カテゴリ:学校生活

まずは自分を知ることから・・・

6月11日(木)保健の検診が続きます。内科検診、歯科検診など健康チェックを怠らずに。

今日は木曜日で、ALTのチェイス先生の授業がありました。教室全体にパワーがあふれる時間です。

2年生は”Prefectures Quiz.” チェイス先生が、ある都道府県に関するヒントを出します。

4つ出すまでに、早く解答にたどり着いたグループに、より高いポイントが与えられます。

 

例えば第1ヒント、1612年に徳川が建てた城がある。第2ヒント、中日ドラゴンズ。第3ヒント、赤味噌が有名。第4ヒント、トヨタ。

 

勿論これを聞き取りやすい英語を伝えてくれるのですが、なかなか正解に到達できない。

英語が理解できないわけではなく、日本にどのような歴史や文化、特産品や企業があるのかを知らないのです。

国際化に英語は必要です。しかし、伝える知識があってはじめて、自分自身のことや生まれ育った国のことを紹介できるのです。

ぜひ身の回りのことに興味をもってください。何かが見えてくるはずです。

窓をあけ、扇風機を回し、換気を充分にしながらのグループ学習です。

意見を出し合うことは学びの大切な要素です。

集うからこそ・・・

6月10日(水)、学校再開から10日が経ちました。先週は月曜日から金曜日まで、50分授業を6時間と部活動が開始し、通常の学校生活に戻りつつあります。

3月初旬からの断続的な臨時休業のために自宅学習が続き、外出も制限されていました。

人によっては生活のリズムがくるい、学校の生活環境に慣れるまで時間がかかったのではないでしょうか。

また、久しぶりに他者と生活を共にすることになります。人と時間を共有すれば、必ず軋轢(あつれき)が生まれます。

時には嫌な気分になることや友だちとのいざこざもあったのではないでしょうか?

でも、そのような山や谷を乗り越えることによって、得られることがきっとあります。

何もせず、誰とも接することがなければ、何の軋轢(あつれき)も生じない代わりに、人と人とが醸(かも)し出す安心感を得ることもできません。

学校では、みんなが集うことによって育まれる温かさを感じて欲しい。

 

今はヨコに並んで食べていますが、また顔を合わせて笑いながらランチしたいですね。

基礎が大切・・・

6月9日(火)、1年生の体育、男子はソフトボール、女子はバドミントンです。

女子の授業では、まず軽いランニングの後、ラジオ体操をしました。

そして柔軟体操、腕立て伏せ、腹筋、背筋、ジャンプ、そして30秒走を3本と続きます。

ここまでの基礎トレーニングに30分を費やしました。

 

先生は言います。今、子どもの頃に外で遊ぶ機会が少なく、鬼ごっこや草野球、ボール遊びなどで自然と身についていた基礎体力が備わっていない生徒が増えている。

基礎体力が無いと、就職した際、思うように体を動かせず、働きながら、家庭生活を送ることは難しい。

だから授業では基礎体力の向上に重点をおきたいと。

その後、子どもたちはバドミントンのラケットとシャトルを手にします。人によってはスマッシュの速さが

時速300㎞にもなるという球技ですが、この日はリフティング。5回できたら終了です。みんな課題をクリアすることができました。

何事も基礎が大切です。5回のリフティングができないと時速300㎞のスマッシュを放てません。

基礎体力があって初めて、社会生活が充実するように。それに気づかされた授業でした。

いつか誰かの太陽に・・・

6月8日(月)、この日から長い間休止していた部活動が再開されました。暑さも日増しに強まります。

熱中症に注意して、適度の休憩と水分補給に心がけてください。

 

この日3年生英語の授業では、ひとつの単元が終わり、生徒たちは、先生が用意したプリントを使って、何度も繰り返し要点となる文章を復習しました。

担当の先生は、毎回授業の始まりに”Today’s Power Phrase”を子どもたちに伝えます。

先生がこれまでに出会った心をふるわせる言葉です。

“The sun is always shining on you.”

