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今日の勿来高校
コミュニケーションは多様・・・
9月7日(月)、今日は、先日2年2組で行われた、マチュピチュで栽培するならどのような植物を推薦するか、という授業が1組でも行われました。
柿、カボチャ、サツマイモにリンゴや大根、ニンジンと様々でした。保存が利いたり、料理のバリエーションが豊富だったり、
寒くても育てやすく多くの実の付けたりと、子どもたちの発想力に驚かされます。
なかでも今回筆者の目を引いたのはブロッコリーでした。最大の理由はイラスト。色鉛筆が描き出す食材たちが、消費者としての私の心をつかみます。
絵は実物に近いということがうまさの基準ではあるでしょう。でも、私たちの身の回りの看板や広告などを見てください。
そこには写実的ではないけれど、私たちの心をつかむものが表現されていたりします。
ブッロコリーは、この地の主食であるジャガイモやトウモロコシに合う食材で、何よりこの遺跡がある森を表現しているそうです。
コンセプトをイラストで表現する。それをクライアントが受け入れる。
これもコミュニケーション能力の1つです。
当たり前だから・・・
9月8日(火)、昨日過去最大級の台風10号が、沖縄や九州に上陸し、彼の地に大きな被害の爪痕を残しました。
昨年、9月9日のことです。台風15号により本校は休校しました。幸い生徒のみなさんや校舎などには大きな影響はありませんでした。
しかし終日常磐線は不通、千葉県では甚大な被害を及ぼしました。
このニュースを耳にし、一年前のことを振り返ります。電車は動くだろうか、学校は吹き飛ばされないだろうか、川の氾濫はないだろうか、何よりみんなの無事を!
不安な時間を過ごしました。その後も何度か台風が来ました。夜中に何度も携帯電話に防災メールが届いたこと。
家に帰ると停電でお風呂も食事もとることができなかったこと。どれも不安思い出です。その様なときいつも思います。平凡な生活に感謝しなければならないと。
人は時に傲慢になります。周囲の人、自然の恩恵など当たり前のように享受し生活できているにもかかわらず、あたかも自分1人で生きているような錯覚に陥ります。
そのとき、人は他人も自然も蔑(ないがし)ろにしてしまう。
ーー過去を振り返ること。それが後悔につながることがあります。私はできる限り前を向いて歩こうと思います。
しかし時に自分の歩んできた道をふり返り、確かめてみることで、人は人に優しくなれるのではないでしょうか。
9月8日朝7時頃の様子。
早めに学校にきて、勉強や今日一日の準備に勤しみます。
当たり前の毎日がいつまでも続きますように。
心の素振り・・・
9月7日(月)、沖縄や九州を、これまでで最大だといわれる台風10号が通過しました。台風の時期です。みなさんの暮らす地域のハザードマップをもう一度確認してください。
ところで、先日1年生が2週連続で進路ガイダンスを受けました。今回はハローワークさんの協力を得て、各クラスが教室で、講師の先生から講義を受けるという形態です。
講義の中で、企業がほしがる人材が紹介されました。圧倒的に「コミュニケーション能力の高さ」だそうです。
「笑顔」を忘れずに誰とでも意思疎通のできる力が望まれるようです。
でも、難しいですよね。例えば漢字は何度も書いて覚える、因数分解は繰り返し問題を解く、野球は素振りを何千回とする・・・。
このように何となく努力の方法が浮かんできます。また、その成果も、テストや試合の結果に出るため、確認しやすい。
ではコミュニケーション能力はどうやったら高まるのか?そもそもコミュニケーションとは相手との意思疎通を指します。方法は様々です。
必ずしも言葉である必要はありません。時に話さないことが意思表明になります。
私は思います。これに正解はないと・・・。ただ1つだけ言えることは、相手がいるということ。他人と交わることは時に煩わしさを伴います。
ただ、それこそが漢字の書き取りや素振りに当たるのではないでしょうか。
Now or Never・・・
9月4日(金)、2年生の保護者会が開かれました。議題は10月末に予定されている修学旅行と、3年次に選択できる科目の説明です。先生方も事前準備に大わらわでした。
前日6校時、3年生英語の授業に参加しました。先生の情熱を感じ取りたかったからです。最近失敗続きで心が沈みがちです。先生は授業の始まりに必ず英語の格言を教えてくれます。
今回は”Believe in yourself”
先生も心が折れることがあるそうです。そのような時に、自分が正しい判断し行動したことに自信を持とうと、心に言い聞かせるといいます。
とかく人は人の評価や世間の常識を気にします。時にそれに合わない自分を悲観します。
十人十色・・・。人にはそれぞれ価値観があります。大切にしたいものがあります。違うのが当たり前です。先生から教えてもらった言葉を胸に刻みたいと思いました。
授業の後半は、東大の問題を、グループで知恵を出し合いながら解くというものでした。聞いただけで怖じ気づきそうな問題です。でも挑戦してみると答えが見えてきます。
自分自身を信じること。チャレンジするための第一歩かもしれません。
思いをとどけるツール・・・
9月3日(木)、昨夜の雨のせいか蒸し暑い一日になりました。
ところで、本日は2年生英語の授業で、発表会がありました。内容は、世界遺産マチュピチュで栽培するなら、どのような植物がおすすめか、というもの。
たとえば柿。栄養もあり、干すことで長期保存できるという理由から、2つの班が提案しました。リンゴ。みずみずしくて、乾燥した高原地帯にはもってこいです。
なかでもとくに注目を浴びたのが、大豆とサツマイモでした。どちらも栄養価が高く、しかも調理次第でさまざまなメニューになり得ます。さらに腹持ちがよいことから、主食になります。
ただし、植物の効用ばかりが、2つの班が注目をあびた理由ではありません。
発表の姿勢ーー。つまり声の大きさ、視線や体の動きなど、英語で人に情報を伝えるのに必要な動作が「エクセレント」という評価だったからです。
以前このクラスは、地方都市について英語で発表を行いました。あれから数ヶ月がたち、表現力が増したことが伝わってきます。
確かに目と目で気持ちが通じることもあります。ただし、言葉で表現することで、さらに熱い思いを相手に届けることができます。みなさん、コミュニケーションが上手くなりましたよ。
探究心・・・part2
9月2日(水)、不安定な空模様が続きます。放課後の駅前清掃は残念ながら中止です。
今日は2年生数学Aの授業に参加しました。「ある数の各位の和が9の倍数である場合、その数は9の倍数である。」
つまり234は、全ての位の数を足し算すると9になるから、234は9の倍数であるということになります。
私は歴史が専門です。だからといって数学が苦手でいいとはいいませんが、これを聞いて感動しました。
これをはじめに発見した人はどのような気持ちだったでしょう。きっと大満足なさったに違いありません。
そしてこの発見が引き金となり、3や6の倍数も調べたくなるでしょう。
このことがどれほど実生活に役立つのか?人生の中で何度「9の倍数」を調べる機会に遭遇するだろうか?分かりません。
ただこの授業を受けていて探究心が芽生えたことは確かです。きっと生きていくために大切なのは、純粋に「なぜ」と思うことのできる心性なのかもしれません。
自然との共存を・・・
8月31日(月)、昨夜は急な雷雨で、勿来は一時停電となりました。みなさんの暮らす地域はいかがでしたか?
これからは台風の時期となります。普段から防災意識をもって生活しましょう。
ところで、先週金曜日、内閣総理大臣が病気を理由に辞意を表明しました。歴代首相で最長の在職でした。私たち国民生活にも様々な影響をもたらしました。
さて、この日の授業、特に1年生の「現代社会」や3年生の「世界史」など社会の授業を受け持つ先生方は、今回の出来事を例にして、政治の仕組みや世界の流れなどを説明していました。
今年、アメリカでは大統領選挙があります。私たちの国のリーダーも変わります。そして感染症拡大の影響により、社会経済は大きく変わろうとしています。
自然災害や感染症など自然の脅威を思い知らされますが、私たち人間は、知恵を出し合って、自然と共に生きる術を編み出していきましょう。
探究心・・・
8月28日(金)、今日は1年生の進路ガイダンスが行われました。15,6歳のうちから「進路」といわれてもピンとこない子もいるでしょう。
もちろん今すぐに決めなければならないものではありません。
私は日本史を研究したいと思って大学に進学し、研究に勤しみました。ところが卒業が近づくにつれ、自分はどこに就職すればよいのか悩みました。
仕事のために進学したわけではありません。日本史で食べていく道は限られていました。
結果的に教師になりましたが、警察官、商社、観光会社といろいろな会社に挑戦しました。
節操がないようですが、その頃の私はどの会社に入っても「これがやりたい」という目的を持っていました。もちろん日本史は関係ありません。
ただし目的に対してどのような方法で、それを達成していくかを、研究を通して学びました。
だからどの会社に入ってもやっていける自信がありました。
探究心が鍵です。これが仕事を面白くもしてくれます。疑問を持つこと。そしてそれを解決しようとする執着心を持つこと。
おのずと世界は広がっていきます。
演劇による進路ガイダンス。インパクトがありますね!
視野を広げよう・・・
8月27日(木)、今日は本宮高校の先生方がいらっしゃいました。「本宮」ってどこ?何て人はいないでしょうか。
福島県中通り、郡山市の北に位置し、県内でも住みたい町として人気のある町です。
福島県といっても、会津、中通り、浜通りと大きく3つに分かれます。さらに、例えば浜通りには相双、平、小名浜地区などの地域があります。
もともと人の生活圏は山や川に囲まれた限定的な地域でした。そこにはそれぞれの風土に育まれた文化や伝統があります。
私は埼玉県で生まれ育ちました。最初の就職先が「須賀川高校」でした。電話でそう告げられても場所が分からず、急いで福島県の地図を買いに行った思い出があります。
その後、棚倉や郡山、会津若松、金山などさまざまな土地で働かせていただきました。それぞれの土地に人々の築き上げた文化を感じ、あらためて自分の視野の狭さに気づかされました。
特に学生であるうちは、生活圏が限られます。あたかも自分の生活環境が「当たり前」だと感じます。思い切って飛び出してみましょう。
考え方も同じだと思います。自分の性格や生活習慣から1度自らを解放してみてはどうでしょう。きっと新しいものが見えてくるはずです。
この日の昼休みに、交通安全推進委員の委嘱状が校長先生から手渡されました。
感染症拡大の影響で、春は街頭キャンペーンを行うことができませんが、周りの友達へ交通安全の呼びかけをおこなっていきましょう。
思いやり・・・
8月26日(水)、今日から2学期の授業が始まります。夏休み中とは生活のリズムが異なるせいか、まだボッとしている子もいるようです。
さて、3年生選択授業の1つ「生活と福祉」の授業をのぞきに行きました。テーマはベットメイキングです。看護や介護の必要な方々がベッドを快適に利用できるように、なるべくしわが寄ることなくシーツを敷きます。
私も毎日布団にシーツを敷いてから眠るのですが、授業で行われていたほど、気を遣ったことはありませんでした。
「敷いてあればいい」というほどの考えでしかありません。ところが、他者の視点で見ると、ベッドを利用する人に少しでも清潔で快適に使って欲しいと思います。
この「その思いやり」が一枚のシーツの表情を変えます。
この姿勢はどの場面にも共通しているのではないでしょうか。
あいさつ、食事、会話に仕草など、相手への「思いやり」1つで、昨日までの自分とは一風違った雰囲気を醸し出すことができるのではないでしょうか。
介護分野への就職を目指す子どもたちも、将来に備えて実習に励みます。
未来は変えることができる・・・
8月25日(火)、今日から2学期が始まりました。朝の登校する姿、マスクで顔が隠れていますが、ぐったりした様子が伝わります。
長い休みを過ごした後です。しかも連日の猛暑。足が重くなるのも頷けます。
始業式は校内放送により、校長先生が、各クラスのみなさんにお話をするという形式で行われました。
人はよく過去を振り返り後悔する。
しかし決して変えることはできない。唯一できることは今を一生懸命生活することで、未来を変えることができるのだと。
担任の先生方は、話しの要旨を咀嚼しながら伝えます。「ある研究によれば人間は120歳まで生きることができるという。
ただ現実には80数年。その長い人生の中で何度も振り返ることがあるだろう。でも振り返ってばかりいてはいけない。
未来を見つめよう。例えば挨拶や今日の課題テストなど頑張りなさい。そうすれば未来を望ましいものになります。」
過去は動かすことのできない記録として残ります。しかし未来は自由です。変幻自在です。あなた次第です!
