のナウシカ』で主人公が「シリウスに向かって飛べ!」

という台詞から、天体に興味をもったことを熱く語られていました。

 

衝撃を受けたことや、疑問に思ったことを深く突き詰めていくこと。

きっとそれが本当の「学び」なのかもしれません。何に感動するかは人それぞれです。

ぜひいろいろな体験をして感性を磨いてくださいね。

日本人・・・

5月26日(火)6時間目2年生の教室で、俵万智さんの随筆『さくらさくらさくら』の授業が展開されました。

日本を代表する文学である『源氏物語』。その中に描かれる恋情は外国の人の心へも響きます。

ところが『伊勢物語』に載せる在原業平がさくらを詠んだ歌はなかなか理解されることがないといいます。

また淡いピンクの桜色もまたさえない印象を持たれるようです。

子どもたちはその俵さんの文章を読み解きます。

咲くまでにわくわくし、満開に感激し、散り際にわびしさを感じる・・・

そのように歌われる日本の歌謡曲を思い出しながら、日本人にとっての「さくら」を再認識しました。

タンポポ、アジサイ、アサガオと身近な花はたくさんあります。でも日本の花といわれるとどうもピンとこない。

これからたくさんの人たちとの出会いと別れがあるでしょう。

その経験の中で自分の考えをあらためて知ることがあるでしょう。様々な文章に触れてくださいね。

 

先生お手製の授業プリントに取り組む生徒たち。

自分を大切に・・・

5月26日(火)は1,2年生の分散登校日でした。2年生の保健の授業では、はじめに自分の

健康状態を記録するカードが配られました。

コロナウィルス感染拡大をきっかけに、あらためて日々の体の状態を把握しておくことで、

変化に気づくようにしようと、保健体育の先生が提案されました。

 

寝不足や不規則な食事などちょっとしたことで、体に変化が現れることがあります。

平熱や脈拍数を把握しておくことが、これからの生活の中で、自分を守ることにつながります。

 

さて、この日の主題は青年期について。「みんなは大人ですか?子どもですか?」という問いかけに、みんな考え込んでいるようでした。

 

徐々に成長していく体に、頭と心が上手く折り合えない。

だから悩み苦しみ時に自分を傷つける。でもそんなことして欲しくない。

命は大切だから・・・

 

そんなメッセージがこめられた授業でした。

脈拍数を数えました。今自分はどのような状態にあるのかな?それを毎日記録してみましょう。

 

無理なダイエットは成長を妨げます。また、心の不安定な状態から逃れようと、違法行為に走る人もいます。

その様なとき、周りの人に助けを求めてくださいね。

面倒くさがらずに書いて・・・

6月1日(月)からは、本格的に通常授業が始まります。5月25日(月)は1、3年生の登校日でした。

1年生は6月からの衣替えに備え、夏服販売も行われました。

1年生の数学では、数式の展開についての授業が行われました。

XとY、プラスとマイナス単純に足したり引いたりできないところでちょっとしたミスをしてしまいます。

慣れているからこそ、つい見逃してしまうことってよくありますよね。

それを防ぐためには、面倒くさがらずに必ず書くこと。数学の先生がよくおっしゃいます。

分かったと思ったことでも何度も何度も繰り返し練習することで身につきます。

ぜひ面倒くさいと思わずに、一歩ずつ解いていきましょう。

 

記号に注意しながら例題に取り組む生徒たち。プリントは休み中の課題で出された

「1~9までの数字を+、-、÷、×でつないで100にする」という問題の生徒たちの答え。

いろいろな発想がみられました。

1年生教室からはグランドが望めます。日曜日に、体育の先生方が整備してくれました。

変わらない笑顔・・・

5月28日は創立記念日。昭和28年に、福島県立勿来高等学校として開校されて以来、

今年で創立73年目となります。

昭和28年当時は吉田茂内閣、NHK、東京地区でテレビの本放送が開始されました。

流行曲は鶴田浩二の「街のサンドイッチマン」、本ではサン=テグジュペリ『星の王子さま』、

映画では佐田啓二・岸恵子が出演した『君の名は』が話題になりました。

 