先生は熱く語ります。

太陽はいつでも君たちを照らしてくれている。雨の日も曇りの日も必ず太陽は空から君たちを見守ってくれる。君たちにはそんな太陽のような存在になって欲しい。

その願いを込めてこのフレーズを伝えたいと。

“nice guy”である先生の愛情が教室全体にひろがります。

 

残念ながら今はペアワークができませんが、基礎をきちんとかためていきましょう。

7割減・・・

6月5日(金)、今日は3年生対象に卒業生を招いて、就職についての心構えについてお話を伺いました。

この日3年生の国語表現の授業で、はじめに先生はこう伝えます。

「去年の今頃は、20社が学校にいらっしゃいました。でも今年は3社です。でも頑張ろう!」

感染症拡大の影響もあり、企業によっては採用を見合わせている場合もあるようです。

いずれにせよ今年の就職活動は苦労しそうです。

 

そのような中、3年生は敬語の勉強をしていました。普段家族のことを「ママ、パパ」とよんだり、

自分のことを「ヒロコは・・・」などと名前で表現したりすることがあると思います。

しかし社会人として相手と接する場合、その言い方を変えることが求められます。「母、父」「わたくし」などどと。

この日はある場面では、尊敬・謙譲・丁寧語いずれで表現すべきなのかをあらためて学びました。

社会には常識やルールがあります。みんなが一緒に集う場所だからです。面倒くさがらずに身につけていきましょう。

歴史が物語ること・・・

6月4日(木)は、今年度初めてスクールカウンセラーさんが来校されました。胸に抱えていること、

それがたとえ解決されなくても、人に話すことでホッとできることがあります。ひとりで抱え込まないでくださいね。

 

この日2年生、日本史の授業は、幕末維新期を取り上げていました。

将軍の跡継ぎを誰にすべきか、アメリカと通商貿易をすべきかを焦点に国内は、一橋家の徳川慶喜と紀州藩主徳川慶福とをそれぞれ推す、二つの派閥に分かれていました。

後者を支持する彦根藩主井伊直弼が大老となったことにより、日米修好条約の締結と、第14代将軍徳川家茂の就任とが一気に進められ、反対派は粛清されます。

これを安政の大獄といいますが、それに対抗すべく尊王攘夷派は井伊直弼を暗殺します。これを桜田門外の変といいます。

先生は説明しながら黒板に整理していきます。さらにプリントをつくって、大切な言葉を子どもたちにチェックさせていました。

 

さて、後でノートやプリントを見返したとき、理解できますか?きっと日本史だけに漢字の羅列で、試験前には「暗記は苦手」と思う人もいるのではないでしょうか。

歴史は人の営みを科学的に物語ったものです。漢字と漢字の間にどのような関係を見つけ出すのかが大切です。

決して暗記科目ではありません。ぜひ、先生が物語る人々の営みに耳を傾けてください。

 

先生が作成したプリント。たくさん書き込みがあります。人に何かを伝えるためには、その何十倍もの勉強が必要です。

今の暮らしが未来の姿を・・・

6月3日(水)、今日は全校生徒が歯科検診を受けました。歯は健康のバロメーターといわれます。

食後に歯を磨く習慣を身につけましょう。

去年から家庭クラブや保健委員会のみなさんが中心となって、昼休みには歯を磨こうという呼びかけをしています。

ぜひ卒業までに虫歯を無くしておきましょう。

 

1年生の現代社会の授業では、資源やエネルギーについて学びました。

化石燃料、原子力、再生可能エネルギーとそれぞれのエネルギー源には長所と短所があります。

浜通り地域は以前石炭の採掘が盛んでした。また大地震前までは原子力発電が行われていました。

 

私たちが経済活動する上でエネルギーは欠かせません。だからこそ地球を次の世代に手渡すためにも、

持続可能なエネルギー環境を整えなければいけません。

虫歯は日常生活の結果をあらわします。未来の社会は今を生きる私たちの生活にかかっています。

一人ひとりが地球に暮らす一員としての自覚をもちたいですね。

  

中庭には池があります。今、睡蓮が大輪の花をつけつつあります。

いつまでもここに通う子どもたちに残したい風景です。

ユニバーサルデザイン・・・

6月2日(火)、2年生数学の授業で、先生がじゃんけんで昔の人の「ちょき」はこうだった、

と手でその形を示しました。そもそも「じゃんけん」というかけ声ですら地域によって異なるようです。

1つの遊びをとってみても、時代や地域によってその人が頭の中に思い描く映像が異なるようです。

 

さて、授業は順列。「男子2人、女子3人の中から両端を男子、間に女子2人、合計4人を並べる組み合わせは?」

一見難しそうですが、先生は図を交えながらいろいろな場合の数を整理しました。

 