校舎から見える電波塔、大型スーパーの看板、工場の煙突からでる煙・・・いつかこの風景も変わるかもしれませんね。
共に学び、共に生きる・・・
8月24日(月)、夏季休業最終日ーー。先生方も始業式や課題テスト、そして何よりも子どもたちと何を語らい合おうかと、期待に胸を膨らませて準備に勤しんでいました。
ところで昨日は、本校サッカー部3名が、遠野高校さんらと合同チームを結成し、須賀川市の空港公園で、船引高校と試合をしました。
少人数で3年間汗を流し続けてきた彼らにとって、最後の試合となります。
以前、学校は、地域の人々が等しく教育を受ける施設として各地に設けられました。
ただ、現在は自動車の普及を中心に交通の便が良くなり、人々の行動範囲は広がりました。
したがって、必ずしも地域の学校に通わなくても、自分がここぞと思った学校へ入学するチャンスがあります。
そこで学校もこれまでの教育に加えて、特色を打ち出そうとしています。「ここに来ればこのようなことに出会える」というものです。
本校では「共に学び共に生きる」を合い言葉に認め会える校風を目指しています。
今回の合同チーム、まさにこのテーゼを垣間見ることができました。残念ながら6対5の惜敗でした。
しかし合同練習などの交流を通して、互いの人格を認め合い、肩を組んで試合に臨むことができました。このような子どもたちを、私は誇らしく思います。
いつでも、いつまでも・・・
8月21日(金)、昨日は体験入学が行われ、40名近くの中学生が、勿来高校に足を運んでくれました。夏休み中、しかも記録的な猛暑です。
家でゆったり過ごすこともできるだろうに、私たちの学校に来てくれたことを感謝しています。
本日は、3年生就職希望者へ今後どのような指導をしていくかの話し合いが行われました。
これから彼らは応募書類の準備、試験の勉強、作文練習、模擬面接と学校で過ごす時間が多くなることでしょう。
2年生の2学期は、修学旅行やインターンシップなど大きな行事が目白押しです。感染症拡大の影響で、計画通りに進められるかどうか、分かりません。
だからこそ、例年とは違った行動を求められることでしょう。学校からの連絡、話し合い、世の中の動きなどいろいろなことに注意を払いながら生活することが求められます。
1年生は1学期が短かったこともあり、やっと生活に慣れたところ、夏休みとなりました。それでも多くの子どもたちが夏休みにもかかわらず学校へきてくれました。
「家で勉強するより、学校で友達と」「理研部だから動植物の世話のために」など理由はそれぞれです。久しぶりに登校する君たちが2学期をスムーズに迎えられることを祈っています。
私たち勿来高校はいつでも、いつまでも君たちを待ち望んでいます。どうぞその笑顔をまた見せて下さいね。
音楽部の練習風景。
みんなを迎える玄関です。花壇のひまわりも君たちにほほえみかけているようです。
エール・・・
8月20日(木)中学生を対象とした体験入学が行われました。7月下旬に行う予定でしたが、感染症拡大の影響を受けてこの日にずれ込みました。
中学生にとっては忙しい夏休みになったことでしょう。休みが短くなった学校もある中で、急きょ部活動の大会が組まれたり、高校の体験入学に参加し、
面談等を通して進路先を考えたりと、なかなか予定通りにいかないことばかりだったでしょう。
感染症拡大のために生活のリズムが狂わされた人も多いのではないでしょうか。春の選抜に出場予定であった磐城高校野球部のみなさんもそのひとつでしょう。
ただ15日(土)に甲子園球場で行われた交流試合では、東京都代表のチームに1点差まで詰め寄り、私たちいわき市民に感動を与えてくれました。
生活に大きな影響を与えられたみなさんへ、私が何か言うことはできません。ただし、困難な状況下で、必死に取り組む姿は、人々に勇気を与えます。
そして何よりその苦労は人生の糧となるはずです。私たち勿来高校はそのような一人ひとりを応援する学校になりたいと思います。
就職試験が1ヶ月先に延ばされました。3年生も大きく予定を狂わされましたが、夏休みにもかかわらず、熱心に志望先企業への書類づくりに励みます。
楽しんで学ぶこと・・・
8月5日(水)、厳しい暑さが続きます。しかし毎日のように子どもたちが学校に来てくれます。
3年生は進路実現に向けて、受験問題に取り組んだり、履歴書を書いたりと、緊張感が漂います。2,3年生は部活や補習と目的は様々です。
1年生になぜ、夏休みなのに毎日学校に来て勉強しているのかを聞いてみました。
「暑いから」「スマホをいじってしまうから」「兄弟がうるさいから」と様々です。昨年から本校にもエアコンが設置されました。
学習環境は以前に比べて、格段に上がっています。また、学校には決まり事があります。他の人の迷惑にならないように、スマホをいじったり、騒いだりできません。
自宅で1人、集中して勉強を続けるには、強い自制心が必要です。彼らの意見はもっともです。
ただ、もっと大切な理由があるのではないでしょうか。みんなの表情はとても豊かです。勉強を「やらされている」のではなく「楽しんでいる」ように感じます。
自分のペースで取り組むことができる。しかも気の合う仲間と一緒に。筆者が大学時代に教えを受けた先生はこうおっしゃいました。「学校は勉強ではなく遊学するところだ」と。
「学び」は決して強いられてはいけません。主体性を持って「知」と遊んで下さい。
幸せとは何かを考え続けて・・・
8月4日(火)、夏休み2日目。3年生は進路活動に、1,2年生は、補習に部活動に精を出します。
女子バレーボール部は少人数ながらも毎日汗を流します。サッカー部は連合チームを結成し、8月末の試合にそなえ練習試合に励みます。
理研部は植物の育成や水質調査を、初心者も多い弓道部は、格技場で体捌きや基礎訓練を、そして今年、
生徒総会を経て発足したウェイトトレーニング同好会は、新しくそろえた器具に向かい合い、爽やかな汗を流しています。
筆者はもっぱら読書に勤しみます。図書館には夏休みにあわせて、みなさんに読んで欲しい本を取りそろえています。
生徒の推薦、話題の本、受賞作品など様々です。なかでも私が心を掴まれた本が、凪良ゆう『流浪の月』(2019東京創元社)です。
ある事件の「被害者」と「加害者」、それをとりまく世間、それぞれの受け止め方の相克・・・。「事実と真実はちがう」という言葉が印象に残ります。
主人公の少女は晩ご飯にアイスクリームを、なぜ食べてはいけないのか?と問います。世間が正しくて私が変なのか。
「日本人ならご飯でしょう!」私はなぜパンではいけないのか疑問でした。俺は日本人じゃないの?そもそも日本人って?
人は1人では生きていけません。安心できる場所が必要です。だからといってみんなに合わせてばかりいては、「安心」できてもホッとできません。
答えは簡単ではありません。部活動やホームルーム活動などいろいろな体験を通して、自分にとっての「幸せ」を構築していって下さい。
夢と将来のために現在を・・・
7月31日(金)、1学期終業式が行われました。今年は感染症拡大防止のため、校内放送を使い、ホームルームにいながら、校長先生のお話を聞きました。
「将来のゆめはお菓子屋さんになること。そのためには専門学校に行って技術を身につけようと漠然と考えている人がいるかもしれません。
では今、何をすれば良いのか。茫漠とした将来像を具現化するために、現在を充実させることが大切。
勉強したりボランティア活動に参加したり、さまざまな体験をとおして、夢と現実の結びつきが強くなってくる。ぜひ「今」を大切にして下さい・・・。」
各クラスでは、担任の先生方が、校長先生の話の内容に沿って、黒板にチョークを走らせます。
耳に流れこむ言の葉と、目から飛び込む情報が、子どもたちの感性に訴えかけます。
君たちが将来に向けて充実した夏休みを過ごすこと、私たち全員、心より願っています。
君たちは私たちの宝物です。幸せな「とき」を過ごして下さい。
つながり・・・
7月30日(木)、昼休みに夏休みのボランティア活動に参加を希望する子どもたちの打合せがありました。
今年は夏休みが短縮され、期間が短く、また活動先や内容も制限される中、たくさんの生徒が手を挙げてくれました。
筆者は会津で視覚に障がいを持つ方々が、観光スポットを歩いて巡るツアーに、当時担当していた生徒の付き添いという立場で、同行しました。
その生徒は将来ソーシャルワーカーになるため、大学進学を志していました。
普段はぶっきらぼうな女の子。小論文の練習のため、私のところへ課題を取りに来るようになりました。
書けない日々が続きます。ーーいや書いてはいますが、伝わらない。論理的でない。説得力が無い。何度となく同じ課題を書いてもらいます。
でも1度として弱音を吐かなかった。休み時間や昼休み、放課後と取り組み、必ず書き上げてくる。
この日のボランティアでは、普段は見せたことのない笑顔と気遣い。この優しさが本当の姿なのだと実感しました。
小さい頃、家族が病気になったときに、救ってくれたのがソーシャルワーカーだったそうです。だから将来彼女は困っている人の力になりたいと決心したようです。
人1人の人生が人とのつながりで大きく変わる。ボランティア活動に限らず多くの人に関わって下さい。つながりの連鎖が社会を豊かにするのではないでしょうか。
本校からは12名が参加します。この体験で広がりのある人生を創り上げていって下さい。
炭水化物食べましょう・・・
7月29日(水)、筆者が3年生選択授業に顔を出したときに、ある男子生徒にこう言われました。「先生!炭水化物食べに行きましょうよ!」と。
ーー言いにくいのですが、私はご飯を食べません。いや食べる機会がないというべきでしょうか。米も炊飯器も家にはありません。
そもそもご飯を炊こうとする意欲がありません。理由は「面倒だから」です。
実は若い頃、自炊をしていました。様々な食材を計画的に利用して、弁当づくりもこなしました。
目標は男女に関係なく、家事育児をすべきだという目的からです。しかしいつの頃からか夢が潰えました。
特別な理由はありません。1人の生活です。単純に怠け者なのです。
ところで朝昼晩と食パンを食べた話しなどを何気なく教室ですることがあります。きっとそれが頭にあった生徒が、心配してご飯に誘ってくれたのでしょう。
食事って大切です。勿論体の発育にとって貴重なものです。ただし、誰とどのように摂るのか。私はそれも大切な要素だと思います。
私はこの子の言葉を聞いて、俄然食欲がわいてきました。誰かが自分のことを気にかけてくれる。
そんな雰囲気だからこそ食事も楽しくなる。みなさんもそんな「仲間」を持って下さい。
ファッション造形基礎という授業では、トートバッグを作成しています。先生も一緒に制作しました。
推理小説・・・
7月28日(火)、今年は長梅雨です。昨日、1年生数学Ⅰの授業を見学しました。
1次関数のx軸方向への平行移動という内容で、
y=2x2のグラフに続けて、y=2(x-1)2とy=2(x+3)2のグラフをかき、それぞれがどのように違うのか、比較するものでした。
y=2(x-1)2のグラフは、y=2x2と比較して軸が+1移動します。
また、y=2(x+3)2は-3移動します。
つまり括弧内の「-1」と「+3」が「+1」と「-3」移動したことになります。なぜだろう?
こうして昨日の授業は終わりました。なぜなのか?眠れませんでした。
抑えきれずに本日も参加し、ようやく納得がいきました。
移動した点をそれぞれX、Yとして証明していくと、符号が逆になることが分かります。なるほど!
