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今日の勿来高校
探究心・・・part2
9月2日(水)、不安定な空模様が続きます。放課後の駅前清掃は残念ながら中止です。
今日は2年生数学Aの授業に参加しました。「ある数の各位の和が9の倍数である場合、その数は9の倍数である。」
つまり234は、全ての位の数を足し算すると9になるから、234は9の倍数であるということになります。
私は歴史が専門です。だからといって数学が苦手でいいとはいいませんが、これを聞いて感動しました。
これをはじめに発見した人はどのような気持ちだったでしょう。きっと大満足なさったに違いありません。
そしてこの発見が引き金となり、3や6の倍数も調べたくなるでしょう。
このことがどれほど実生活に役立つのか?人生の中で何度「9の倍数」を調べる機会に遭遇するだろうか?分かりません。
ただこの授業を受けていて探究心が芽生えたことは確かです。きっと生きていくために大切なのは、純粋に「なぜ」と思うことのできる心性なのかもしれません。
自然との共存を・・・
8月31日(月)、昨夜は急な雷雨で、勿来は一時停電となりました。みなさんの暮らす地域はいかがでしたか?
これからは台風の時期となります。普段から防災意識をもって生活しましょう。
ところで、先週金曜日、内閣総理大臣が病気を理由に辞意を表明しました。歴代首相で最長の在職でした。私たち国民生活にも様々な影響をもたらしました。
さて、この日の授業、特に1年生の「現代社会」や3年生の「世界史」など社会の授業を受け持つ先生方は、今回の出来事を例にして、政治の仕組みや世界の流れなどを説明していました。
今年、アメリカでは大統領選挙があります。私たちの国のリーダーも変わります。そして感染症拡大の影響により、社会経済は大きく変わろうとしています。
自然災害や感染症など自然の脅威を思い知らされますが、私たち人間は、知恵を出し合って、自然と共に生きる術を編み出していきましょう。
探究心・・・
8月28日(金)、今日は1年生の進路ガイダンスが行われました。15,6歳のうちから「進路」といわれてもピンとこない子もいるでしょう。
もちろん今すぐに決めなければならないものではありません。
私は日本史を研究したいと思って大学に進学し、研究に勤しみました。ところが卒業が近づくにつれ、自分はどこに就職すればよいのか悩みました。
仕事のために進学したわけではありません。日本史で食べていく道は限られていました。
結果的に教師になりましたが、警察官、商社、観光会社といろいろな会社に挑戦しました。
節操がないようですが、その頃の私はどの会社に入っても「これがやりたい」という目的を持っていました。もちろん日本史は関係ありません。
ただし目的に対してどのような方法で、それを達成していくかを、研究を通して学びました。
だからどの会社に入ってもやっていける自信がありました。
探究心が鍵です。これが仕事を面白くもしてくれます。疑問を持つこと。そしてそれを解決しようとする執着心を持つこと。
おのずと世界は広がっていきます。
演劇による進路ガイダンス。インパクトがありますね!
視野を広げよう・・・
8月27日(木)、今日は本宮高校の先生方がいらっしゃいました。「本宮」ってどこ?何て人はいないでしょうか。
福島県中通り、郡山市の北に位置し、県内でも住みたい町として人気のある町です。
福島県といっても、会津、中通り、浜通りと大きく3つに分かれます。さらに、例えば浜通りには相双、平、小名浜地区などの地域があります。
もともと人の生活圏は山や川に囲まれた限定的な地域でした。そこにはそれぞれの風土に育まれた文化や伝統があります。
私は埼玉県で生まれ育ちました。最初の就職先が「須賀川高校」でした。電話でそう告げられても場所が分からず、急いで福島県の地図を買いに行った思い出があります。
その後、棚倉や郡山、会津若松、金山などさまざまな土地で働かせていただきました。それぞれの土地に人々の築き上げた文化を感じ、あらためて自分の視野の狭さに気づかされました。
特に学生であるうちは、生活圏が限られます。あたかも自分の生活環境が「当たり前」だと感じます。思い切って飛び出してみましょう。
考え方も同じだと思います。自分の性格や生活習慣から1度自らを解放してみてはどうでしょう。きっと新しいものが見えてくるはずです。
この日の昼休みに、交通安全推進委員の委嘱状が校長先生から手渡されました。
感染症拡大の影響で、春は街頭キャンペーンを行うことができませんが、周りの友達へ交通安全の呼びかけをおこなっていきましょう。
思いやり・・・
8月26日(水)、今日から2学期の授業が始まります。夏休み中とは生活のリズムが異なるせいか、まだボッとしている子もいるようです。
さて、3年生選択授業の1つ「生活と福祉」の授業をのぞきに行きました。テーマはベットメイキングです。看護や介護の必要な方々がベッドを快適に利用できるように、なるべくしわが寄ることなくシーツを敷きます。
私も毎日布団にシーツを敷いてから眠るのですが、授業で行われていたほど、気を遣ったことはありませんでした。
「敷いてあればいい」というほどの考えでしかありません。ところが、他者の視点で見ると、ベッドを利用する人に少しでも清潔で快適に使って欲しいと思います。
この「その思いやり」が一枚のシーツの表情を変えます。
この姿勢はどの場面にも共通しているのではないでしょうか。
あいさつ、食事、会話に仕草など、相手への「思いやり」1つで、昨日までの自分とは一風違った雰囲気を醸し出すことができるのではないでしょうか。
介護分野への就職を目指す子どもたちも、将来に備えて実習に励みます。