今日の勿来高校

共生プログラム

 

6月11日(金)

1年生を対象に、不自由さの疑似体験を通して、障がいや不自由さについて感じたり、気づいたりすることを目的とした共生プログラムの授業が行われました。

講師は、くぼた校の先生方です。

本校では、同じ校舎にいわき支援学校くぼた校が入っており、共生社会の担い手を育てるための質の高い授業が受けられます。

 

素手で折り紙を折った後、軍手をはめて同じように折り紙を折りました。

手の不自由さの体験です。

軍手をはめていても折りやすいユニバーサルデザイン折り紙ってあるのでしょうか?

 

アイマスクをして、視覚障がいの体験もしました。

誘導されながらハードルを越えていきます。

誘導する方とされる方の両方を体験しました。


障がいを持つ人たちが生活しやすい世の中は、誰もが生活しやすい世の中であることを改めて学ぶことができました。

県総体 第3位!!

6月6日(日)

地元、勿来海岸にて第74回県総合体育大会バレーボール競技のビーチバレーボール種目が開催されました。

本校女子バレー部からは、少年女子の部に3年生の安島・佐久間組が出場しました。

 

初戦を白河高に勝利すると、勢いに乗り、2回戦で磐城桜が丘高、準々決勝でも田村高に勝利する快進撃。

 

準決勝では優勝した原町高に敗れましたが、3年間少ない人数でも続けてきた練習の成果を見せてくれました。

 

おめでとう!

「ようこそ先輩」

6月4日(金)

6時間目に第1体育館で3学年を対象とした進路講演会「ようこそ先輩」が行われました。

本校の卒業生を講師としてお招きし、「在校生に望むこと」という内容で講演をしていただく、恒例の行事です。

 

今年の講師は、松村総合病院の池延穂奈美様(平成27年度卒)とみそら保育園の園部彩香様(平成30年度卒)の2名です。

 

それぞれ、現役の看護師保育士としてご活躍されており、現場での様子や夢をかなえるための方法などについてお話いただき、在校生も真剣に話を聴いていた様子でした。

 

 

 

 

 

 

・池延様「理想と現実のギャップに思い悩み、あきらめようと思ったこともあったが、患者さんと関わり感謝の言葉をかけられるとやりがいを感じる。」

 

 

 

 

 

 

・園部様「子どもは常に危険と隣り合わせ。保育士は子どもと接するだけの仕事ではなく、多くの業務がある。進学するなら覚悟が必要。」

 

講演終了後も玄関先で生徒の質問攻めにあうなど、なかなか帰してもらえない先輩方の姿がありましたが、後輩のために快くアドバイスを送っておられました。

ありがとうございました。

衣替え

6月1日(火)

本日から衣替えということで、みんな夏服を纏っての登校です。

 

生徒会によるあいさつ運動が行われ、爽やかな空気が流れていました。

 

校舎を共にする、いわき支援くぼた校の生徒も一緒にあいさつ運動をしています。

情報モラル

5月27日(木)

3日間の中間考査が終了し、今日から通常授業が再開しました。

1年生は「情報」の授業で、パワーポイントでスライド作成をしながら情報モラルについての学習をしています。

 

一人一台のパソコンを使い、実技を通じて学んでいくことが今や当たり前の時代になっています。

なかには、見事なブラインドタッチで次々と入力していく生徒もいます。

我々教員も生徒に負けないように勉強していかなければなりませんね。

福祉・介護の仕事説明会

5月24日(月)

本日より第1学期中間考査が始まりました。

1年生にとっては、高校入学後初めての定期考査です。

不安もあるかと思いますが、4月からの学習の成果を存分に表現して欲しいと思います。

 

そのような中、午後からは福島県社会福祉協議会様および特別養護老人ホーム寿限無様による「福祉・介護の仕事説明会」が本校視聴覚室にて行われました。

 

「介護の現場で求められる人材像」

「就職活動のポイント」

などを分かりやすく説明していただくとともに、参加生徒全員が疑問点や不安なことを質問し、現場の視点で答えていただきました。

ありがとうございました。

生活と福祉

5月19日(水)

3年生の選択授業では「生活と福祉」という科目があります。

本日の授業は、自分で課題を見つけ、調べ学習を進めるための計画を立てるという内容でした。

 

本校では、令和5年度から「福祉コース」が導入され、福祉について専門的な学習ができるようになる予定です。

中学生の皆さん。ぜひ、勿来高校に学びに来てください。

 

書画カメラを使い、プリントのどこを注目すればよいか確認しながら説明されていました。

スキルトレーニング

5月14日(金)

5校時目に本校体育館にて1学年全体でスキルトレーニングを行いました。

講師は、いわき支援学校くぼた校の鈴木分校長です。

 

自分と他人との違いを認め、多様性を受け入れることの大切さを学びました。

自分の性格特性は当たっていましたか?