筆者は数学が苦手です。でも、今回とても惹き付けられました。まるで推理小説を読むように・・・。
次の前回のヒントが次回の謎解きにつながる、そのようにわくわくした時間を過ごすことができました。
すべて勉強は「物語」なのかもしれません。「なぜそうなるのか?」常にそのような気持ちをもって授業に臨めば、きっと興味がわくのではないでしょうか。
おばけなんていないさ・・・
7月27日(月)、4連休が明けた登校初日。「いきたくない」と思う人もいるのではないでしょうか。
恥ずかしながら筆者もその1人。でも不思議です。なりたくて就いた職業なのになぜ休みたいのかと・・・。
志望動機は「学校に来てよかったと思ってもらいたいから」です。その手段として、分かりやすくて興味のわくような授業を心がけています。
明日どんな授業にしようか。あの子にどんな言葉をかけようか。仕事に生きがいを感じています。ではなぜ学校に行きたくないのか。
「こわいから」これが私のたどり着いた結論です。「思ったように仕事ができるか」「同僚の評価はどうか。」など、まだ起きてもいない「失敗」に不安を感じるのです。そして考えるのが面倒くさくなる。
勉強が分からない、友だちと上手くいかない、そんなこともあるでしょう。でも、問題が起きてから心配しても遅くはありません。おばけは出会ったときがこわいのです。
1年生数学の授業では、2次関数を学んでいました。
また、お昼休みに文化祭実行委員会が開かれ、10月の本番に向けて、いろいろな案が出されました。
1日が積み重なって・・・
7月20日(月)、なかなか梅雨が明けません。どんよりした曇り空、気分が滅入ることもあるでしょう。
休日、気分転換にコンビニカフェなるものを体験しました。店員さんに「アイスコーヒー1つ」とお願いしました。
ところが彼は困惑顔。すぐにアイスの置いてある冷凍庫に私を案内してくれました。そこにある氷の入ったカップを指さし、これをレジまで持ってきて下さいと教えてくれました。
てっきり店員さんがカップに氷とコーヒーをついでくれるものとばかり思っていたので、このシステムに驚きました。
でもお陰で美味しいコーヒーをいすにかけてゆっくりと味わうことができました。
その晩、テレビで音楽番組が放映されていました。その中で森高千里さんの「わたしがオバさんになっても」が流れます。
その他にも思い出の音楽がたくさん聞こえてきました。なぜかそれらを聞いているうちに涙が流れました。「生きていて良かったな」と。
毎日楽しいことばかりではありませんでした。10年近くも悩み続けた時期もありました。いつになったら上手くいくのだろうと、望みのもてない日々が続きました。
でも何気ないことに「幸せ」を見いだして1日1日を大切にしてきました。きっと昔の歌を聴いて、今ある自分に感謝したのでしょう。
命を大切にして下さい。明けない夜がないように、明けない梅雨はありません。1杯のコーヒー、心に残る音楽。人生を創り上げていって下さいね。
2年生、1組は英語、2組は数学の授業でした。集いあい、学び合う。上手くいかないこともあるかもしれませんが、一瞬一瞬を大切にしよう。
知恵と工夫・・・
7月17日(金)、3年生選択授業のフードデザインでは、豚肉とピーマンの炒め物と杏仁豆腐を作りました。
ご存じの通り、感染症拡大防止のため、調理実習は極力ひかえることになっています。
前回、2年生が調理技術検定にそなえ、キュウリを刻む練習風景をお伝えしましたが、本来は、きちんとした料理作りを学ぶ時期でした。
しかし、いわゆる「三密」を避けるためにこのような取組に変更しました。
今回、選択授業ということもあり、人数も少なく、調理台使用を1人1台にして「究極の三密対策」をとった上で、実習を行いました。
家庭科の先生の苦労が忍ばれます。1人分の材料で、すべて1人で調理、試食もそれぞれのテーブルで食べます。
お互いの出来映えを評価し合いながらの楽しい試食ができず残念な面もありますが、すべて1人でこなすということは、自分の苦手と向き合うことになるので、収穫も多いのです。
一人ひとりの知恵と努力、その積み重ねこそが、困難に打ち勝つ最善の策であることを実感しました。
感染症を、みなさんの知恵と工夫で乗り切りましょう!
連休前に伝えたいこと・・・
7月22日(水)、明日から4連休となります。今日は筆者がどうしても言葉では上手く伝えられないことを文章にさせてもらいたいと思います。
「私は、君たちが勉強したり部活をしたり、眠いのをこらえて授業を受けたりする姿を見るのが嬉しい。
親の後をくっついて歩いていた君たちが、家族以外の人を好きになったり、嘘をついたり、悩んだり、嘆いたり・・・と自分の意思で一生懸命自分の生活を営んでいるからです。
人生80年。18歳はその5分の1です。『いいことなんかなかった』と思う人がいるかもしれません。確かにそうかもしれない。
私は自分の30前半からからおよそ十年間を振り返ると、『いいことなんかなかったな』と思います。当時を思い出したくもありません。
君たちと同じ10年ですが、意味合いが違いますよね。君たちにとっては物心ついてからずっと「いいことなかった」と感じる人がいるのも分かります。
でも今私はトンネルの中にいるとは感じません。
具体的にいいことがあったわけではありません。ただ、働く場所や仕事の内容、接する人が変わったことで、何となく考え方も変わったのでしょうか・・・『生きていて良かった』と毎日、思えるのです。
人生は変わります。変えられます。人生まだ5分の4、まだまだその時間はあります。今までやったことないことや、会ったこともない人と出くわすかもしれません。
だからね、今日という日を、投げやりに扱わないでください。明日という日に期待を持って下さい。君たちの笑顔は私にとっての宝物です。」
何気ない1日こそが、幸せの第1歩です。
「「こころの法則」~出来事→認知→感情~」
7月17日(金)の5校時(総合的な探究の時間)に、本校1学年が年間に6回実施しているスキルトレーニングの4回目として、「こころの法則」というテーマで行いました。
1人で留守番する出来事などを題材に、留守番することになったときの困った感情やうれしい感情が出たときの、それぞれの認知(考え方)はどのようなものだったのかを考えました。
生徒同士でお互いの考えを確認し、同じ出来事でも違う認知(考え方)をすると、異なる感情が出てくることを学びました。
3学年「社会人講話、職業講話」
7月10日(金)に、3学年を対象に福島県若年者生活基盤支援事業「社会人講話、職業講話」を実施しました。
社会人講話では、株式会社八幡台やまたまや様と株式会社いわき精機様から、実際に企業で働いている方を職業講師としてお招きし、
職業紹介や企業の求める人物像、採用試験でのポイント等の内容をお話しいただきました。
職業講話では、キャリア支援機構いわき事業所様から講師の先生にお越しいただき、面接でのマナーやお辞儀の仕方、座り方等の実践的な指導をしていただきました。
一人一人の進路実現に向けて、準備を進めて参ります。
ソウルフード・・・
7月16日(木)、今日はお弁当販売の現場へ足を運びました。
4時間目終了のチャイムが鳴ると、各教室から子どもたちが財布を片手に、昇降口へ急ぎます。お弁当やお総菜、パンの販売が行われるからです。
唐揚げ弁当やカツ丼、メロンパンにメンチカツなど3つのお店が私たちのお腹を満たしてくれます。
「今日はお好み焼きが食べたい!」と心に決めて、午前中の授業を頑張ったのに、買いに行ってがっかり、売り切れということもあります。
必死に駆け込む気持ちも分かります。
学生時代の昼食の思い出は、懐かしさでいっぱいです。
筆者は小学校時代の給食の揚げパン、中学校のカレーライス、高校では鶏そぼろ弁当と素朴なメニューでしたが、もう一度食べてみたいと思います。
きっとみなさんもいつの日か、今手にしているお弁当やパンの味を懐かしく感じることがあるでしょう。三つ星レストランのメニューは確かに美味しい。
でも、地元のお店屋さんが作ってくれた味・・・。これぞソウルフード!
nacoro広場始動・・・
7月14日(火)、七夕からちょうど一週間が経ちました。願い事はかないましたか?思い人に会うことはできましたか?
本校では、先週、期末考査が終わり、あらためて七夕をテーマに「Star Festival in Nakoso !」というプロジェクトを立ち上げました。
本校生といわき支援学校くぼた校生との交流を深めるため、互いの校舎を行き来する連絡通路に「nacoro広場」を設置し、両校生徒が短冊に願い事を書いて、竹笹に飾り付けるというもの。
ところで「nacoro」とは両校生徒が、企業で不要になったエアバッグやパラシュート素材で作成した製品のブランド名です。
完成品は様々な行事で販売されています。両校の絆を示すこのブランド名を用いて、今後もいろいろな企画を通じて共に学ぶ空間を演出していきます。
今回はその企画の今年度第1回目ーー。両校生徒が短冊に書いた願い事には違いがあります。いや、両校の違いというより、子どもたちひとりひとりの感性の違いが浮かび上がります。
それぞれの個性を認め合うこと。社会生活を営む上で最も尊重されるべきことです。この広場を通じて、優しさを感じ取ってほしいと思います。
nacoro広場に飾られた短冊には、心を振るわされるようなものもあります。子どもたちの願い、かなえてください。
nacoroブランドの製品の一部です。
道具は使い方次第・・・
7月13日(月)、梅雨空が続きます。九州や中部地方では大雨による災害が起きました。河川が集中するいわき地方。ハザードマップを確認しておきましょう。
2年生 家庭総合の授業では、調理技術の検定試験に向けて、キュウリを半月切りにする練習が行われていました。
30秒の間に、2ミリまでの厚さで何枚切ることができるか。検定では9枚以下を0点、50枚以上を25点として採点されます。
普段包丁を扱っている生徒もちらほら見受けられます。「トントントン」と小気味よい音が聞こえてきます。反面、包丁と格闘しながら5ミリをこえる厚さで完成させる生徒もいました。
何度かの練習を重ね、誰もが徐々に技術を向上させていきました。包丁は危険な道具です。使い方を間違えれば、自分の指に傷をつけることになります。
慎重になるのも当然です。しかし使い方さえ覚えれば、便利です。美味しく美しい料理を完成させることができるのですから。
道具は使い方次第で、危険な道具にもまた便利にも使えます。焦らず急がずゆっくりと、様々な技術を身につけていきましょう。恐怖心が薄れます。積極性が出ます。自分の技術で目の前の人が笑顔を見せてくれるのだから。
数十分の練習で、50枚から100枚になりました。でも、「慣れ」は事故につながりやすいと言います。危険な物を扱っているという気持ちを忘れないでください。
権利と義務と・・・
7月10日(金)、3年生を対象に職業人講話が開催されました。企業の採用担当者と、採用されて数年の若手社員の方々から、
企業の求める人材像や働いてみての感想など、働く場での生の声をお聞きすることができました。昨年度卒業した先輩も来校され、
立派な姿で話す様子を見て、3年生の皆さんも社会人になることへの期待と責任感の重さを実感したことでしょう。
7月11日(土)、体育館では女子バレー部とサッカー部が練習に汗を流していました。
バレー部ではこの日、女子部員1名を2人の先生がつきっきりで指導しました。少人数とはいえ、真剣な眼差しが胸を打ちます。
サッカー部は遠野高校との合同練習です。夏の大会では、連合チームとして参加するため、休日には互いの学校を行き来して、チーム力を高めます。
遠野の先生はおっしゃいます。「君たちには練習をする権利がある。しかし皆さんのおかげで練習できている。だから精一杯打ち込むことが君たちの義務だ。
私は監督をやらせていただく。だから君たちにサッカーを通じて技術はもちろん、人間として大切なことを伝えるのが義務だと思っている。」と。
働くことや勉強することは私たちの権利です。しかし同時に義務があることも忘れずに、生活してください。頼もしい人になりましょう。
自衛隊説明会/OG訪問
7月9日(金)テスト最終日の放課後。自衛隊福島地方協力本部いわき地域の隊員の皆様による自衛隊説明会、
ならびに地元企業に就職した先輩によるOG訪問を開催しました。
自衛隊説明会では、自衛隊にはどのような部署があり、どのようなことを学ぶのか?どんな資格を取得できるのか?採用試験はどのようなものか?など説明いただきました。
また、平成30年に高校卒業された自衛官の方とも直接お話し、生徒達にとって自衛隊員という職業が身近に感じられる説明会となりました。
OG訪問では、先輩が就職された企業について、製造の仕事に就職する上での心構え、試験に向けて取り組むべきことについてお話しいただきました。
就職活動に向けた準備も最終段階に入りました。3年生全員の進路実現を期待しています。
期末考査4日目
7月9日(木)、期末考査最終日です。1年生地学基礎、自習、数学Ⅰ、2年生コミュニケーション英語Ⅱ、
自習、現代文B、3年生選択科目(生活と福祉・ファッション・生物演習・簿記)、自習、化学基礎に臨みます。
定期考査が終わり、ホッと一息、友達と遊んだり、アルバイトを再開したり、自宅で思う存分ゲームをしたりと、それぞれの方法で心を解き放っていることでしょう。
筆者が学生の頃は、一番憂鬱な日でした。いつもより、長くて厳しい部活が待っていたからです。
ただその頃に母が、作ってくれたシーチキンの入ったおにぎりの味は今でも忘れることのない思い出です。
ところで、全てのテストが終わった後、各クラスで避難経路の確認が行われました。
いくつかの出火場所を想定し、どのように行動すれば、スムーズに待避できるか、知恵を出し合います。
大地震にともなう原子力災害や、大雨にともなう洪水や土砂崩れなど、私たちの暮らす地域には、さまざまなリスクが時折顔を見せます。天災は突然やって来ます。
君たちには未来があります。命はひとつです。大切にしてください。
テストも終わり、穏やかな雰囲気の中で、防災教育が行われました。
「生徒一人ひとりの命を第一に」そう語りかける先生の姿が印象的でした。
定期考査3日目
7月8日(水)、1年生は家庭総合、自習、コミュニケーション英語Ⅰ、2年生は保健、自習、古典A、3年生は選択科目(地理A・フードデザイン)、自習、数学Ⅱの試験に臨みます。
1年生に高校で初めて受けるテストについて、感想を聞いてみました。「保健がやばいです。」「どうして?」「勉強しなかったから・・・」それはまずいですね。
保健は高校で初めて学ぶ科目かな?「怖いです・・・」「どうして?」「赤点とらないかどうか心配で・・・」そうですね。
高校にはいわゆる「赤点」というものがあり、一定の成績をとらないと進級できなくなりますから。
「中学校の時よりできました!」学ぶ科目も友達も、先生も制服も全部違う環境で、あらたに第一歩を踏み出そうとする意気込みが伝わります。
これからは、自分で解決しなければならないことが増えていきます。
これまで「こどもだから」と家族や先生、周囲の人たちが守っていてくれた部分を、少しずつ自分の責任で行うことが期待されます。
そこには怖さや不安がつきまといます。しかし、こられを乗り越えることで、人は成長します。焦ることなく、失敗を恐れず、挑戦していきましょう。
1年生、テスト前の教室では、不安を胸に抱きながらも、それぞれの方法で、心を落ち着かせるべく、開始までの時間を過ごしました。
定期考査2日目
7月7日(火)、1年生は国語総合、音楽Ⅰ、保健、2年生は生物基礎、自習、日本史B、3年生は国語表現、選択科目(教養数学・英語表現・発達と保育)、世界史Aに取り組みます。
ところで今日は七夕です。辞書には「五節句の1つ。陰暦7月7日に織女星と牽牛星をまつる行事。この夜、2つの星が、
年に1度だけ相合うという中国の伝説によるもので、葉竹に五色の短冊などを飾り付け、技芸の上達を願う。」(小学館『現代国語例解辞典』)とあります。
ーー年に1度、愛や夢を確かめる、そんな1日なのかもしれません。英語の先生が推薦する曲があります。ディズニー映画『ピノキオ』で流れた『When you wish upon a star(星に願いを)』です。
彼は言います。「今日は七夕・・・。星に願いをかけてみてはいかがでしょうか?晴れるといいね!」と。
愛や夢、希望や理想・・・。目で見ることも手で触ることもできません。ところがこれを心の中で暖めておくと、不思議と力がわいてきます。まるで魔法です。
心が折れそうなとき、夢や希望を思い出してくださいね!