これからは多様な文化をもった人々が共に暮らす共生社会が求められています。

学校においても、どのような地域で育ち、どのような個性を持つ人でも共に学ぶことのできる環境整備が必要です。

数学の先生は、授業のユニバーサルデザイン化から、子どもたちにそれを伝えようとしたのかもしれません。

 

言葉を映像に置き換えることで、たくさんの人が情報を共有できるようになりますね。

 

学校に何気なく咲く花を生徒が摘んでくれました。咲かない花はありません。

多様性・・・

6月1日(月)から3学年みんなが集います。

2年生生物基礎の授業では、前回の実験プリントのまとめと、整理ノートでの学習でした。

顕微鏡の使い方を教科書を用いずに調べる。それに基づいて使ってみる。想定通りの結果になったのかを振り返る。

 

「事前に情報収集し、実際にやってみる。結果を振り返り間違えを繰り返さない。

 これって人生と同じだよな!」

先生からそのような言葉が聞かれました。

 

生物の授業では「多様性」という言葉が用いられます。これは生物の豊かな個性のつながりを指します。

先生は君たちが導き出した答えがそれぞれ違っているのも多様性だと伝えます。それぞれが異なる情報源から得た知識で、

独自の成果を出す。そこから学ぶこともまた人それぞれに貴重な知恵です。誰もがみんな主役です

みんなが自分で調べた個性豊かなプリントに目を奪われます。

この日は衣替えの日でした。みんな爽やかな夏服姿でした。

シリウスに向かって飛べ!

5月29日(金)今日は1,3年生の登校日です。分散登校最後の日になります。

1年生はこの1年間、地学基礎を学びます。宇宙や地球のこと、そのでき方や育まれる生物を学ぶことになります。

 

この日はまず科学についての話題をみんなで考えました。「カブトムシは脚をあげておしっこをする?!」

という話題をあげた生徒がいました。真偽のほどは定かではありませんが、少なくとも同様な行動をとる生物、

例えば犬などはなぜ脚を上げるのかをみんなで考えました。

 

次にこれから学ぶことを教科書で確認しました。私たちが目にする太陽から光は8分前に、シリウスからは

8年あまり前に発しました。先生はジブリ映画『風の谷のナウシカ』で主人公が「シリウスに向かって飛べ!」

という台詞から、天体に興味をもったことを熱く語られていました。

 

衝撃を受けたことや、疑問に思ったことを深く突き詰めていくこと。

きっとそれが本当の「学び」なのかもしれません。何に感動するかは人それぞれです。

ぜひいろいろな体験をして感性を磨いてくださいね。

日本人・・・

5月26日(火)6時間目2年生の教室で、俵万智さんの随筆『さくらさくらさくら』の授業が展開されました。

日本を代表する文学である『源氏物語』。その中に描かれる恋情は外国の人の心へも響きます。

ところが『伊勢物語』に載せる在原業平がさくらを詠んだ歌はなかなか理解されることがないといいます。

また淡いピンクの桜色もまたさえない印象を持たれるようです。

子どもたちはその俵さんの文章を読み解きます。

咲くまでにわくわくし、満開に感激し、散り際にわびしさを感じる・・・

そのように歌われる日本の歌謡曲を思い出しながら、日本人にとっての「さくら」を再認識しました。

タンポポ、アジサイ、アサガオと身近な花はたくさんあります。でも日本の花といわれるとどうもピンとこない。

これからたくさんの人たちとの出会いと別れがあるでしょう。

その経験の中で自分の考えをあらためて知ることがあるでしょう。様々な文章に触れてくださいね。

 

先生お手製の授業プリントに取り組む生徒たち。

自分を大切に・・・

5月26日(火)は1,2年生の分散登校日でした。2年生の保健の授業では、はじめに自分の

健康状態を記録するカードが配られました。

コロナウィルス感染拡大をきっかけに、あらためて日々の体の状態を把握しておくことで、

変化に気づくようにしようと、保健体育の先生が提案されました。

 

寝不足や不規則な食事などちょっとしたことで、体に変化が現れることがあります。

平熱や脈拍数を把握しておくことが、これからの生活の中で、自分を守ることにつながります。

 

さて、この日の主題は青年期について。「みんなは大人ですか?子どもですか?」という問いかけに、みんな考え込んでいるようでした。

 

徐々に成長していく体に、頭と心が上手く折り合えない。

だから悩み苦しみ時に自分を傷つける。でもそんなことして欲しくない。

命は大切だから・・・

 