他者との違い、分かりましたか?

 

長所と短所は一体である。

短所があるということは、そこが長所にもなり得るということですね。

 

ちなみに本校は、「おおらか」で「細かいことは気にしない」校長と「合理的」だが「ナイーブ」な教頭のようです。

 

 ※感染症対策を十分に行いながら学校生活を送っております。

進路説明会

4月30日(金)

本校第一体育館にて3年生の進路説明会が行われました。

本来であれば、PTA総会の日に生徒と保護者両方に説明するところでしたが、新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、PTA総会を書面開催に変更させていただいたため、生徒対象の説明会となりました。

 

ソーシャルディスタンスを確保したうえで、本校進路アドバイザーの天野氏からお話いただいた後、進路指導主事から就職・進学における本校のシステムおよびスケジュールが説明されました。

 

生徒には「進路の手引き」を配付しておりますので、ご家庭でもお読みいただき、一緒に進路について考えていただければ幸いです。

防犯講話

4月16日(金)

本校体育館にて1、2年生を対象に防犯講話が行われ、

「青少年の非行の実態と防止について」という演題で、SNSや薬物乱用に関わるお話をしていただきました。

講師は、いわき南警察署生活安全課の塚村理恵子氏です。

 

SNSトラブルのきっかけや、だましの手口、実際の被害など例を挙げて分かりやすく教えていただきました。

ありがとうございました。

 

何で来るの?

交通手段?理由?文字だけだと真意は分からないですね。

対面式

4月12日(月)

本校体育館にて、1年生と2、3年生が対面、令和3年度初の全校行事が行われました。

これまでの伝統を引き継いできた2、3年生と新たな制服に身を包んだ1年生。制服は変われど、共に力を合わせ、新たな勿来高を作り上げて行きます。

 

続いて、校舎を共に学ぶ、いわき支援学校くぼた校との対面式が行われ、3種類の制服が一堂に会しました。

 

共に学ぼう 未来に向かって

令和3年度入学式

4月9日(金)

本校体育館にて、令和3年度入学式が挙行され、38名の新入生が校長より入学を許可されました。

 

続く校長式辞では、「本校の校是『知性と自律』は本校生になったからといって身につくものではない。勿来高校で何を学ぶのか、常に考え続け、求め続けてください」との言葉が述べられました。

 

新入生代表宣誓では、「高校生としての自覚を持ち、本校の伝統と校是を重んじ、規則を守り、一日一日を大切にし、勉学にスポーツに精一杯努力することを誓います」と力強い誓いが述べられました。

 

感染症予防対策を講じての式ではありましたが、県議会議員の安部泰男様をはじめ4名のご来賓並びに保護者ご列席のもと、滞りなく式を挙行できましたことに感謝申し上げます。

 

各HRの様子(みんな真剣に話を聞いています)

まずは相手の気持ちを・・・(今年度最終回)

3月18日(木)3学期終業式、最後の日です。

ほぼ1年ぶりに体育館に全生徒が集まり、校長先生はじめ、多くの先生方から、お話がありました。私も最後に君たちに伝えたいことを書きます。

 

ウルトラマンはいるかもしれません。でも待っているうちに、怪獣に押しつぶされてしまいます。きっと隣にいる人たちと、力を合わせて行動した方がよいでしょう。

確かに一人ひとりの力はウルトラマンには及びません。でも、そんなちっぽけな力でも、何人、何百人、何千人と集まれば、きっと大きな問題を解決する術見えてくるでしょう。

 

ところで、ウルトラマンは自分ひとりで思ったように行動することができます。ところが私たち人間は一人ひとりが、違う考え方を持っています。

時に憎み合うことすらある・・・。だから簡単に、みんながひとつになることができません。

 

容易なことではありません。すぐに実現できることでもないでしょう。でもね・・・、まずは隣にいる人のことを、大切に思う気持ちを、忘れないでくださいね。

 