朝のSHRで担任の先生は、クラスの子どもたちの様子を確認します。また、机やドアノブなどの消毒などを行い、試験を受ける環境を整えます。
定期考査1日目
7月6日(月)、1学期の期末考査初日です。3年生にとっては進路活動をする上で、大切なテストです。緊張感がみなぎります。
本日は1年生が現代社会、自習、国語総合、2年生が数学A、自習、家庭総合、3年生が現代文B、自習、コミュニケーション英語Ⅲのそれぞれ3時間です。
30数年前、筆者が高校生の頃、テスト前の勉強を家でしていたとき、隣の部屋の兄から、「うるさい!」とよく叱られました。
その頃、私は自分で自分に講義する形の勉強をしていました。『動物細胞と植物細胞の構造は?それは・・・』『では、その違いは?それは・・・』
『違う!もう一度・・・』これを夜な夜なひとりで叫んでいるのだから、隣の部屋で眠りにつこうとしている人にとってはさぞ気味の悪い情景だったでしょう。
でも、テストに臨むに当たって「アウトプット」の訓練も必要です。何度も書いて覚えたつもりになっていても、
本番では「のどまで出かかっているのに・・・!」という経験があるでしょう。それを防ぐためにも、答える練習をしてください。
休み時間、次のテストに備えます。今しかできない「努力と苦労」はいつの日か「思い出」に変わります。
いくつもの個性・・・
7月3日(金)、3年生美術選択者の授業。以前お伝えした通り、土偶の特性を学んだ上で、実際に現代的な要素を取り入れた、オリジナルの土偶を作りました。
この日は、自分の作品への自己評価と、友だちの作品への感想を書きました。
10名の作品の評価です。しかも点数化することのできない魅力を文章で綴ります。
「髪にメッシュが入っているのが好き」「少し筋肉質みたいな土偶が面白い」「黄色のネックレスのようなものが金メダルにみえた。2020年東京オリンピックですね」など。
思いつきもしなかった作品の特徴が受け手の感性によって浮き彫りにされます。
土偶の固定概念を現代的視点から崩す。周りの雰囲気や流行、気づかずに自分たちの行動に影響を与えているものに、苦しんでいませんか。
物の見方は人それぞれのはずです。もっとおおらかに、自分を表現していってください。
なんでリンゴじゃなくて数字なんですか・・・
7月2日(木)、期末考査を来週にひかえ、子どもたちの勉強熱も高まっています。授業中、復習のために先生から出された問題に答える生徒。
提出しなければならない課題に格闘する者。教え合う姿ーー。学び合う空間がこの一週間に展開されています。
1年生の数学Ⅰの授業では、連立不等式の授業が行われていました。数学に苦手意識をもつ人もいるのではないでしょうか。ある3年生がこんなことを口にしていました。
「どうして数学は数字なの?リンゴ1個とかでは駄目なのかな・・・」その気持ちは分かります。4分の1はリンゴを4つに分けた内の1つ。100円のリンゴを3個買えば300円、8%の税金がかかって、324円を支払う。
今回の応用問題は1つのヒントになるかもしれません。
30㎝の土台に、高さ19㎝のブロックを積み上げて、160㎝以上のブロック塀を完成させるには、ブロックがいくつ以上必要か。ホームセンターの売り場で直面しそうな問題です。
直面する事象を数式にできるか。そしてそれを解くことができるか。
そのために、順をおって論理的、合理的に考えることができたか。数学を学ぶ目的の1つです。
抽象的な数字や記号をもちいて、頭の中で筋道を組み立てる。だからこそ、答えだけをノートに書いてはいけません。途中、自分がどのような歩みをとったのか。それが肝心です。人生と同じです。
放課後、授業で分からなかったところを、先生に教えてもらいました。
一緒に踊ろう・・・
7月1日(水)、1年生音楽の授業ではロックとヒップホップのリズムを、手や足で拍子をとっていくというものでした。
8ビートを体で表現することに、はじめは慣れない生徒たちも、時間が経つにつれて、体が動き出します。
今回はここまででしたが、ロックやヒップホップのリズムに合わせて、実際にグループごとに踊るような授業も考案されています。
その目的は、準備体操としてのストレッチや実際に踊ることによって、体幹部を鍛えたり、仲間との交流を楽しめるような機会が設けられるからです。
知識の習得にとどまらず、創造力、人間関係形成力などさまざまな力の育成につながります。
交流をとおし、互いを認め合うことができれば、満たされた気分になります。
これらの力は、現代社会に求められるものだといわれます。テレビなどでよく目にするいきいきとした笑顔でダンスを楽しむ子どもたちは、
きっと意図することなく、その力を発揮し、お互いが相手を尊重することに、肯定感を抱いているのかもしれません。
知識や技術は使って初めて、何かを生み出します。教え教えられ、創造する過程で、人との交流が生まれ、新しいものができあがるからです。
時に共同作業は他者との軋轢を生じさせます。しかし勇気を持って踏み出してみましょう。これまでとは違う風景が生み出されるはずです。
階段を一歩ずつ・・・
6月30日(火)、7月1日には求人票は公開となり、3年生は本格的な就職活動の開始となります。そこで3年生の授業をのぞいてみましょう。
ーー数学Ⅱの授業。担当の先生はいつも大型画面に授業の要点を映し出しながら、分かりやすい授業を心がけます。
この日は因数定理を用いて因数分解をするというもの。例題、演習問題、最後に発展問題へと進みます。
まだ充分に理解できず先生や友だちに聞く不安な顔、発展問題を正解して達成感にあふれた笑顔とさまざまでした。
しかしそれぞれののペースで、先生が1時間の間に用意した階段を上っていきます。
ーー化学基礎の授業では、原子について学びました。原子核、陽子、電子、中性子という構造や、その質量の示し方など、
目に見ることのできない物質を、先生は野球場や定規、身の回りの品々から想像できるように工夫して話してくれました。
教科書の用語を学び、その概念を理解する。その知識をもとに計算問題へと進む。
難しいなと思うことも、階段を上がるように一歩ずつ理解していけば、いつの間にか次のフロアに到達します。
就職活動には不安がたくさんあります。でも一歩ずつ足を進めていけば、必ず違った世界が目の前に現れるはずです。
今日もまた大切な日・・・
6月29日(月)、本日から期末考査1週間前です。6月1日から本格的に学校が再開され、1か月が経ちました。
この間、授業や部活、何より社会生活を送ることで、心身ともに疲れがあらわれる時期かもしれません。
3年生の世界史Aでは、期末考査に向けた復習が行われました。先生の質問に生徒が順番に答えていく。途中で間違えるとまたはじめの問題から。
子どもたちは緊張感を持ちながらも、最後の問題の答えが出たときには、笑顔で拍手していました。
2年生の数学Aでは「排反事象の確率」がテーマです。1から7までの数字から、1をとる確率と、偶数をとる確率は互いに両立しないため、それぞれの確率を別に求め、解同士をたす。
何問かの練習問題をこなすうちに、答え合わせが待ちきれずに、先へ先へと問題を解く生徒も見られました。
1年生の国語では、随筆を読んで筆者の主張をとらえようとするもの。題材は加賀美幸子さんの『メッセージ探しの旅』。
人生に起きるよしなしごとから、その人が何を受け取り、どのように内面化していくのか。その考え方に子どもたちは共感します。
何ということもない1コマの授業。それが人生にどのように役立つのか。明日からの生活にどう影響するのか。
今は答えることができません。しかし物憂げな一瞬一瞬であっても、その積み重ねが、人生を彩ります。
今日という日を馬鹿にしてはいけませんよ。
期末考査の時間割も発表されました。計画的に学習しましょう。
白紙の画用紙に幸せを・・・
6月26日(金)、この日は校舎をともにするいわき支援学校くぼた校の学校説明会がありました。
来年また新しい仲間がたくさんできると嬉しいですね。
3年生の美術選択者は、学校から歩いて十数分の國魂神社へ、写生に出かけました。何を描こうか?本殿の神社建築、鳥居、大木、釣鐘、石灯籠と目をひく作品は多々あります。
しかし白い画用紙に、鉛筆1本で、自分の掌により造形を表現しようとすると、なかなか一歩が踏み出せません。
どこに何をどのように置いて良いか迷うからでしょう。
でもよく考えてみるとそれは自分の人生と似ているのではないでしょうか。
ーー就きたい職業、住みたい家、理想のパートナー。
それらが目の前にあっても、どうやって実現すればよいのか。またそれが本当に「正解」なのか・・・。
美術館や博物館、神社仏閣を訪れた際に、感動する作品は人それぞれでしょう。何が美しいのか、決まりや正解はないのです。
きっと人生も同じではないでしょうか。白紙の紙に、自分が理想とするモチーフを配置していく。
その人にしか表現できない作品こそが、「幸せ」という名の「正解」だと考えます。
描くこと、そして時に失敗し、書き直すことを恐れてはいけません。消しゴムの跡の残る画用紙こそが本物なのですから。
You can change!
6月25日(木)、この日ALTの先生に勿来高校の2年生にとっては最後の授業をしていただきました。
「日本人より日本人」と英語の先生から評される若き青年。どんなことがっても、笑顔を忘れない溌剌とした言動に、私たち勿来高校に集う誰もが勇気とパワーをもらいました。
2年生の授業では、前回に引き続き”Prefectures Quiz.”子どもたちが問題を考え、みんなの前で出題します。
大きな声で、間違えを恐れずに、発表できるようにALTの先生は声を張り上げ励まします。
3年生の授業では、先生が選んだ愛の言葉をいくつか選んで、自分なりのラブレターに仕上げます。
その文章を前回習ったばかりの筆記体で仕上げます。やはり愛の告白は実筆に限ります。
彼は2年生の授業で伝えます。”you can change”と・・・。あなた自身のストーリーを大切に!
ラーメン、お好み焼き、武士文化と「日本人より日本人」らしいものが大好きな素敵な青年でした。
ごきげんよう・・・
6月23日(火)校長先生は郡山へ出張中です。彼は毎朝7時に学校へ来ます。すぐに学校の前にある横断歩道に、黄色い旗をもって駆けつけます。
小学生が安全に登校できるように、毎日見守っています。
授業中は、いろいろな教室を見回ります。先生方の授業や、子どもたちの様子をそれとなく感じ取り、何気ないアドバイスをするためです。
放課後、彼は誰よりも早く昇降口へ向かいます。下校する生徒たちを見送るためです。その時彼は生徒に「ごきげんよう!」と挨拶をします。
辞書によれば「相手の健康を祝い、また、それを祈る気持ちから、別れるときなどに言う挨拶の言葉。」(『現代国語例解辞典第四版』小学館)とあります。
普段使わない言葉にはじめ生徒たちはどぎまぎしました。でも校長先生が赴任されて3ヶ月たった今では、子どもたちもまた「ごきげんよう!」と返します。今では勿来高校で一番はやりの言葉となりました。
放課後、校長室で古典を教える校長先生。
先生、もうひとふんばり!
