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今日の勿来高校
消費者主権!自分で選んで・・・
6月15日(月)、学校が日常を取り戻してから2週間になります。全国的に梅雨入りが宣言され、連日蒸し暑さが続きます。
2年生の家庭総合では、食品に用いられる着色料の種類を、実験をとおして判別し、食品表示欄に記される成分と照合するというものでした。
3種類のゼリーと2種類のジュースをそれぞれガラスカップに入れます。そこに小さじ1杯の酢をいれて、中に毛糸を浸します。
それを半分まで水を満たしたフライパンで15分加熱します。それぞれの毛糸の色はどのように変化するのか・・・。
私たちが毎日口に入れる多くの食べ物には、色がついています。合成着色料か天然色素が利用されています。
どちらも法的に認められている色素です。どちらかが危険であるというわけではありません。
私たちは消費者として日々様々な商品を購入します。今自分が口にするものが、どのような成分から成り立ち、どのように体に作用するのか。
私たちは健康な社会生活を送ることができるためにも、商品を自分で選ぶ力を身につけなくてはいけません。
密着をさけるため、2グループに分けて実験しました。調理実習が思うようにできない時期です。先生も様々な工夫をされています。
なぜ?なに?を大切に・・・
6月12日(金)昨夕の雷雨が嘘のように晴れ上がり、朝から蒸し暑さが続きます。
6月15日より各教室のエアコンが運転開始しました。熱中症にならないように、水分をこまめに摂りましょう。
1年生 地学基礎の授業では太陽系について、学んだことを整理するプリントに取り組みました。
半径が一番大きな惑星は?衛星をもたない惑星はいくつ?恒星の数は?さまざまな問いかけがなされます。
その中で「先生!小惑星でなく小惑星帯ではいけませんか?」とある生徒が質問します。先生はこう言います。
「問題文をよくご覧なさい。どうかな?星を答えなさいとあるからですよ。でもいい質問です。自分で考える習慣を先生はみんなに身につけて欲しいと思っています。」
授業の終わりに、次回は先生が太陽系の誕生を熱く語るぞとおっしゃいました。楽しみですね。
扇風機が欠かせません。エアコンもそろそろ活躍する時期ですね。
まずは自分を知ることから・・・
6月11日(木)保健の検診が続きます。内科検診、歯科検診など健康チェックを怠らずに。
今日は木曜日で、ALTのチェイス先生の授業がありました。教室全体にパワーがあふれる時間です。
2年生は”Prefectures Quiz.” チェイス先生が、ある都道府県に関するヒントを出します。
4つ出すまでに、早く解答にたどり着いたグループに、より高いポイントが与えられます。
例えば第1ヒント、1612年に徳川が建てた城がある。第2ヒント、中日ドラゴンズ。第3ヒント、赤味噌が有名。第4ヒント、トヨタ。
勿論これを聞き取りやすい英語を伝えてくれるのですが、なかなか正解に到達できない。
英語が理解できないわけではなく、日本にどのような歴史や文化、特産品や企業があるのかを知らないのです。
国際化に英語は必要です。しかし、伝える知識があってはじめて、自分自身のことや生まれ育った国のことを紹介できるのです。
ぜひ身の回りのことに興味をもってください。何かが見えてくるはずです。
窓をあけ、扇風機を回し、換気を充分にしながらのグループ学習です。
意見を出し合うことは学びの大切な要素です。
集うからこそ・・・
6月10日(水)、学校再開から10日が経ちました。先週は月曜日から金曜日まで、50分授業を6時間と部活動が開始し、通常の学校生活に戻りつつあります。
3月初旬からの断続的な臨時休業のために自宅学習が続き、外出も制限されていました。
人によっては生活のリズムがくるい、学校の生活環境に慣れるまで時間がかかったのではないでしょうか。
また、久しぶりに他者と生活を共にすることになります。人と時間を共有すれば、必ず軋轢(あつれき)が生まれます。
時には嫌な気分になることや友だちとのいざこざもあったのではないでしょうか?
