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今日の勿来高校
第2学期終業日
12月20日(火)
長かった2学期も本日で終了。明日から1月9日(月)まで冬休みとなります。
さて、終業式では校長から各学年に対し以下の話をしました。
【3年生】
2学期の進路活動では、面接練習などを通して一人一人の成長を間近に見ることができて、大変感動しました。
夏休みの会社見学、9月16日に全国一斉に解禁となった就職試験に向けての書類作成。
進学では、各種上級学校出願に向けた書類の作成や、本番に向けた勉強、面接対策など。
いろんなストレスを抱える状況だったと思いますが、忙しい時期を無事に乗り切りましたね。
これから進路活動に向かう人たち。決意と勇気をもって向かってください。
自宅学習に入るまで、あと16日の登校。その間学年末考査も控えているので、勉強には怠りなく取り組んでください。
【2年生】
修学旅行面白かったですね。普段接することのない他の地域の文化に触れ、集団行動や宿泊生活をとおして学ぶことが多かったと思います。ぜひ今後の生活に生かしてください。
演劇によるコミュニケーション能力育成講座もありましたね。全3回で、様々な役割をこなしながら、他者の視点に立つ訓練をしました。これは大変貴重な経験です。
秋のインターンシップには8名の生徒が参加し、来年の準備をしてくれました。インターンシップは進路を考えていくうえでとても効果の高いものです。2年生は来年の春にもう一度参加するチャンスがあります。今回参加した人も含めて、ぜひインターンシップを体験し、自分理解を深めてください。
2年生の3学期は、3年生のゼロ学期と言われます。有意義な3学期にするために、冬休みを使って、今後のビジョンを描いてほしいと思います。
【1年生】
高校生活も約3分の1がもうすぐ終わります。慣れからくるいろいろな不都合はないですか。
2学期には、遠足、共生プログラムによるくぼた校の作業体験、その他の各種学校行事などを通して、集団行動を学び、多様性の理解を深めたことと思います。これから先輩の跡を継いで、勿来高校を盛り上げていくうえで大変重要な資質の一つです。来年頼りにされる先輩になれるよう、3学期に向けた活動・取り組みを冬休みから始めましょう。
最後に
人の立場に立って物事を考えられること、自分とは違う考えも尊重できることは、今後の長い人生において大変重要な能力です。これを身に付けるために、小学校・中学校でもいろいろな取り組みを経験してきましたね。
報道で知っている人も多いかと思いますが、COP15という国際会議が開かれました。地球規模の生物の多様性を維持するためにどうしていけばいいか、ということが話し合われました。
人間の社会も、多様性がないと維持できません。
地球規模ではなくとも、クラスの中の多様性、勿来高校の中の多様性、これは大切です。みんなの一人一人の個性が、クラスや部活動や勿来高校を作っていきます。自分とは異なる考えや行動を否定する社会集団では、そういう人たちに自分も否定されるということです。
いろいろな感じ方・考え方があって当たり前。大事なのは、その中でいかに妥協点を見つけて、みんなが生活しやすい集団を作っていくかです。そういう能力が、社会で活躍する皆さんには大変重要です。
1年がもうすぐ終わろうとしているこのタイミングで、一言でいえば、自分は自己中心的な言動をしていないか、1年生から3年生まで、もう一度そのことを振り返ってほしいと思います。
コロナの猛威が止まりません。冬休み中も、感染対策を万全にして体調管理に気を付け、
交通事故や事件に巻き込まれないよう、命を守る行動を心がけてください。
3学期始業式は、来年の1月10日(火)です。新たな気持ちへと切り替えができた皆さんと会えることを期待しています。
終業式に先立ち表彰式が行われ、勿来ゆめライトの採用者、勿来の関オリエンテーリングの入賞チーム・クラスへの表彰および漢検・数検の合格者への賞状伝達が行われました。
「勿来ゆめライト」の表彰は前回に引き続き、常磐共同火力株式会社 勿来発電所長 柏原様にプレゼンターを務めていただきました。
今年度初めて行われた「勿来の関オリエンテーリング」。
大会委員長(校長)から表彰状を受け取りました。
皆さん、おめでとうございます!