6月22日(月)、学校が再開されて4週間目。この間、祭日もなく、気温や天気の変化も激しく、気分や体調が思わしくない人もいるでしょう。
この日、3年生の1時間目は世界史の授業でした。中国史を学びます。
テーマは「漢帝国の興亡」です。項羽と劉邦の対決から前漢建国。武帝の匈奴挟撃と王莽による滅亡。光武帝による後漢の再興と流れます。
歴史を学ぶ場合、まずその地の自然環境、民族、言語そして風俗をおさえます。
なぜ人々が住み、交流し、争うのか、その背景が分からないと、歴史的事象や人物もただの暗記物になるからです。
だからまず地図を確認、学習ノートで予習、解説して、確認テストを行います。
でも本当に子どもたちに伝わっているのでしょうか。重たい教室の空気が先生に反省を促します。
歴史の面白さを感じてもらえているのか。それが鍵です。
先生もお疲れですか?ときには、手を変え品を変えて、教室に活気を取り戻してくださいね。
子どもたちこそ勿来高校の主役ですから。
無から有へ・・・
6月19日(金)は生憎の雨で、予定されていた2年生の校内清掃ボランティアが延期となりました。
3年生選択授業美術は10名の生徒が選択しています。それぞれに豊かな感性を表現してくれます。
今回は土偶の製作です。土偶は1万年前縄文時代の土でできた人形です。特徴は3つあります。
1つめは装飾が施されていること、
2つめにほとんどのモチーフが女性であること、
3つめに壊されて埋められていることが多いというものです。
彼らは文字を残してくれません。私たちはあくまで彼らの作品から、メッセージを受け取るしか方法がありません。
まず、図書館でさまざまな本から土偶を探しだし模写します。そこから感じ取ったものをベースにデザインを起こします。
そして紙粘土を用いてそれを立体的に表現し、当時の様子を頭の中でカラー映像に変換し絵の具で彩色します。生徒によって様々です。
無から有を生み出す力。そこに1年間の創作活動の目標を絞りたいと思います。
デザイン画と作品立体物作成にかかわる想像力が感性を磨きます。
熱気のある空間で・・・
6月18日(木)、この日は午後から学校評議委員会が開催されました。地域の方の意見をお聞きし、学校運営に役立てようというものです。
この日は3年生が2時間連続の授業を行います。5つ用意された科目から、自分の進路に適したものを選びます。国語、数学、英語にスポーツ、保育とさまざまです。
英語の授業では「ここはねらわれるぞ。マーカーを引きなさい。」と大学受験を目指した指導が行われていました。
先生は朝7時前に学校に来ます。舞台となる会議室の窓を開け、授業の準備にとりかかります。
前回の復習、今回の予習、受験に必要なポイント、そして人生訓と、教材作成に邁進します。
選択した生徒は1名です。彼も必死になって、先生から受けた心からの指導に応えようとします。
毎日出された課題をこなし、単語を覚え、そして先生から受けたアドバイスを心に刻みつけます。
教室全体がエネルギーに満ちあふれていました。お互いのエネルギーが渦を巻くような空間に、情熱がみなぎっていました。
① Integrity(品位) ② Passion(情熱) ③ Solidarity(結束)
④ Discipline(規律) ⑤ Respect(尊重)
このラグビー憲章は昨年度から先生が掲示しています。勿来高の生徒達みんなに伝えたいメッセージです。
こころもからだも・・・
6月17日(水)、昨日の雷雨が嘘のように雲1つ無い青空が、広がり爽やかな風を運びます。
平常授業が再開されて半月あまりが経ちました。連日の蒸し暑さと生活リズムを上手くつかめないことから、
体や心の不調を訴える生徒が目立ちます。
その様なときに、まず対応していただくのが保健室にいる養護の先生です。けがの応急処置、検温、問診、
時には悩み事へのアドバイスと、私たちの心と体のケアをしてくれます。
彼女は訴えます。感染症の流行が収まったとはいえない時期です。以前にも増して体調管理をしっかりしてください。
まずは毎日検温をすること。平熱を把握していれば、体調の変化に気づきやすいものです。
そして、うがいや手洗いを頻繁に行うこと。どこから病原菌が入ってくるかわかりません。
日常生活を取り戻した今だからこそ、油断せずに体の調子を整えてください。
病は気からと言いますが、健全な肉体には健全な精神が宿るとも言います。心も体も健康でありたいですね。
保健室の先生は大の動物好きです。豆柴を3匹も育てていらっしゃるそうです。
保健室から中庭が見えます。今はツツジが盛りを迎えています。
「気持ちのコントロールをしてみよう!~イライラ感情のコントロール~」
6月19日(金)の5校時に、本校1学年が年間に6回実施しているスキルトレーニングの3回目として
「気持ちのコントロールをしてみよう!~イライラ感情のコントロール~」というテーマで、総合的な探究の時間を実施しました。
イライラ感情コントロールの方法として、
ステップ①でストップ(落ち着く)、
ステップ②で考えよう(解決方法を考える)、
ステップ③でチャレンジ(考えたことをやってみる)の3ステップで行うことを学習しました。
友だちや親との会話などを実際の場面を題材にしてどのようなことを伝えたらよいか考えました。
役を生徒が演じるなど、身近な課題として取り組むことができました。
しどけない表情も・・・
6月16日(火)、先日いわき地区の校長先生方による学校運営について話し合いがもたれました。
感染症のため、まだ先の見えない面もありますが、与えられた環境で精一杯、青春を謳歌しましょう。
1年生男子の体育は、第一体育館で行われました。この建物は昭和34年に建てられたドーム型の個性的な姿を見せてくれます。昭和45年に第二体育館が建てられたため、旧体育館ともよばれます。
この日も気温が30度近くに上がりました。体育館の窓やドアを全開にし、休憩と水分補給の時間をこまめに入れながら、授業が進められました。
準備体操の後、この日のメインであるバスケットボールに移ります。シュートやパスの練習をへて最後に試合をしました。
みんな教室では見ることのできない動きや表情を見せてくれます。とくに今は授業で、ペアワークができません。
さらにマスクをつけているため、顔の半分が隠れていてなかなか表情を伺うことができません。
しかしここでは違います。体育館の中をあちらこちらと跳びまわり、溌剌(はつらつ)とした笑顔を見せてくれます。
髪ふりみだし、汗まみれになる、そんなしどけなさも時には心と体の解放につながります。
消費者主権!自分で選んで・・・
6月15日(月)、学校が日常を取り戻してから2週間になります。全国的に梅雨入りが宣言され、連日蒸し暑さが続きます。
2年生の家庭総合では、食品に用いられる着色料の種類を、実験をとおして判別し、食品表示欄に記される成分と照合するというものでした。
3種類のゼリーと2種類のジュースをそれぞれガラスカップに入れます。そこに小さじ1杯の酢をいれて、中に毛糸を浸します。
それを半分まで水を満たしたフライパンで15分加熱します。それぞれの毛糸の色はどのように変化するのか・・・。
私たちが毎日口に入れる多くの食べ物には、色がついています。合成着色料か天然色素が利用されています。
どちらも法的に認められている色素です。どちらかが危険であるというわけではありません。
私たちは消費者として日々様々な商品を購入します。今自分が口にするものが、どのような成分から成り立ち、どのように体に作用するのか。
私たちは健康な社会生活を送ることができるためにも、商品を自分で選ぶ力を身につけなくてはいけません。
密着をさけるため、2グループに分けて実験しました。調理実習が思うようにできない時期です。先生も様々な工夫をされています。
なぜ?なに?を大切に・・・
6月12日(金)昨夕の雷雨が嘘のように晴れ上がり、朝から蒸し暑さが続きます。
6月15日より各教室のエアコンが運転開始しました。熱中症にならないように、水分をこまめに摂りましょう。
1年生 地学基礎の授業では太陽系について、学んだことを整理するプリントに取り組みました。
半径が一番大きな惑星は?衛星をもたない惑星はいくつ?恒星の数は?さまざまな問いかけがなされます。
その中で「先生!小惑星でなく小惑星帯ではいけませんか?」とある生徒が質問します。先生はこう言います。
「問題文をよくご覧なさい。どうかな?星を答えなさいとあるからですよ。でもいい質問です。自分で考える習慣を先生はみんなに身につけて欲しいと思っています。」
授業の終わりに、次回は先生が太陽系の誕生を熱く語るぞとおっしゃいました。楽しみですね。
扇風機が欠かせません。エアコンもそろそろ活躍する時期ですね。
まずは自分を知ることから・・・
6月11日(木)保健の検診が続きます。内科検診、歯科検診など健康チェックを怠らずに。
今日は木曜日で、ALTのチェイス先生の授業がありました。教室全体にパワーがあふれる時間です。
2年生は”Prefectures Quiz.” チェイス先生が、ある都道府県に関するヒントを出します。
4つ出すまでに、早く解答にたどり着いたグループに、より高いポイントが与えられます。
例えば第1ヒント、1612年に徳川が建てた城がある。第2ヒント、中日ドラゴンズ。第3ヒント、赤味噌が有名。第4ヒント、トヨタ。
勿論これを聞き取りやすい英語を伝えてくれるのですが、なかなか正解に到達できない。
英語が理解できないわけではなく、日本にどのような歴史や文化、特産品や企業があるのかを知らないのです。
国際化に英語は必要です。しかし、伝える知識があってはじめて、自分自身のことや生まれ育った国のことを紹介できるのです。
ぜひ身の回りのことに興味をもってください。何かが見えてくるはずです。
窓をあけ、扇風機を回し、換気を充分にしながらのグループ学習です。
意見を出し合うことは学びの大切な要素です。
集うからこそ・・・
6月10日(水)、学校再開から10日が経ちました。先週は月曜日から金曜日まで、50分授業を6時間と部活動が開始し、通常の学校生活に戻りつつあります。
3月初旬からの断続的な臨時休業のために自宅学習が続き、外出も制限されていました。
人によっては生活のリズムがくるい、学校の生活環境に慣れるまで時間がかかったのではないでしょうか。
また、久しぶりに他者と生活を共にすることになります。人と時間を共有すれば、必ず軋轢(あつれき)が生まれます。
時には嫌な気分になることや友だちとのいざこざもあったのではないでしょうか?
でも、そのような山や谷を乗り越えることによって、得られることがきっとあります。
何もせず、誰とも接することがなければ、何の軋轢(あつれき)も生じない代わりに、人と人とが醸(かも)し出す安心感を得ることもできません。
学校では、みんなが集うことによって育まれる温かさを感じて欲しい。
今はヨコに並んで食べていますが、また顔を合わせて笑いながらランチしたいですね。
基礎が大切・・・
6月9日(火)、1年生の体育、男子はソフトボール、女子はバドミントンです。
女子の授業では、まず軽いランニングの後、ラジオ体操をしました。
そして柔軟体操、腕立て伏せ、腹筋、背筋、ジャンプ、そして30秒走を3本と続きます。
ここまでの基礎トレーニングに30分を費やしました。
先生は言います。今、子どもの頃に外で遊ぶ機会が少なく、鬼ごっこや草野球、ボール遊びなどで自然と身についていた基礎体力が備わっていない生徒が増えている。
基礎体力が無いと、就職した際、思うように体を動かせず、働きながら、家庭生活を送ることは難しい。
だから授業では基礎体力の向上に重点をおきたいと。
その後、子どもたちはバドミントンのラケットとシャトルを手にします。人によってはスマッシュの速さが
時速300㎞にもなるという球技ですが、この日はリフティング。5回できたら終了です。みんな課題をクリアすることができました。
何事も基礎が大切です。5回のリフティングができないと時速300㎞のスマッシュを放てません。
基礎体力があって初めて、社会生活が充実するように。それに気づかされた授業でした。
勝つためばかりではない(バレーボール部)
6月8日(月)練習が再開されたバレー部。部員が1名という時期がありましたが、
現在は2年生2名、1年生1名の計3名が、顧問の先生から指導を受け、久しぶりにバレーの楽しさを味わいました。
バレー経験の無い子どもたちへ先生はバレーの面白さを伝えます。マンツーマンで手の形、構え方、腕の振り具合と身振り手振りを交えながら教えます。
はじめてだから上手くいきません。慣れてないから腕や掌が痛くなります。それでも幾度となく、十数メートル先にある高いネットめがけてサーブを繰り返しました。
部活終了間際、サーブしたボールがネットを超えて、相手陣内へ飛び込みます。この日の練習で、彼女は1つの目標を達成させました。
誰もがはじめから上手なわけではありません。どんなに練習しても人より上手くなるとは限りません。人それぞれです。ただし1つだけはっきりしていることがあります。
目標を達成しようという心の強さは、バレーボールだけでなく、生活していく中で大切な力であるということ。
先生は勝つためにバレーを教えません。成長するために一緒にコートに立ちます。そんな情熱のこもった練習風景でした。
強くて大きなチームにいたら気づくことのできないことを身につけることができます。
いつか誰かの太陽に・・・
6月8日(月)、この日から長い間休止していた部活動が再開されました。暑さも日増しに強まります。
熱中症に注意して、適度の休憩と水分補給に心がけてください。
この日3年生英語の授業では、ひとつの単元が終わり、生徒たちは、先生が用意したプリントを使って、何度も繰り返し要点となる文章を復習しました。
担当の先生は、毎回授業の始まりに”Today’s Power Phrase”を子どもたちに伝えます。
先生がこれまでに出会った心をふるわせる言葉です。
“The sun is always shining on you.”