時には意見があわないこともあるでしょう。そんな時こそ、まずは相手の気持ちを尊重してあげてください。

そうすればきっと、いつかあなたの気持ちも相手に伝わるはずですから・・・。

 

1年間ありがとうございました。

 

諸行無常・・・

3月17日(水)、今日で授業が終わります。あなたが今、付き合っているその科目には、生涯出会わないかもしれません。

何気ない1時間の授業です。しかし出会いは1度限り。大切に付き合ってください。

 

私が最近よく、思い出す授業は国語で出会った『平家物語』です。「祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり・・・」暗唱させられました。

今でも口ずさむことができます。ただ当時はこの言葉の意味がいまいち、つかみきれませんでした。もちろん授業で口語訳は習います。内容は分かるのですが、実感が持てませんでした。

 

でも最近、無性にこの言葉を心に刻みたくなるのです。はっきりとした理由があるわけではないでしょう。ただ出会いと別れの季節です。

せっかく培った土地や人との関係性が変わります。また感染症の流行もありました。生活様式が大きく変わり、私たちの行動にも影響が出ました。

 

「一」からの出直しが求められるかもしれません。

しかし決して「零」からではない!君たちが築き上げた1時間の授業が、きっと新しい生活に何かしらの影響を及ぼすことでしょう。今を大切に。

 

休み中の課題が出されました。数学Aから数学Ⅱへ。積み重ねが大切です。

志・・・

3月16日(火)、久しぶりの学校はいかがですか。昨日は前期試験の合格発表の日。

掲示板を背景に写真を撮ったり、同じ学校の友だちと結果を伝え合ったりと、それぞれ、おもいおもいの姿が目に入りました。

 

私は日本史のおもしろさを伝えたくて今の仕事に就きました。当時、奈良時代を研究していた私は、教科書だけでは味わうことのできない人々の姿や、出来事の関係性、時代の風のようなものを肌で感じていました。

「決して歴史は暗記科目ではない。生身の人間の営みであり、物語だ」という思いが強くありましたから。それから30年近くが経とうとしています。

 

ところが私はたまに「つまらない」「面倒くさい」「休みたい」なんて思うことがあります。

平凡な日々に浸かってしまい、はじめに持っていた志のようなものを見失うことがあるからでしょう。

 

みなさんが高校に入学したとき、どのような気持ちでしたか?多少の違いがあるにせよ、ある志を秘めて入学してきたのではないでしょうか。では今の心持ちは・・・。

 

学校というところには、自分の夢をかなえるチャンスがあちらこちらにころがっています。平凡な毎日を送っていると「後でいいや」とやり過ごしてしまいます。

そしていつの間にか日常に埋もれて見えなくなってしまう・・・。

 

時々思いだしてくださいね、入った頃の志(こころざし)を。

1年生「地学基礎」の最後の授業です。生物の進化の視点から、映画を観賞しました。

未来を大切に・・・

3月11日(木)、東日本大震災から10年が経ちました。私はその時、浜通りに暮らしていませんでした。またこちらに知己も親戚もいません。

そのような私が、どのような形であれ、この未曾有の大震災を語る資格はありません。当時みなさんは小学生だったのでしょうか。どれほど心細い思いをしたことでしょうか・・・。

 

私は埼玉県で生まれ育ちました。関東大震災の影響もあり、物心ついた頃から「いつか大きな地震が起きる」と言われてきました。

また実際に有感地震が頻繁にありましたので、それほど大きくない地震に対して驚くことすらありませんでした。心のどこかに「きっと大丈夫」という甘えがあったことでしょう。

 

ところが、震災当時私が暮らす会津ですら、立っていることができないほどの揺れがありました。

地割れした道路、傾いた家屋、断水など「まさか」とおもうようなことを経験したのです。

 

「きっと」「まさか」と油断することなく生活していってください。君たちの未来は何よりも尊い宝物なのだから。

蓄積・・・

3月10日(水)、昨夜本校の警備員さんから、火力発電所近くで河津桜が咲きほこっているから見てくるといいよ、と声をかけてもらいました。

河津桜とは、1972年に静岡県河津町で発見された2月上旬から咲き始める早咲きの桜だということです(河津町観光協会ホームページを参考にさせていただきました)。

桜の盛りは10日から2週間程度。一斉に花を開かせ、一斉に舞い散る・・・。その華麗さや儚さが詠われることもあるほどです。

 