でも、そのような山や谷を乗り越えることによって、得られることがきっとあります。
何もせず、誰とも接することがなければ、何の軋轢(あつれき)も生じない代わりに、人と人とが醸(かも)し出す安心感を得ることもできません。
学校では、みんなが集うことによって育まれる温かさを感じて欲しい。
今はヨコに並んで食べていますが、また顔を合わせて笑いながらランチしたいですね。
基礎が大切・・・
6月9日(火)、1年生の体育、男子はソフトボール、女子はバドミントンです。
女子の授業では、まず軽いランニングの後、ラジオ体操をしました。
そして柔軟体操、腕立て伏せ、腹筋、背筋、ジャンプ、そして30秒走を3本と続きます。
ここまでの基礎トレーニングに30分を費やしました。
先生は言います。今、子どもの頃に外で遊ぶ機会が少なく、鬼ごっこや草野球、ボール遊びなどで自然と身についていた基礎体力が備わっていない生徒が増えている。
基礎体力が無いと、就職した際、思うように体を動かせず、働きながら、家庭生活を送ることは難しい。
だから授業では基礎体力の向上に重点をおきたいと。
その後、子どもたちはバドミントンのラケットとシャトルを手にします。人によってはスマッシュの速さが
時速300㎞にもなるという球技ですが、この日はリフティング。5回できたら終了です。みんな課題をクリアすることができました。
何事も基礎が大切です。5回のリフティングができないと時速300㎞のスマッシュを放てません。
基礎体力があって初めて、社会生活が充実するように。それに気づかされた授業でした。
勝つためばかりではない(バレーボール部)
6月8日(月)練習が再開されたバレー部。部員が1名という時期がありましたが、
現在は2年生2名、1年生1名の計3名が、顧問の先生から指導を受け、久しぶりにバレーの楽しさを味わいました。
バレー経験の無い子どもたちへ先生はバレーの面白さを伝えます。マンツーマンで手の形、構え方、腕の振り具合と身振り手振りを交えながら教えます。
はじめてだから上手くいきません。慣れてないから腕や掌が痛くなります。それでも幾度となく、十数メートル先にある高いネットめがけてサーブを繰り返しました。
部活終了間際、サーブしたボールがネットを超えて、相手陣内へ飛び込みます。この日の練習で、彼女は1つの目標を達成させました。
誰もがはじめから上手なわけではありません。どんなに練習しても人より上手くなるとは限りません。人それぞれです。ただし1つだけはっきりしていることがあります。
目標を達成しようという心の強さは、バレーボールだけでなく、生活していく中で大切な力であるということ。
先生は勝つためにバレーを教えません。成長するために一緒にコートに立ちます。そんな情熱のこもった練習風景でした。
強くて大きなチームにいたら気づくことのできないことを身につけることができます。
いつか誰かの太陽に・・・
6月8日(月)、この日から長い間休止していた部活動が再開されました。暑さも日増しに強まります。
熱中症に注意して、適度の休憩と水分補給に心がけてください。
この日3年生英語の授業では、ひとつの単元が終わり、生徒たちは、先生が用意したプリントを使って、何度も繰り返し要点となる文章を復習しました。
担当の先生は、毎回授業の始まりに”Today’s Power Phrase”を子どもたちに伝えます。
先生がこれまでに出会った心をふるわせる言葉です。
“The sun is always shining on you.”
先生は熱く語ります。
太陽はいつでも君たちを照らしてくれている。雨の日も曇りの日も必ず太陽は空から君たちを見守ってくれる。君たちにはそんな太陽のような存在になって欲しい。
その願いを込めてこのフレーズを伝えたいと。
“nice guy”である先生の愛情が教室全体にひろがります。
残念ながら今はペアワークができませんが、基礎をきちんとかためていきましょう。
「ようこそ先輩」(進路講話)
6月5日(金)に、3学年を対象に進路講話「ようこそ先輩」を実施しました。
平成30年度に本校を卒業し、地元企業に就職した2名の先輩をお招きして、自身の進路活動の経験談や
就職後の話を聞かせていただきました。
社会人として気を付けていることや苦労したこと、高校生のうちに身に付けるべきことなど、ご自身の体験とともに説得力のある話を聞くことができました。
生徒のメモ用紙には、びっしりと大事なことがメモされており、卒業生のお2人の思いが、確実に生徒の心に響いていました。
7割減・・・
6月5日(金)、今日は3年生対象に卒業生を招いて、就職についての心構えについてお話を伺いました。
この日3年生の国語表現の授業で、はじめに先生はこう伝えます。
「去年の今頃は、20社が学校にいらっしゃいました。でも今年は3社です。でも頑張ろう!」
感染症拡大の影響もあり、企業によっては採用を見合わせている場合もあるようです。
いずれにせよ今年の就職活動は苦労しそうです。
そのような中、3年生は敬語の勉強をしていました。普段家族のことを「ママ、パパ」とよんだり、
自分のことを「ヒロコは・・・」などと名前で表現したりすることがあると思います。
しかし社会人として相手と接する場合、その言い方を変えることが求められます。「母、父」「わたくし」などどと。
この日はある場面では、尊敬・謙譲・丁寧語いずれで表現すべきなのかをあらためて学びました。
社会には常識やルールがあります。みんなが一緒に集う場所だからです。面倒くさがらずに身につけていきましょう。
歴史が物語ること・・・
6月4日(木)は、今年度初めてスクールカウンセラーさんが来校されました。胸に抱えていること、
それがたとえ解決されなくても、人に話すことでホッとできることがあります。ひとりで抱え込まないでくださいね。
この日2年生、日本史の授業は、幕末維新期を取り上げていました。
将軍の跡継ぎを誰にすべきか、アメリカと通商貿易をすべきかを焦点に国内は、一橋家の徳川慶喜と紀州藩主徳川慶福とをそれぞれ推す、二つの派閥に分かれていました。
後者を支持する彦根藩主井伊直弼が大老となったことにより、日米修好条約の締結と、第14代将軍徳川家茂の就任とが一気に進められ、反対派は粛清されます。
これを安政の大獄といいますが、それに対抗すべく尊王攘夷派は井伊直弼を暗殺します。これを桜田門外の変といいます。
先生は説明しながら黒板に整理していきます。さらにプリントをつくって、大切な言葉を子どもたちにチェックさせていました。
さて、後でノートやプリントを見返したとき、理解できますか?きっと日本史だけに漢字の羅列で、試験前には「暗記は苦手」と思う人もいるのではないでしょうか。
歴史は人の営みを科学的に物語ったものです。漢字と漢字の間にどのような関係を見つけ出すのかが大切です。
決して暗記科目ではありません。ぜひ、先生が物語る人々の営みに耳を傾けてください。
先生が作成したプリント。たくさん書き込みがあります。人に何かを伝えるためには、その何十倍もの勉強が必要です。