先生は熱く語ります。
太陽はいつでも君たちを照らしてくれている。雨の日も曇りの日も必ず太陽は空から君たちを見守ってくれる。君たちにはそんな太陽のような存在になって欲しい。
その願いを込めてこのフレーズを伝えたいと。
“nice guy”である先生の愛情が教室全体にひろがります。
残念ながら今はペアワークができませんが、基礎をきちんとかためていきましょう。
「ようこそ先輩」(進路講話)
6月5日(金)に、3学年を対象に進路講話「ようこそ先輩」を実施しました。
平成30年度に本校を卒業し、地元企業に就職した2名の先輩をお招きして、自身の進路活動の経験談や
就職後の話を聞かせていただきました。
社会人として気を付けていることや苦労したこと、高校生のうちに身に付けるべきことなど、ご自身の体験とともに説得力のある話を聞くことができました。
生徒のメモ用紙には、びっしりと大事なことがメモされており、卒業生のお2人の思いが、確実に生徒の心に響いていました。
7割減・・・
6月5日(金)、今日は3年生対象に卒業生を招いて、就職についての心構えについてお話を伺いました。
この日3年生の国語表現の授業で、はじめに先生はこう伝えます。
「去年の今頃は、20社が学校にいらっしゃいました。でも今年は3社です。でも頑張ろう!」
感染症拡大の影響もあり、企業によっては採用を見合わせている場合もあるようです。
いずれにせよ今年の就職活動は苦労しそうです。
そのような中、3年生は敬語の勉強をしていました。普段家族のことを「ママ、パパ」とよんだり、
自分のことを「ヒロコは・・・」などと名前で表現したりすることがあると思います。
しかし社会人として相手と接する場合、その言い方を変えることが求められます。「母、父」「わたくし」などどと。
この日はある場面では、尊敬・謙譲・丁寧語いずれで表現すべきなのかをあらためて学びました。
社会には常識やルールがあります。みんなが一緒に集う場所だからです。面倒くさがらずに身につけていきましょう。
歴史が物語ること・・・
6月4日(木)は、今年度初めてスクールカウンセラーさんが来校されました。胸に抱えていること、
それがたとえ解決されなくても、人に話すことでホッとできることがあります。ひとりで抱え込まないでくださいね。
この日2年生、日本史の授業は、幕末維新期を取り上げていました。
将軍の跡継ぎを誰にすべきか、アメリカと通商貿易をすべきかを焦点に国内は、一橋家の徳川慶喜と紀州藩主徳川慶福とをそれぞれ推す、二つの派閥に分かれていました。
後者を支持する彦根藩主井伊直弼が大老となったことにより、日米修好条約の締結と、第14代将軍徳川家茂の就任とが一気に進められ、反対派は粛清されます。
これを安政の大獄といいますが、それに対抗すべく尊王攘夷派は井伊直弼を暗殺します。これを桜田門外の変といいます。
先生は説明しながら黒板に整理していきます。さらにプリントをつくって、大切な言葉を子どもたちにチェックさせていました。
さて、後でノートやプリントを見返したとき、理解できますか?きっと日本史だけに漢字の羅列で、試験前には「暗記は苦手」と思う人もいるのではないでしょうか。
歴史は人の営みを科学的に物語ったものです。漢字と漢字の間にどのような関係を見つけ出すのかが大切です。
決して暗記科目ではありません。ぜひ、先生が物語る人々の営みに耳を傾けてください。
先生が作成したプリント。たくさん書き込みがあります。人に何かを伝えるためには、その何十倍もの勉強が必要です。
今の暮らしが未来の姿を・・・
6月3日(水)、今日は全校生徒が歯科検診を受けました。歯は健康のバロメーターといわれます。
食後に歯を磨く習慣を身につけましょう。
去年から家庭クラブや保健委員会のみなさんが中心となって、昼休みには歯を磨こうという呼びかけをしています。
ぜひ卒業までに虫歯を無くしておきましょう。
1年生の現代社会の授業では、資源やエネルギーについて学びました。
化石燃料、原子力、再生可能エネルギーとそれぞれのエネルギー源には長所と短所があります。
浜通り地域は以前石炭の採掘が盛んでした。また大地震前までは原子力発電が行われていました。
私たちが経済活動する上でエネルギーは欠かせません。だからこそ地球を次の世代に手渡すためにも、
持続可能なエネルギー環境を整えなければいけません。
虫歯は日常生活の結果をあらわします。未来の社会は今を生きる私たちの生活にかかっています。
一人ひとりが地球に暮らす一員としての自覚をもちたいですね。
中庭には池があります。今、睡蓮が大輪の花をつけつつあります。
いつまでもここに通う子どもたちに残したい風景です。
ユニバーサルデザイン・・・
6月2日(火)、2年生数学の授業で、先生がじゃんけんで昔の人の「ちょき」はこうだった、
と手でその形を示しました。そもそも「じゃんけん」というかけ声ですら地域によって異なるようです。
1つの遊びをとってみても、時代や地域によってその人が頭の中に思い描く映像が異なるようです。
さて、授業は順列。「男子2人、女子3人の中から両端を男子、間に女子2人、合計4人を並べる組み合わせは?」
一見難しそうですが、先生は図を交えながらいろいろな場合の数を整理しました。
これからは多様な文化をもった人々が共に暮らす共生社会が求められています。
学校においても、どのような地域で育ち、どのような個性を持つ人でも共に学ぶことのできる環境整備が必要です。
数学の先生は、授業のユニバーサルデザイン化から、子どもたちにそれを伝えようとしたのかもしれません。
言葉を映像に置き換えることで、たくさんの人が情報を共有できるようになりますね。
学校に何気なく咲く花を生徒が摘んでくれました。咲かない花はありません。
多様性・・・
6月1日(月)から3学年みんなが集います。
2年生生物基礎の授業では、前回の実験プリントのまとめと、整理ノートでの学習でした。
顕微鏡の使い方を教科書を用いずに調べる。それに基づいて使ってみる。想定通りの結果になったのかを振り返る。
「事前に情報収集し、実際にやってみる。結果を振り返り間違えを繰り返さない。
これって人生と同じだよな!」
先生からそのような言葉が聞かれました。
生物の授業では「多様性」という言葉が用いられます。これは生物の豊かな個性のつながりを指します。
先生は君たちが導き出した答えがそれぞれ違っているのも多様性だと伝えます。それぞれが異なる情報源から得た知識で、
独自の成果を出す。そこから学ぶこともまた人それぞれに貴重な知恵です。誰もがみんな主役です。
みんなが自分で調べた個性豊かなプリントに目を奪われます。
この日は衣替えの日でした。みんな爽やかな夏服姿でした。
シリウスに向かって飛べ!
5月29日(金)今日は1,3年生の登校日です。分散登校最後の日になります。
1年生はこの1年間、地学基礎を学びます。宇宙や地球のこと、そのでき方や育まれる生物を学ぶことになります。
この日はまず科学についての話題をみんなで考えました。「カブトムシは脚をあげておしっこをする?!」
という話題をあげた生徒がいました。真偽のほどは定かではありませんが、少なくとも同様な行動をとる生物、
例えば犬などはなぜ脚を上げるのかをみんなで考えました。
次にこれから学ぶことを教科書で確認しました。私たちが目にする太陽から光は8分前に、シリウスからは
8年あまり前に発しました。先生はジブリ映画『風の谷のナウシカ』で主人公が「シリウスに向かって飛べ!」
という台詞から、天体に興味をもったことを熱く語られていました。
衝撃を受けたことや、疑問に思ったことを深く突き詰めていくこと。
きっとそれが本当の「学び」なのかもしれません。何に感動するかは人それぞれです。
ぜひいろいろな体験をして感性を磨いてくださいね。
日本人・・・
5月26日(火)6時間目2年生の教室で、俵万智さんの随筆『さくらさくらさくら』の授業が展開されました。
日本を代表する文学である『源氏物語』。その中に描かれる恋情は外国の人の心へも響きます。
ところが『伊勢物語』に載せる在原業平がさくらを詠んだ歌はなかなか理解されることがないといいます。
また淡いピンクの桜色もまたさえない印象を持たれるようです。
子どもたちはその俵さんの文章を読み解きます。
咲くまでにわくわくし、満開に感激し、散り際にわびしさを感じる・・・
そのように歌われる日本の歌謡曲を思い出しながら、日本人にとっての「さくら」を再認識しました。
タンポポ、アジサイ、アサガオと身近な花はたくさんあります。でも日本の花といわれるとどうもピンとこない。
これからたくさんの人たちとの出会いと別れがあるでしょう。
その経験の中で自分の考えをあらためて知ることがあるでしょう。様々な文章に触れてくださいね。
先生お手製の授業プリントに取り組む生徒たち。
自分を大切に・・・
5月26日(火)は1,2年生の分散登校日でした。2年生の保健の授業では、はじめに自分の
健康状態を記録するカードが配られました。
コロナウィルス感染拡大をきっかけに、あらためて日々の体の状態を把握しておくことで、
変化に気づくようにしようと、保健体育の先生が提案されました。
寝不足や不規則な食事などちょっとしたことで、体に変化が現れることがあります。
平熱や脈拍数を把握しておくことが、これからの生活の中で、自分を守ることにつながります。
さて、この日の主題は青年期について。「みんなは大人ですか?子どもですか?」という問いかけに、みんな考え込んでいるようでした。
徐々に成長していく体に、頭と心が上手く折り合えない。
だから悩み苦しみ時に自分を傷つける。でもそんなことして欲しくない。
命は大切だから・・・
そんなメッセージがこめられた授業でした。
脈拍数を数えました。今自分はどのような状態にあるのかな?それを毎日記録してみましょう。
無理なダイエットは成長を妨げます。また、心の不安定な状態から逃れようと、違法行為に走る人もいます。
その様なとき、周りの人に助けを求めてくださいね。
面倒くさがらずに書いて・・・
6月1日(月)からは、本格的に通常授業が始まります。5月25日(月)は1、3年生の登校日でした。
1年生は6月からの衣替えに備え、夏服販売も行われました。
1年生の数学では、数式の展開についての授業が行われました。
XとY、プラスとマイナス単純に足したり引いたりできないところでちょっとしたミスをしてしまいます。
慣れているからこそ、つい見逃してしまうことってよくありますよね。
それを防ぐためには、面倒くさがらずに必ず書くこと。数学の先生がよくおっしゃいます。
分かったと思ったことでも何度も何度も繰り返し練習することで身につきます。
ぜひ面倒くさいと思わずに、一歩ずつ解いていきましょう。
記号に注意しながら例題に取り組む生徒たち。プリントは休み中の課題で出された
「1~9までの数字を+、-、÷、×でつないで100にする」という問題の生徒たちの答え。
いろいろな発想がみられました。
1年生教室からはグランドが望めます。日曜日に、体育の先生方が整備してくれました。
変わらない笑顔・・・
5月28日は創立記念日。昭和28年に、福島県立勿来高等学校として開校されて以来、
今年で創立73年目となります。
昭和28年当時は吉田茂内閣、NHK、東京地区でテレビの本放送が開始されました。
流行曲は鶴田浩二の「街のサンドイッチマン」、本ではサン=テグジュペリ『星の王子さま』、
映画では佐田啓二・岸恵子が出演した『君の名は』が話題になりました。
現在は、今の内閣総理大臣は誰ですか?どんな歌手や映画がはやっているのだろう。
時代は変わりますね。学校もずいぶん変わりました。人数も制服もカリキュラムも、
昔のアルバムを見れば一目瞭然です。
でもいつでも変わらないのがみなさんの笑顔です。
人が集いともに苦楽をともにすることでしか得ることのできない清々しさ。学校中にあふれています。
5月27日(水)3年生の登校日での様子。
今日は創立記念日です。君たちの文化を謳歌してください。
Self-introduction・・・
5月22日(金)、この日は2年生の登校日でした。
本当は毎週木曜日にALTの先生が来てくれて、私たちに愛情あふれる授業をしてくれます。今は分散登校中で、
会うことができませんでした。そこでこの日はALTさんが書いてくれた“Self-introduction”をみんなで読みながら、
今後お目にかかるときまでに私たち「自己紹介」を完成させようというものでした。
英語の先生がそのためにいろいろな表現を教えてくれました。“My favorite ○○ is ●●.”