現在は、今の内閣総理大臣は誰ですか?どんな歌手や映画がはやっているのだろう。

時代は変わりますね。学校もずいぶん変わりました。人数も制服もカリキュラムも、

昔のアルバムを見れば一目瞭然です。

でもいつでも変わらないのがみなさんの笑顔です。

 

人が集いともに苦楽をともにすることでしか得ることのできない清々しさ。学校中にあふれています。

5月27日(水)3年生の登校日での様子。

今日は創立記念日です。君たちの文化を謳歌してください。

Self-introduction・・・

5月22日(金)、この日は2年生の登校日でした。

本当は毎週木曜日にALTの先生が来てくれて、私たちに愛情あふれる授業をしてくれます。今は分散登校中で、

会うことができませんでした。そこでこの日はALTさんが書いてくれた“Self-introduction”をみんなで読みながら、

今後お目にかかるときまでに私たち「自己紹介」を完成させようというものでした。

 

英語の先生がそのためにいろいろな表現を教えてくれました。“My favorite ○○ is ●●.”

“I like ●● because I think SV.”など。教わった表現方法をもとに

「韓国に行きたい」「長野の諏訪神社に行きたい」「アニメを見るのが好き」などいろいろな文章が作られていきました。

先生は教室をまわりながら、単語や熟語、表現方法など、一人ひとりに質問しながら確認していきました。

早く実際に会ったり、行ったり、できたりするようになりたいですね。

“self-introduction paper”をみんなで読んでいます。

“sushi,pizza,and ramen”とくに”tonkotsu”が好きだと書いてありました。早く会いたいですね。

自己紹介を英語で作文する前に、表現を確認するためのプリント。2人の先生が一人ひとりにアドバイスします。

自己紹介・・・

5月21日(木)に行われた1年生の英語の授業を紹介します。

休みが続きまだお互いに知り合って間もない本日の授業は「自己紹介」。

本当は近くで会話を交わしたいところですが、感染症予防のため、一人一人が紹介文を作文、

先生からアドバイスを受けて、完成した文章を交換するという形式でした。

でもれっきとしたコミュニケーション能力向上のための学習。

相手が読みやすい、分かりやすい英文を書くこと。それが先生のねらいでした。

歌うことが趣味、ケーキが好き、ゲームを作れる・・と様々な個性が表現されました。

 

休み時間、勿来町窪田(くぼた)から通う子どもたちと話をしました。

本校には、電車やバスを利用せず登校する勿来町の生徒もたくさんいます。

彼らの登校経路には先日紹介した駅前から学校までの道のりをとはまた違った風景が広がっていることでしょう。

窪田には國魂神社があります。創建は平安時代初期といわれています。

勿来第一小学校・中学校の近くにあり、敷地内には学問の神様である天神様もまつられています。

古くから子どもたちの成長を守ってくれています。

勿来の駅から・・・

5月20日(水)、今日は1,2年生の登校日です。現在活動自粛のため活動できませんが、

毎週水曜日の放課後は、駅前にある関の子広場のみなさんとご一緒に、周辺の清掃を行います。

学校再開後は、様々なボランティア活動に参加していきましょう。

関の子広場の正面に展示されている彫像があります。「ずっと青空」という作品です。

作者は本校がお世話になっている写真館さんのご主人です。笑顔の絶えないその方の心が伝わります。

歩道橋を渡り学校へ向かう途中に和洋菓子屋さんがあります。

そちらで作られる美味しいお菓子は、茶道部のお手前でお世話になっています。

さらに進み学校の近くまで来ると、病院があります。みなさんの健康診断をはじめ保健の授業では、

特別な講義をいただきます。

毎日何気なく歩く道のりにも、私たちが学習活動するうえで、支えになってくれている人々の温かみが

伝わってきます。

1年生家庭科の授業は、基礎縫いの練習。先生が丁寧に指導します。

3年生は自宅学習日ですが、進路活動のため今日は学校でひとり勉強に励みます。