ところで以前、若松商業高校に勤務している頃、校長先生が折に触れ、桜の強さを子どもたちに話していたことを思い出します。

短期間に咲きほこる桜、それ以外の長い長い月日をかけて、懸命に、じっくりと、ひそやかに、エネルギーを蓄えます。そしてそのパワーを春一斉に解き放つのです。

 

僕たちの一日は平凡です。でもその誠実な生活の積み重ねが、「満面の笑み」をもたらします。それを楽しみに今日も歩こうと思います。

 

学校にいきづく木々たちも、蓄えたエネルギーを蕾みに結集しつつあります。

弁当・・・

3月9日(火)、今週は50分授業です。昼休みは12時45分から・・・。午前中にはすでにお腹の虫が鳴いたりしませんか。

人によっては休み時間にお菓子を食べたり、お弁当を少しつまんだりと工夫している人もいるでしょう。

 

私の通った高校にはいわゆる学食がありました。ただ1度しか利用した記憶がありません。

そもそも好き嫌いが激しかったし、混んでいたから、時間がかかって昼休みが短くなることが嫌だったのかもしれません。いつも弁当を持って行きました。

 

ところで弁当とはそもそも「都合のよいこと」という意味の中国語だったようです。

農作業や戦いのため、そとで食事をとらざるを得ない場合、都合のよいときに都合のよい場所で食事がとれるように、箱に入れたのがきっかけなのかと想像します。

言うなれば私のそれは語源にぴったりでした。弁当箱を開けば、米と肉しか入っていないのですから。

 

みなさんにとっての「弁当」とは何ですか?手作り弁当、購買部のお弁当やパン、コンビニおにぎりやスナック菓子・・・。きっとどれをとっても懐かしい思い出になるはずです。

じんかん・・・

3月8日(月)、久しぶりの学校でしたね。何をして過ごしましたか?みなさんに会えない日は、自分が1日何をして生きていたのか、実感がわかないことがあります。

きっとみなさんと関わることが生きている証なのでしょう。

 

ところで先日、今村翔吾さん『じんかん』を読みました。松永弾正少弼を描いた作品です。

主家三好家を滅ぼし、将軍を惨殺、東大寺大仏殿を焼き討ちした「悪人」として知られています。ところがこの作品は、久秀の内面からそれらの事柄に迫ったものでした。

世の中にはあらがうことのできない大きな流れのようなものがあって、人は善でありたいと行動しつつも、異なる評価や結果をもたらす。

何のために生まれてきたのか?そう問いかけられた作品でした。

 

壮大なテーマです。私には容易に答えが出ません。ただ自分なりに考えることは、幸せになるために僕たちは生きているということ。

勿論、僕たちは生まれや育ちを選択できません。それでもなお自分が輝くことのできる生き方を模索します。それが「幸せ」なのではないかかと思います。

 

1年生は体育でサッカーを、2年生は音楽でギターを学びます。「人」の「間」をボールや音がとびかうことで、何かが生み出されているかのようでした。

お祓い箱・・・

3月2日(火)、今日は明日から始まる入試の準備で、午前中で放課となります。昨日3年生が巣立ちました。今日からは2年生が最高学年となります。どのような気持ちでしょうか。

 

ところで先週末、凪良ゆうさんの『わたしの美しい庭』を読みました。舞台は賃貸マンションの屋上にある「縁切り神社」です。

その一場面に縁を切りたいことを書いた形代を「お祓い箱」に入れるというシーンが何度か出てきました。ふと不思議に思いました、「お払い箱」と何か関係があるのかな?と。

 

前者は人の願いを託す神聖な箱、後者は不要品をすてることという意味で日常生活に使われます。いうなれば正反対の意味です。

そこで辞書を引くと「もと、伊勢神宮が毎年地方の檀那に配ったお祓いのお札を入れたお祓い箱のこと。毎年新しいお札が来て古いお札は不用となることから『お祓い』を『お払い』にかけた洒落」(小学館『現代国語例解辞典』)とありました。

 

3年生はもういません。確かにこの学校の最高学年は現2年生となりました。新しい祈りの幕開けです。そして卒業生は新たなる願いを「お祓い箱」に入れることでしょう。叶いますように・・・。

 

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