“I like ●● because I think SV.”など。教わった表現方法をもとに
「韓国に行きたい」「長野の諏訪神社に行きたい」「アニメを見るのが好き」などいろいろな文章が作られていきました。
先生は教室をまわりながら、単語や熟語、表現方法など、一人ひとりに質問しながら確認していきました。
早く実際に会ったり、行ったり、できたりするようになりたいですね。
“self-introduction paper”をみんなで読んでいます。
“sushi,pizza,and ramen”とくに”tonkotsu”が好きだと書いてありました。早く会いたいですね。
自己紹介を英語で作文する前に、表現を確認するためのプリント。2人の先生が一人ひとりにアドバイスします。
自己紹介・・・
5月21日(木)に行われた1年生の英語の授業を紹介します。
休みが続きまだお互いに知り合って間もない本日の授業は「自己紹介」。
本当は近くで会話を交わしたいところですが、感染症予防のため、一人一人が紹介文を作文、
先生からアドバイスを受けて、完成した文章を交換するという形式でした。
でもれっきとしたコミュニケーション能力向上のための学習。
相手が読みやすい、分かりやすい英文を書くこと。それが先生のねらいでした。
歌うことが趣味、ケーキが好き、ゲームを作れる・・と様々な個性が表現されました。
休み時間、勿来町窪田(くぼた)から通う子どもたちと話をしました。
本校には、電車やバスを利用せず登校する勿来町の生徒もたくさんいます。
彼らの登校経路には先日紹介した駅前から学校までの道のりをとはまた違った風景が広がっていることでしょう。
窪田には國魂神社があります。創建は平安時代初期といわれています。
勿来第一小学校・中学校の近くにあり、敷地内には学問の神様である天神様もまつられています。
古くから子どもたちの成長を守ってくれています。
勿来の駅から・・・
5月20日(水)、今日は1,2年生の登校日です。現在活動自粛のため活動できませんが、
毎週水曜日の放課後は、駅前にある関の子広場のみなさんとご一緒に、周辺の清掃を行います。
学校再開後は、様々なボランティア活動に参加していきましょう。
関の子広場の正面に展示されている彫像があります。「ずっと青空」という作品です。
作者は本校がお世話になっている写真館さんのご主人です。笑顔の絶えないその方の心が伝わります。
歩道橋を渡り学校へ向かう途中に和洋菓子屋さんがあります。
そちらで作られる美味しいお菓子は、茶道部のお手前でお世話になっています。
さらに進み学校の近くまで来ると、病院があります。みなさんの健康診断をはじめ保健の授業では、
特別な講義をいただきます。
毎日何気なく歩く道のりにも、私たちが学習活動するうえで、支えになってくれている人々の温かみが
伝わってきます。
1年生家庭科の授業は、基礎縫いの練習。先生が丁寧に指導します。
3年生は自宅学習日ですが、進路活動のため今日は学校でひとり勉強に励みます。
生きるもの・・・
5月19日(火)は3学年の登校日。あいにくの雨模様でした。
その水槽は、職員玄関を入るとすぐ右側にあります。普段は理科研究部のみなさんが世話をしていますが、
休業中は顧問の先生が定期的にえさをあげ、掃除を欠かしません。
じっとみつめていると魚たちは目、尾ひれ、胸びれ、いや体全体をつかって前に後ろに右に左に動き回ります。
一生懸命です。
ぼくらは食卓に出された魚に何を思うでしょうか。
目やひれが生きるために動いていたことを感じることができるでしょうか。
知れば知るほど、私たちは相手のことを尊重するようになります。
世の中のことを少しでも多く「知る」ために勉強はあるのかもしれませんね。
そうすれば世の中を大切にできるようになるから。
職員玄関には金魚と銀ブナ、進路指導室前にはメダカが泳いでいます。同じ目線で眺めると、息づかいが伝わってきます。
生物の実験に備えて打合せをする先生方。
授業はじまる・・・
5月18日(月)、学校の全面再開に向けて、分散登校がはじまりました。この日は2年生の登校日。
久しぶりの授業。頭も体も徐々にならしていきましょう。
音楽の授業は、映画鑑賞でした。本当はみんなで合唱や合奏をしたいところだけど、
今はじっくり上手い人の歌を聴いて感性を磨きましょう。鑑賞作品は「オペラ座の怪人」。
迫力のある音響と歌声がこころに響き渡ります。
体育の授業は、学校周辺を散策。長い間運動する機会がなかったよね。少しずつ体力を取り戻してくださいね。
本当は球技やゲームもしたいでしょうが、感染症が落ち着くまでは基礎体力作りに励みましょう。
家庭科は、手作りマスクの製作。これからの生活、マスクは欠かすことができません。
入手困難な時が来るかもしれませんが、これで大丈夫!自分たちで作れるね。
本当は和洋中と調理実習が続くはずでした。でも後の楽しみにとっておきましょう。
それぞれの時間、先生方が工夫をこらした授業を展開していました。
相手をみとめること・・・
5月15日(金)は一斉登校日でした。久しぶりに学校に生命が宿ったようでした。
1年生はいわき支援学校くぼた校分校長から「多様性について」と題する講義を受けました。
様々な質問をとおして自分の長所と短所を見つけ出します。
例えば長所に好奇心旺盛で好きなことには集中できるという子がいるとします。
ところがその子が短所だと思う点は飽きっぽくて興味の無いことには努力しないというもの。
つまり長所と短所は表裏一体のものなのです。
長所をなくす必要はありません。ただ短所と感じるところの弱点さえ克服すればよいのですから。
世の中に同じ人は1人として存在しません。ぜひ自分を大切に大事にしてくださいね。
自分を知り、相手を知る。
認め合うことが共生社会に求められる姿勢です。
3学年進路ガイダンス
5月15日(金)に、3学年を対象に進路ガイダンスを実施しました。今回の進路ガイダンスは、
ライセンスアカデミーの横関信太郎先生をお招きして講話をしていただきました。
「自分の未来をどう充実させて、どんな風に幸せになりたいのか」を自分自身で考え、
そこに向かうためのロードマップを作ることが大切なのだと学びました。
時間のある今だからこそ、自分自身のことや就職・進学先の事を徹底的にリサーチするべきだと感じさせられました。
未来の幸せのために今やるべきことは何かを再確認することができた、有意義かつ熱意のこもった講演となりました。
来年もまた・・・
5月15日の全校登校日をひかえ、前日先生方が学校の環境整備に汗を流していました。
職員玄関前では、家庭クラブの先生が植木の手入れをしていました。ここには昨年の秋、くぼた校の生徒と合同で、
2年生が中心になって植えたチューリップとパンジーの花を咲かせていました。
しかし残念ながら休業中、花々はしおれ、花びらを落としてしまいました。
そこで先生は次のシーズンに備えて、苗の植えかえや球根のほりだしをしていました。
種を植えても次の日に花が開くことはありません。長い時間をかけて成長していきます。
また、花はいつまでもその姿を留めておくことはできません。散ることで次の季節に備えます。
無駄な一日などありません。平凡だと思うような日こそが、成長へのステップです。
次の季節に向けて作業に励む先生。
昨年の鉢植え作業の様子。学校の周りや窪田商店街のお店にみんなで配りましたね
すがたが浮かび上がる校歌・・・
本校校歌の作詞者は草野心平さん。1903年に現在のいわき市小川町で生まれた詩人です。
同町には彼に関する資料が集められたいわき市立草野心平記念文学館があります。
そのホームページには、『心平は「蛙」をはじめ「富士山」「天」「石」等を主題にして詩を書きましたが、
その根底には「すべてのものと共に生きる」という独特の共生感がありました。』とあります。
本校はいわき支援学校くぼた校と校舎をともにしています。
両校の生徒たちは互いを尊重し合いながら共に学び合います。
この校歌は、勿来をあらわす「陸奥の門」「関跡」という歌詞とともに、作詞者である草野氏の「共に生きる」
という精神が私たちの学校にとてもしっくりきます。
校歌はその学校の姿を浮かび上がらせます。大切にしてくださいね。
正門を入ってすぐ右側にある校歌碑。昭和47年度卒業生から寄贈されたものです。
昇降口はくぼた校生と勿来高校生が共に学ぶ入口です。
いつでもおいで!
校長先生が、勿来高校に赴任されて1ヶ月余り経ちました。でも君たちに会ったのは10日に満ちません。
先生は万葉集を愛する文学青年。万葉集は、奈良時代の庶民から貴族、皇族にいたるまで、幅広い階層の人々が、
愛や恋、自然や郷愁を表現した日本最古の和歌集です。
最近では「令和」という元号の出典となったことでも話題になりました。
校長先生はおっしゃいます。「学校は生徒のためにある。生徒がいないとはじまらない」と。
先生方は君たちが学校へ通えるようになる日に備えて、日々の活動に余念がありません。
学校が再開されたら、ぜひ校長室に行ってみてくださいね。
校長室に掲げられた額。
「至誠通天」(坂本浅次郞氏揮毫) まじめに生きてさえいれば、必ず何かを成し遂げることができます。
校長室前には一鉢のカーネーションがあります。
母の日贈られることの多い花です。花言葉は色によってまちまちですが、共通するのは「愛」。
愛情あふれる家族想いの校長先生らしいお花ですね。
私の高校はこんなところ
いわき市南部勿来町。小高い丘を越えるとすぐに関東地方茨城県に行き着きます。
海岸沿いに開けた町。
しかし大きな川がゆったりと流れるデルタ地帯とは違い、海岸段丘に囲まれた狭隘な土地。
決して広い平地に恵まれないこの地で、太古の昔から、人々が生活を営んでいた。
学校の近くには縄文時代の貝塚跡や古代の菊多郡の役所跡、江戸時代の一時期、窪田藩もありました。
都会には校庭が作れず屋上で運動する学校もあります。子どもの中には野菜をスーパーでしか見たことのない子もいます。鮭は切り身で泳いでいる・・・。
歌枕ともなった「勿来の関」。関東と東北の境。都人はきっと未知の世界を思い浮かべたのでしょうか。
将来胸を張って、通った学校のこと、紹介してくださいね。
校舎南側を流れる蛭田川。昨年の大雨ではからくも氾濫を免れました。
耕作地を確保するためでしょうか。山際に人々が家を建て、生活を営んでいます。
その山と山の間に関東との交流の道があります。
安心できる場所
今年も勿来高校の職員玄関入口軒先に、ツバメが巣を作りはじめました。
ツバメは外敵の少ない人間の生活する場所に巣を作るそうです。安全なのですね。
また、『ツバメが巣をつくった家には幸福が訪れる』といわれています。
奈良時代、大伴家持がツバメの歌をよんでいます。
昔から人とツバメは共存していたようです。(『万葉集』巻19 4144)。
君たちが集う勿来高校もまた、みなさんにとって安心できる居場所でありたいと思っています。
そしてみんなが集まることで、学校全体が幸福に包まれる・・・。みんなで創り上げていこう!