演劇によるコミュニケーション教育(最終回)
12月16日(金)
約1ヶ月ぶりにPAVLIC(パブリック)様にお越しいただきました。
本日、2学年の「演劇によるコミュニケーション教育」第3回目(最終回)です。
「皆さんお久し振りです。僕たちのこと覚えていましたか?」
「もちろんです!」
最終回のテーマは「チームワークを発揮して、“うらら”をイスから立たせよう!!」です。
前回までジェスチャーでの表現を行いましたが、今回は「セリフあり」の演劇です。
イスに座って本を読んでいる“うらら”を何とかイスから立たせるようなストーリーを8つの班に分かれ考えました。
ちなみに“うらら”はパブリックの劇団員でリクエストに応じて何でも演じてくれます。
ストーリーが出来上がったら実際に演技の練習です。
外から見ていると、演技なのか素なのか分からないほど熱の入った話し合いが行われていました。
いよいよ発表です。
映画館で「すみません、座席間違ってませんか?」
見知らぬ客“うらら”はなんだかんだ理由をつけて立とうとはしません。
結局、制限時間の90秒が過ぎ、ミッションクリアとはなりませんでした。
遊園地で「そのベンチ、ペンキ塗り立てです!」
友達が一緒に着替えに行こうと誘っても、ペンキを塗ったおじさんが注意しても立たせることはできませんでした。
自宅への怪しい宅配業者が訪問。
母親の“うらら”が立ち上がることはありませんでした。
電車の中にて目の前でお年寄りが「席をゆずってくれ」とお願いしましたが、無理でした。「あなたが譲ればいいでしょ!」
老人ホームにて孫たちが祖母“うらら”に会いにきましたが、あと少しのところで制限時間がきてしまいました。
こちらもお年寄りの「席譲れ」作戦でしたが、無理でした。
警備員“うらら”が上司から1億円を守るよう指示を受けました。
しかし結局強盗にやられてしまい、立ち上がることはありませんでした。
入院患者の容体が急変し、医師“うらら”に治療を求めましたが「研修医にまかせろ」と立ち上がる気配はありません。看護師が心揺さぶる熱い思いを伝えるが残念ながら時間切れ。
全8班、いずれも“うらら”を立たせることはできませんでした。
「価値観や考え方が違う人と向き合うのは面倒だけど、自分と考え方や価値観が似ている人とだけしか関わらないのでは自分の世界は広がらない。面倒かもしれないし、思いは通じないかも知れないけど、相手と向き合って関わろうとすることが大事。クラスの人たちだって一人ひとり価値観や考え方は違うよね。誰とでも仲良くなることは無理だけど、必要なときに必要な相手と協力できるようになってね。」
生徒たちは講師からの最後の話を真剣に聴いていました。
パブリックの皆さん、ありがとうございました。
介護に関する特別連携授業
12月15日(木)
本日の2年「家庭総合」、郡山健康科学専門学校の先生に授業をしていただきました。
利き手が使えない状態で、入浴、食事、着替えの場面を疑似体験。
まずは利き手を使っていつもどおりに。
逆は大変、思うようにできません。
これは何をするための補助具でしょうか?
片手でも瓶の蓋が開けられる道具でした。
その人に合った補助具を手作りすることも作業療法士の仕事だそうです。
現場では様々な職種の人たちがチームで介護にあたっていることも分かりました。
自分にはどういう仕事ができるのかな?
勿来の関オリエンテーリング
12月14日(水)
日本列島に今季最強寒波が襲来し日本海側は大雪の所もあるようですが、東北のハワイこと「いわき」は…
青空が広がり、紅葉も楽しむことができます。
そのような中、新イベント「勿来の関オリエンテーリング」が開催されました。
勿来の関公園内にある「吹風殿」の駐車場に各自集合。班ごとに問題を解きながら公園内を散策します。
上の写真が「吹風殿」。
「吹風殿」に初めて来た人?結構いるようですね。
今回のイベントは、地域探究活動も目的の一つです。
3学年そろって写真撮影。4時間のオリエンテーリング開始です。
公園内に設置されたQRコードを読み取り問題を解いていきます。
全32問、いくつ見つけていくつ正解できるか。
生徒の解答はすぐに本部に集められます。
問題を作成した先生方も、正解しているか否か気になります。
太平洋を臨む公園内には勿来に関する数多くの文学作品があります。
いくつ見つけましたか?
学年を越えた交流も生まれました。
チーム内で協力しながら問題を解いていきました。
ちなみに優勝チームは29/32問正解。
場所によっては電波状態が悪く、なかなか調べられなかったりうまく送信できなかったりデバイスの充電がなくなったりといったトラブルもあったようです。
ICTに頼るだけでなく、知識を頭に蓄え知恵を絞ることはやはり大切ですね。
今回は教員のICT研修として、グーグルフォームでの問題作成やQRコードの作成などに挑戦。各教科の問題の他、校長、教頭、事務、保健室まで先生方も相当頭を悩ませました。
生徒の皆さんは楽しむことができたでしょうか?
生徒も先生も皆さんお疲れ様でした。
介護に関する特別連携授業
12月13日(火)
本日は「高齢者が生活の中で困ることってなんだろう」というテーマで福島介護福祉専門学校(二本松市)の鎌田恵子先生による特別授業が行われました。
対象は2年「生活と福祉」選択者です。
現在の高齢者は10~20年前と比較して、加齢に伴う身体的機能変化の出現が5~10年遅延しており、「若返り」現象がみられることから、高齢者の定義が75歳からに変更することが検討されているそうです。
我々教員も自身の健康について考え、アンチエイジングのための行動をとらなければならないとあらためて実感しました。
鎌田先生、本日はありがとうございました。
一方、3年「生活と福祉」では、ベッドメイキングの実習が行われました。
効率よく皺なくきれいにシーツを交換することは想像よりも大変でした。
先生のデモンストレーション。
手際の良さ、仕上げの美しさに自然と拍手がおこりました!
みんなもたくさん練習すればきっとうまくできるようになります。
お疲れ様でした。