そんなメッセージがこめられた授業でした。

脈拍数を数えました。今自分はどのような状態にあるのかな?それを毎日記録してみましょう。

 

無理なダイエットは成長を妨げます。また、心の不安定な状態から逃れようと、違法行為に走る人もいます。

その様なとき、周りの人に助けを求めてくださいね。

面倒くさがらずに書いて・・・

6月1日(月)からは、本格的に通常授業が始まります。5月25日(月)は1、3年生の登校日でした。

1年生は6月からの衣替えに備え、夏服販売も行われました。

1年生の数学では、数式の展開についての授業が行われました。

XとY、プラスとマイナス単純に足したり引いたりできないところでちょっとしたミスをしてしまいます。

慣れているからこそ、つい見逃してしまうことってよくありますよね。

それを防ぐためには、面倒くさがらずに必ず書くこと。数学の先生がよくおっしゃいます。

分かったと思ったことでも何度も何度も繰り返し練習することで身につきます。

ぜひ面倒くさいと思わずに、一歩ずつ解いていきましょう。

 

記号に注意しながら例題に取り組む生徒たち。プリントは休み中の課題で出された

「1~9までの数字を+、-、÷、×でつないで100にする」という問題の生徒たちの答え。

いろいろな発想がみられました。

1年生教室からはグランドが望めます。日曜日に、体育の先生方が整備してくれました。

変わらない笑顔・・・

5月28日は創立記念日。昭和28年に、福島県立勿来高等学校として開校されて以来、

今年で創立73年目となります。

昭和28年当時は吉田茂内閣、NHK、東京地区でテレビの本放送が開始されました。

流行曲は鶴田浩二の「街のサンドイッチマン」、本ではサン=テグジュペリ『星の王子さま』、

映画では佐田啓二・岸恵子が出演した『君の名は』が話題になりました。

 

現在は、今の内閣総理大臣は誰ですか?どんな歌手や映画がはやっているのだろう。

時代は変わりますね。学校もずいぶん変わりました。人数も制服もカリキュラムも、

昔のアルバムを見れば一目瞭然です。

でもいつでも変わらないのがみなさんの笑顔です。

 

人が集いともに苦楽をともにすることでしか得ることのできない清々しさ。学校中にあふれています。

5月27日(水)3年生の登校日での様子。

今日は創立記念日です。君たちの文化を謳歌してください。

Self-introduction・・・

5月22日(金)、この日は2年生の登校日でした。

本当は毎週木曜日にALTの先生が来てくれて、私たちに愛情あふれる授業をしてくれます。今は分散登校中で、

会うことができませんでした。そこでこの日はALTさんが書いてくれた“Self-introduction”をみんなで読みながら、

今後お目にかかるときまでに私たち「自己紹介」を完成させようというものでした。

 

英語の先生がそのためにいろいろな表現を教えてくれました。“My favorite ○○ is ●●.”

“I like ●● because I think SV.”など。教わった表現方法をもとに

「韓国に行きたい」「長野の諏訪神社に行きたい」「アニメを見るのが好き」などいろいろな文章が作られていきました。

先生は教室をまわりながら、単語や熟語、表現方法など、一人ひとりに質問しながら確認していきました。

早く実際に会ったり、行ったり、できたりするようになりたいですね。

“self-introduction paper”をみんなで読んでいます。

“sushi,pizza,and ramen”とくに”tonkotsu”が好きだと書いてありました。早く会いたいですね。

自己紹介を英語で作文する前に、表現を確認するためのプリント。2人の先生が一人ひとりにアドバイスします。

自己紹介・・・

5月21日(木)に行われた1年生の英語の授業を紹介します。

休みが続きまだお互いに知り合って間もない本日の授業は「自己紹介」。

本当は近くで会話を交わしたいところですが、感染症予防のため、一人一人が紹介文を作文、

先生からアドバイスを受けて、完成した文章を交換するという形式でした。

でもれっきとしたコミュニケーション能力向上のための学習。

相手が読みやすい、分かりやすい英文を書くこと。それが先生のねらいでした。

歌うことが趣味、ケーキが好き、ゲームを作れる・・と様々な個性が表現されました。

 