まだ雛の姿やさえずりは聞こえません。もっか新居の建設中
登校日に・・・(その3)
休業中の登校日5月8日(金)の3時間目。休業中に学ぶことができなかった授業の内容を、家で自習できるようにとプリントにして先生方が配付。各教科の先生方がそれぞれのクラスを回って説明していきました。
不安はたくさんあるよね。でもふるさとの花の香りは、変わることなく君たちを迎えてくれます。
先生、教室、校舎。そして何より友だちも。
5月15日(金)次の登校日です。勿来高校はいつでもみんなのそばにいます。
先生方が課題を配付。先生方こそみんなに会えた喜びにパワーをもらいました。
登校日に・・・(その2)
休業中の登校日5月8日(金)の2時間目。体育館で行われる予定だった生徒総会と家庭クラブ総会が、
密着・密接・密閉を避けるため、各教室で行われました。
初めての試みで、事前に生徒会役員や家庭クラブ委員が先生から指導されながら、準備に励みました。
そして各クラスで役員や委員から説明を受け、意見をとりまとめる形式で進行。無事に全て可決されました。
「行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。
よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし。」
流れゆく世の中。明日も同じ日がやってくるとは限りません。
どんな局面に立たされても、みんなの知恵で乗り越えられる。そんな経験でした。
事前に打ち合わせを行う生徒会役員と家庭クラブのみなさん。
まだみんなの顔もあまり知らないのに、前で話すなんて緊張するよね。
登校日に・・・(その1)
感染症拡大防止のため、4月20日(金)から続いている臨時休業。5月8日(金)登校日に、春ののどかな日和の下、
全校生徒は久方ぶりの邂逅を果たしました。
1時間目。ホームルームでは、担任の先生が休み中の子どもたちの様子を確認するとともに、今後の生活について
アドバイスをしながら、互いの存在を確かめ合っていました。
でも何よりも、「友だちに会えた」「みんなと一緒にいる」ことへの喜びが教室全体に満ちあふれていました。
久しぶりのホームルームで、担任の先生から説明を受けています。
感染症対策としてどのような生活をすればよいのか。
先生からアドバイスされました。
満面の笑顔。その源は人と人とのつながりかな・・・
対面式を実施しました
4月10日(金)本校体育館にて、新型コロナウイルス感染症予防に配慮した形で対面式を行いました。
生徒会長からの歓迎の言葉をいただいた後、新入生よりお礼の言葉がありました。
対面式終了後に、くぼた校との対面式は新入生と生徒会のみで行い、部活動紹介も部活に所属している生徒
と生徒会、新入生のみの縮小した形で行いました。
今週からの授業も感染拡大防止に配慮し行って参ります。保護者・地域の皆様にはご理解とご協力のほど
よろしくお願いいたします。
令和2年度入学式
4月9日(木)本校体育館にて、令和2年度入学式が挙行されました。ご来賓並びに保護者
のご列席のもと、39名の新入生を迎えました。
今年度は新型コロナウイルス感染症予防に配慮した形での式となりました。
高校三年間はあっという間です。一日一日を大切にし、本校の校是「知性と自律」を実践できる
人を目指しましょう。
学校再開に当たっての教育長メッセージ
臨時休校開始から1か月以上が経過しました。福島県内でも新型コロナウイルス感染拡大する中ですが、
本校では、新型コロナウイルス感染症予防の取り組みを行いながら4月8日(水)の2・3年生始業式、
4月9日(木)の新入生入学式に向けて準備を進めているところです。
さて、4月3日付で福島県教育長より臨時休校に関するメッセージが発表されました。
ご確認をお願いいたします。 → 学校再開に当たっての福島県教育長メッセージ.pdf
PDF書類のため、開けない場合は福島県教育委員会ウェブサイト(https://www.pref.fukushima.lg.jp/site/edu/message2.html)より確認お願いします。
学校の臨時休校に関する教育長メッセージ
臨時休校から1週間以上が経過いたしました。先日3月11日は東日本大震災から9年目
であり、生徒の皆さんも改めて震災当時の生活を振り返り、日頃の防災への備えの大切さを
感じていることかと思います。
さて、3月12日付で福島県教育長より臨時休校に関するメッセージが発表されました。
ご確認をお願いいたします。
教育長メッセージ(児童・生徒の皆さんへ-学校の臨時休業に関する福島県教育長メッセージ-).pdf
PDF形式の書面のため、開けない場合は福島県教育委員会のウェブサイト
(https://www.pref.fukushima.lg.jp/site/edu/message.html)より確認お願いいたします。
また、同様の文書を近日郵送される成績票と共に送付しますので、ご確認いただければ幸いです。
レシピ伝達講習会 in なっくる
2月8日(土)に「交流スペースなっくる」内のnacoroキッチンにてレシピコンテスト
グランプリメニューの伝達講習会を行いました。
こちらでも2月14日~23日まで提供されることが決定しました!ぜひともお立ち寄りください。
第3回 高校生レシピコンテスト グランプリ獲得しました!
1月25日(土)いわき農林事務所主催の「第3回高校生レシピコンテスト」2次審査に
おいて、勿来高校1年生がグランプリを獲得しました。
今年度はいわき市産のトマト、きのこ、ネギ、Iwaki Laiki(米か米粉)を材料にした料理が
テーマでした。家庭クラブ・有志の生徒たちが毎年参加し、今回の受賞によって3年連続
のグランプリとなります。
「フレッシュトマトのなめらかミルクプリン」
生徒たちが放課後遅くまで、何度も調理やプレゼンの練習を重ねました。今回の結果は
その賜物だとおもいます。今回の経験を活かし、生徒たちがさらに学校生活を充実したものに
してくれることを願います。
未来の県知事選挙(2学年)
1月24日(金)5・6校時 いわき市選挙管理委員会・いわき地方振興局の協力を受け、
本校・くぼた校の2年生を対象に、未来の県知事選挙を実施しました。これは、DVD映像で
大学生の候補者の復興施策を聞き、県知事として私たち高校生の思いを実現してくれそうな
候補者に投票するという、選挙の一連の流れを体験する学習です。
学校内に投票所を再現し、受付ー投票ー開票を、生徒たちそれぞれが役割をもって体験しました。
選挙権年齢の引き下げにより高校三年生の中に有権者がいるようになり、さらに2022年には
18歳から成人とみなされます。勿高生たちが投票の形で自分の意志を示せる、立派な大人に
なってくれることを期待します。
シートベルト安全講習
12月18日(水)の5校時、3学年の生徒たちは、JAF様といわき南署様のご指導の下、
シートベルトコンビンサーに乗車し、時速5キロでの衝突体験を行いました。また、暗い
場所での反射材の効果を「リフレクBOX」で確認しました。
シートベルトの正しい装着方法は、日頃運転をしている大人でも意識することは少ないかも
しれません。
今回の講習は、自動車学校に通い始めた生徒にとって非常にタイムリーで、ドライバー
としての安全運転意識を高めることができました。
金冠塚古墳の見学(日本史B)
12月16日(月)2学年の生徒たちは、日本史Bの授業の中で、金冠塚古墳の見学に行きました。
髙木先生の解説によると、13人分の人骨が出土していることから追葬や重葬が行われていたと考え
られる円墳で、横穴式石室を持つこと、須江器などが出土していることから、「古墳時代後期」の古墳
だそうです。
古墳に建てられた鳥居の前で礼をし、お社に手を合わせた生徒たちは、横穴式石室の中をのぞき、
スケッチをとりました。また、古墳や途中の道路のゴミ拾いも行いました。
地域について学び、地域の美化活動も行う実りの多いフィールドワークとなりました。
パラリンピック競技の理解と体験(勿来・くぼた合同)
12月12日(木)の5・6校時 いわき支援学校くぼた校主催により 公益社団法人福島県障がい者
スポーツ協会 増子恵美様、丸山内雄大様をお招きし、障がい者スポーツの体験とご講演をいただきました。
勿来・くぼたの生徒が、6人1チームとなり、ボッチャを体験しました。東京2020パラリンピック
でも実施されるこの競技は、「床の上のカーリング」と呼ばれます。わかりやすくも奥深いゲーム性
を持つボッチャに、生徒たちは真剣に取り組んでいました。
その後、増子様よりパラリンピックの精神や成り立ち、ご自身が取り組まれていた車いすバスケット
ボール競技について、お話しいただきました。特にパラリンピックの父、ルードヴィヒ・グッドマンの
「失われたものを数えるな 残されたものを最大限に生かせ」は、生徒たちの心にひびくメッセージ
となりました。
福島県生徒理科研究発表会(理科研究部)
11月23・24日に、日本大学工学部で行われた「第32回福島県高等学校生徒理科研究発表会」
に参加してきました。
大会では「高校でも可能!?クラゲの飼育」というタイトルで、今年度より始まったクラゲ飼育の
経過についてポスター発表を行いました。丁寧な発表、質問への返答を行い、練習の成果を発揮
することができました。
3年生にとっては最後の大会となりました。今後は1年生の部員達に、先輩方の研究を受け継いで
もらうことを期待しています。
1学年”職”体感ツアー
11月15日(金)、いわき市が主催する”職”体感ツアーに参加してまいりました。一年生として
初めて参加する今回のツアーでは、エリエールプロダクト株式会社福島工場と遠野興産株式会社
岩石工場ならびに山田第二工場を見学させていただきました。
エリエール福島工場では、工場内の見学だけでなく、会社の概要や製造工程について、動画を用いて
説明していただき、さらにポリマーを用いた吸水実験も体験させていただきました。
遠野興産では、木材を加工製品化することで、地球温暖化防止の一役を担っているというお話を伺い、
社員の方たちの仕事に対する誇りとやりがいを感じることができました。また、本校の卒業生が
活躍している様子を実際に目にすることができました。
今回の”職”体感ツアーは、生徒たちにとって自分の進路についてより深く考える良い機会となりました。
2学年進路ガイダンス
11月15日(金)に、2学年を対象に進路ガイダンスを実施しました。今回の進路ガイダンスは、
生徒の進路希望に合わせて、大きく進学と就職に分かれて活動しました。
進学希望者は、希望する各分野の大学、短大、専門学校の先生に来校していただき、直接お話を聞き、
体験的な学習をさせていただきました。就職希望者は、ライセンスアカデミーの講師の先生から、
働くことの意義や就職試験に向けての準備、企業を選ぶ際に注目してほしいこと等の内容をお話し
していただきました。
来年の進路実現に向けて、貴重な情報収集の機会となりました。
2学年”職”体感ツアー
11月8日(金)、いわき市が主催する”職”体感ツアーに参加してまいりました。今回は
日産自動車株式会社いわき工場と株式会社ワンダーファームを見学させて頂きました。
日産自動車では、会社の概要や製造工程について、動画を用いてわかりやすく説明して頂き
ました。また、工場見学では普段見ることのできない工場の内部を見学させて頂き、エンジン
の製造工程について理解が深まるとともに、職場の雰囲気を肌で感じることができました。
ワンダーファームでは、トマト栽培に関する説明をして頂きました。トマトに対する様々な知識や
熱い思いを感じました。また、トマトの試食までさせて頂き、貴重な体験をすることができました。
今回の”職”体感ツアーは、生徒にとって今後の進路選択の参考になる有意義な時間となりました。
修学旅行最終日
最終日は、各家庭から久米島空港に集合し、離島式を行いました。お世話になった民泊先の
みなさんに感謝の気持ちを伝え、三線の音色に合わせて一緒に踊り、別れを告げました。
久米島空港を出発し、那覇で乗り継ぎ、羽田空港に到着しました。
その後は、バスで無事に勿来町に帰ってくることができました。
今回の修学旅行では、沖縄の離島である久米島に渡り、民泊を通して、人の出会いや沖縄の文化
を直に体験し、理解を深めることができました。今回、生徒たちが体験したことが経験となり、
財産になることを期待しています。
生徒が見せる疲れた表情の中にも、充実感が見られ有意義な修学旅行となりました。
最後に、今回の修学旅行でお世話になったすべての皆様に、感謝申し上げます。
ありがとうございました。
修学旅行3日目
今日の久米島は天候に恵まれ、海の色が透き通っています。
各家庭に分かれていた生徒たちが再び集合して、砂浜だけの無人島「はての浜」に向かいました。
はての浜では、シュノーケリング、バナナボート、グラスボートに分かれてマリンスポーツを
体験しました。今までに見たことない海の透明度の高さと、魚の多さに感動しました。
お昼は、イーフビーチホテルにて、久米島そばをいただきました。その後、ビーチでの昼休みを
はさんで、また各家庭に分かれて体験学習を行いました。
明日の朝は、久米島空港に集合し福島へ帰ります。
修学旅行2日目が終わりました。
フェリーに乗ること3時間半、無事に久米島の兼城(かねぐすく)港に到着しました。
港では、民泊先のみなさんに温かく迎え入れていただき、入島式を行いました。
その後、各家庭に分かれて体験学習を行いました。生徒たちは、パークゴルフや釣り、
観光名所を回り、一緒に夕飯を作るなど、充実した1日を過ごすことができました。
明日は、午前中にマリンスポーツ、午後は各家庭で体験学習を行います。
修学旅行2日目
2日目が始まりました。体調不良者も出ず、順調なスタートを切ることができました。
朝からフェリーに乗り込み、久米島を目指します。