休み時間、勿来町窪田(くぼた)から通う子どもたちと話をしました。

本校には、電車やバスを利用せず登校する勿来町の生徒もたくさんいます。

彼らの登校経路には先日紹介した駅前から学校までの道のりをとはまた違った風景が広がっていることでしょう。

窪田には國魂神社があります。創建は平安時代初期といわれています。

勿来第一小学校・中学校の近くにあり、敷地内には学問の神様である天神様もまつられています。

古くから子どもたちの成長を守ってくれています。

勿来の駅から・・・

5月20日(水)、今日は1,2年生の登校日です。現在活動自粛のため活動できませんが、

毎週水曜日の放課後は、駅前にある関の子広場のみなさんとご一緒に、周辺の清掃を行います。

学校再開後は、様々なボランティア活動に参加していきましょう。

関の子広場の正面に展示されている彫像があります。「ずっと青空」という作品です。

作者は本校がお世話になっている写真館さんのご主人です。笑顔の絶えないその方の心が伝わります。

歩道橋を渡り学校へ向かう途中に和洋菓子屋さんがあります。

そちらで作られる美味しいお菓子は、茶道部のお手前でお世話になっています。

さらに進み学校の近くまで来ると、病院があります。みなさんの健康診断をはじめ保健の授業では、

特別な講義をいただきます。

毎日何気なく歩く道のりにも、私たちが学習活動するうえで、支えになってくれている人々の温かみが

伝わってきます。

1年生家庭科の授業は、基礎縫いの練習。先生が丁寧に指導します。

3年生は自宅学習日ですが、進路活動のため今日は学校でひとり勉強に励みます。

生きるもの・・・

5月19日(火)は3学年の登校日。あいにくの雨模様でした。

その水槽は、職員玄関を入るとすぐ右側にあります。普段は理科研究部のみなさんが世話をしていますが、

休業中は顧問の先生が定期的にえさをあげ、掃除を欠かしません。

じっとみつめていると魚たちは目、尾ひれ、胸びれ、いや体全体をつかって前に後ろに右に左に動き回ります。

一生懸命です。

ぼくらは食卓に出された魚に何を思うでしょうか。

目やひれが生きるために動いていたことを感じることができるでしょうか。

 

知れば知るほど、私たちは相手のことを尊重するようになります。

世の中のことを少しでも多く「知る」ために勉強はあるのかもしれませんね。

そうすれば世の中を大切にできるようになるから。

職員玄関には金魚と銀ブナ、進路指導室前にはメダカが泳いでいます。同じ目線で眺めると、息づかいが伝わってきます。

生物の実験に備えて打合せをする先生方。

授業はじまる・・・

5月18日(月)、学校の全面再開に向けて、分散登校がはじまりました。この日は2年生の登校日。

久しぶりの授業。頭も体も徐々にならしていきましょう。

 

音楽の授業は、映画鑑賞でした。本当はみんなで合唱や合奏をしたいところだけど、

今はじっくり上手い人の歌を聴いて感性を磨きましょう。鑑賞作品は「オペラ座の怪人」。

迫力のある音響と歌声がこころに響き渡ります。

 

体育の授業は、学校周辺を散策。長い間運動する機会がなかったよね。少しずつ体力を取り戻してくださいね。

本当は球技やゲームもしたいでしょうが、感染症が落ち着くまでは基礎体力作りに励みましょう。

 

家庭科は、手作りマスクの製作。これからの生活、マスクは欠かすことができません。

入手困難な時が来るかもしれませんが、これで大丈夫!自分たちで作れるね。

本当は和洋中と調理実習が続くはずでした。でも後の楽しみにとっておきましょう。

それぞれの時間、先生方が工夫をこらした授業を展開していました。

相手をみとめること・・・

5月15日(金)は一斉登校日でした。久しぶりに学校に生命が宿ったようでした。

 

1年生はいわき支援学校くぼた校分校長から「多様性について」と題する講義を受けました。

様々な質問をとおして自分の長所と短所を見つけ出します。

 

例えば長所に好奇心旺盛で好きなことには集中できるという子がいるとします。

ところがその子が短所だと思う点は飽きっぽくて興味の無いことには努力しないというもの。

つまり長所と短所は表裏一体のものなのです。

長所をなくす必要はありません。ただ短所と感じるところの弱点さえ克服すればよいのですから。

 

世の中に同じ人は1人として存在しません。ぜひ自分を大切に大事にしてくださいね。

 

 自分を知り、相手を知る。

 認め合うことが共生社会に求められる姿勢です。